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映画:沈黙 -サイレンス


制作年:

2016年

制作国:

アメリカ

キャスト:

セバスチャン・ロドリゴ神父 /アンドリュー・ガーフィールド
フランシス・ガルペ神父 /アダム・ドライヴァー
通辞 /浅野忠信

あらすじ:

江戸時代の長崎が舞台。師であるフェデイラが棄教したと聞き、安否確認と真偽を探るため、弟子のロドリゴとガルペは長崎へやってくる。

途中、外国語が堪能な日本人キチジローと出会い、その手引きの元たどり着いた日本は、想像をはるかに超えるほどのキリシタンの迫害の地だった。身を隠しながらも、フェデイラを探す二人。激しい弾圧のさなかにも、敬虔なクリスチャンは存在し、彼らに布教をし、親交を深めていった。

しかし、次第にその存在が幕府にも見つかり、捕らえられ、隠れキリシタンである村人たち同様牢獄へ入れられてしまう。目の前で信者たちが処刑されるのを見ていくうちに、ロドリゴはなぜ神が沈黙しているのかと苦しむようになる。

共に長崎へ来たガルぺも捕らえられ、ついには…。厳しい迫害によって人々の信心が動揺し、また、奪われていく。ロドリゴが葛藤の末に出した答えとは。

レコメンド(MAX5つ星):★★★

感想:

遠藤周作の小説が原作で、名監督マーティンスコセッシがメガホンを取った作品。中高大とキリスト教であったことから、キリストの歴史についてはやや知識のある方だと自覚しています。在学中からクリスチャン映画にも親しみがあったのですが、過去の自身ライブラリーの中でも1番くらい心がきゅううっとなる作品でした。

何と言っても、迫害シーンが大きなスクリーンで見たこともあり、超痛い。そして目をそむけたくなるような残酷さ。でも、それが実際にあったことなんだなと直視して、案の定胸にずーーーんときました。

終始ヘビーなテーマですが、飽きることなく最後まで観られました。観終わった後は目の前の世界が、勝ち得た自由で構成されたものにこれまで以上に見えてきました(まだまだ不自由さももちろんありますが

とくにこれといった盲信していることは宗教含めないですが、ここまで人を白黒はっきりに分けさせる人間の心理が何より狂気に感じた作品でした。個人的な胸の重みが長引いたので星3つです。

自分に役立ちそうなこと:

・異な存在を理解or認めて共存しよう!

・自分も群衆の声に取り込まれないか!

・判断しなくて良いこともたくさんある!

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