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未解決事件簿22:国内メディア・報道機関へのアポなし訪問、サンデー毎日のS記者の対応

前回はX病院が僕たちの行先を把握する手段として考えられる可能性とそれらを防ぐ方法に関して考察しました。
 
これまで訪問した弁護士、国内メディアは誰もが嘘をついて僕たちを騙してでもX病院を徹底ガードする立場をとっていました。これはX病院が事前に僕たちの訪問先に接触し、先手を打って事前工作をしていなければ考えられないことです。
 
僕たちは弁護士、国内メディア等、どこへ行く場合にも、事前に電話やメールで事前にアポイントを取っていましたが、病院側が僕たちの行先の情報を入手するとすれば、この電話かメールの違法傍受が最も考えられます。
 
つまり事前に通常のメールや電話でアポイントを取ってしまうと、その情報を元にX病院に先回りされて先手を打たれてしまうということです。
 
このことから、行先に関する情報をX病院に把握されずに弁護士やメディア記者に訪問する方法は、「X病院に把握されない方法でアポイントを取る」か、「アポイントを取らずに訪問する」かの2択しかないことになります。前者の「X病院に把握されない方法でアポイントを取る」は凄腕ハッカーなら可能ではあっても僕にはハイレベルすぎて到底不可能でした。しかし「アポイントを取らずに訪問する」ことは可能です。そこで、今回は「アポイントを取らずに訪問する」作戦を選ぶことにしました。

アポなし訪問1回目(2016年2月22日)

貴重な平日の休みを利用して、アポなし訪問1回目を決行しました。
なるべく目立たないようにマスクをして玄関からではなく自宅の庭側の窓から外に出て外から雨戸を閉め、高い塀を飛び降りて最寄りの駅まで30分間歩きました。途中、時々後方を振り返って尾行があるかどうかを確認しながら速足で急ぎました。電車でも尾行をまくために、降りる予定のない駅で時々降りて、走って他の車両に飛び乗るなどのフェイントもかけました。
 
都内に出てからは徒歩とタクシーで移動しました。
 
今回選んだのは、週刊新潮・新潮45(新潮社)、週刊文春(文芸春秋)、週刊ポスト(小学館)、毎日新聞社、サンデー毎日でした。

新潮社:記者不在、事前のアポイントが必要

週刊新潮、新潮45はいずれも記者不在とのことで、受付で電話番号を教えていただきました。そこにかけましたが、いずれも連絡は取れませんでした。先の予定が詰まっているため、新潮社は一旦断念して先を急ぐことにしました。

文芸春秋社:記者不在、事前のアポイントが必要、取材お断り

文芸春秋社の正面入口を入って左側の受付で「是非取り上げてほしい大事件があるため、話を聞いていただきたいのですが・・・」と説明すると、ここも現在は記者不在とのことで、取材のためには事前のアポイントが必要と言われました。そこで編集部の電話番号を教えてもらい、入口付近にある公衆電話から編集部にかけて取材をお願いしたい旨、懇願しましたが、「事前の検討が必要ですので郵便物で資料を送って下さい」と言われました。僕たちは「郵便物が傍受される可能性が高いため、その方法が使えず困っているので、どうか助けてほしいんです。話を聞いていただければ、天地がひっくり返るほどの大事件です。これは保証できます。どうかお話だけでも聞いていただきたいんです。よろしくお願いします。」と絞り出すような声で懇願しましたが、にべもなく断られました。この冷たい対応には大変傷つきました。

小学館:週刊ポスト、事前のアポイントが必要、後日予約では100%失敗と考え断念

次は小学館の週刊ポストに行きました。「大事件の取材、告発をお願いしたい、話を聞いていただきたいと思いまして、こちらに来ました。事前予約が取れない特殊な状況でして、予約なしで来てしまいました。本当に申し訳ありません。もし記者の方がいらっしゃったら、話を聞いていただきたいのですが・・・」と言うと、「記者に話を聞いてもらうには事前のアポイントが必要です」とここでも全く同じことを言われました。「それができないから困っているんです」と涙声で訴えると、受付の人が記者に電話をつないでくれて記者を話をすることができました。
「今日の今日は難しいですが、後日予約を取ってもらえれば対応することはできます」とのことで、一応、記者の電話番号だけ聞いておきました。しかし、ただでさえ尾行されている可能性が高いこの状況で、後日出直すと既に先手を打たれてしまう可能性が高いため、ここも断念せざるを得ませんでした。
 
このように「アポイントなしでの訪問」というのは訪問時に記者が在社しているかどうかによって明暗が分かれてしまい、「賭け」になってしまうというのが最大の難点ですが、X病院側が手を打つ前に訪問・相談するというのが最優先事項ですから、この難点は受け入れざるを得ませんでした。

毎日新聞社:社会部H記者、最悪の対応

次は「毎日新聞社」に向かいました。「毎日新聞社」の入口は地下鉄駅の地下通路とつながっており、その通路に受付があり、2人の女性が横に並んでテーブルの前に座っていました。その1人に話しかけました。僕は「実は過去に大事件があり埋もれたままなのですが、その事件について調査・取材をお願いしたくて来ました。お願いできますか?」と尋ねました。
 
その女性は目の前の電話の受話器を取り、電話をかけていました。電話が終わると「あのエレベーターで4階まで上がって出ていただければ、社会部の記者がおりますので、その記者にお話しいただければと思います」と話しました。
 
言われた通り、僕は奥のエレベーターで4階まで上がると、Hと名乗る女性記者が現れました。この人は初めから僕の話に聞く耳を持ちませんでした。「話を聞いていただければ、いかにすごい大事件か分かっていただけると思いますので」と言いましたが、「時間がないので手短にお願いします」とのことで、この人は終始そわそわしていました。僕の話を聞いても首を傾げたり、顔をゆがめたり、そわそわしたりと、真剣に話を聞いてくれませんでした。「偽者弁護士」、「偽者警察官」、「死体検案書の捏造」というキーワードに、H記者は顔を歪め、不快感をあらわにしていました。
「ここに資料をお持ちしましたので、受け取っていただいて、是非、記事にしていただきたいんです」と懇願すると「お断りします。これはお返しします」と突き返してきました。
「いえ、せっかくここまで持ってきたので、受け取るだけでも受け取って下さい」と僕は頭を下げてお願いしました。
何とかその人に押し付ける形で資料を渡し、記事にしてほしいとお願いしましたが、この人は顔を歪めるばかりで、最悪の反応でした。
この資料は開封された形跡もなく、翌日そのままの形で自宅に返送されてきました。

サンデー毎日S記者、事件の内容に興味を示すも、その後、無反応

そのまま徒歩で「サンデー毎日」へ。オフィスはテナントビル内のワンフロアにあり、エレベーターでそのフロアに上がり、通路を歩いている男性に話しかけました。「実はある事件について話を聞いていただきたいのですが」と話すと、「告発ですね。少々お待ちください」と言って、突き当たりのドアの中に入っていきました。そのドアの中がオフィスのようでした。
 
それと入れ替わりで、Sと名乗る女性記者が同じドアから出てきました。オフィスとは別の、会議室のような広い部屋に案内されました。
 
僕は事件の概要について説明しました。するとS記者は「このI先生(父のカテーテル治療で事故を起こした当時後期研修2年目の医師)というのは、どこかで聞いたことがあるような気がします」と言っていました。やはりこの人は医療事故の常習犯(今で言う、脳外科医 竹田くんのような)なのでしょうか。
S記者は「すごい事件ですね。これほど事実が明らかな大事件が5年間も解決できていないなんて、信じられないです」とも発言していました。「ただこの事件を記事にするには調査が必要ですので、今後、連絡を取り合って詳細を詰めていきたいと思います」と話していました。
「それはそうですよね。ただ、X病院側が僕のメールや電話などの通信を監視しているようなんです。この事件がこれまで解決できていないのは、そのためだと僕は考えています。X病院に知られずに連絡を取り合う良い方法があればよいのですが・・・」と僕は相談しました。
S記者は「それなら、送り元としてこちらの社名を書かず、私の個人名のみ記載して、郵便で送るというのはどうでしょうか?」と提案してきました。
僕も他に良い方法が思い浮かばなかったこともあり、「それなら、それでお願いします」と折り合いました。
 
今回のこのアポなし訪問1回目での一番の収穫は、この「サンデー毎日」と考えました。後から考えれば、この時点で、ここにもX病院側の手が回っていた可能性が高いと考えられたのですが、当時としては、X病院に知られない方法で満を持して訪問できたと自信を持っていたため、今後の展開に期待していました。
 
しかしその後、全く連絡がなく、僕は「サンデー毎日」2回目を含めて、アポなし訪問2回目を決行することにしました。
 
次回はアポなし訪問2回目の様子、状況についてお話しします。
 
追記①:最終目標は病院・医師の実名報道
僕の最終目標はこの事件を明るみに出して、この病院・医師の実名報道を実現することです。メディア関係者、記者、ジャーナリストの方でこの事件に興味があるという方がいらっしゃいましたら、是非、ご連絡いただきたいと思います。また知り合いにそのような方がいるという方は、是非、知らせていただければ誠に幸いです。 
 
追記②:「フォロー」と「スキ」のお願い
この事件に興味がある、この病院・医師が許せない、この病院はどこの病院なのか気になる、実名報道まで見届けたいと思われた方は是非、「スキ」と「フォロー」をよろしくお願い致します。

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