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心の中から込み上げた怒り③~自分を大切にする事が相手を大切にする事に繋がる~



その翌日に、再配達を依頼して、結局、届いた郵送物は全く別人からの小包みでした。
... ... ... 私の勘違い、思い込みでした。
勘違いだった事に、ホッとしました。
ただ、この後にやっぱり父親から届くのではないかと、しばらくそう思いながら、その後の数日を過ごしました。今日現在、父親からは何も届いていません。


身構えていたので、私が感じた怒り、これを、今、両親に伝えなくても良いと、拍子抜けしました。
そして、少し笑えました。私の思い込み、自分の思考の癖を、目の当たりにしたからです。私は私の思い込みで、ものすごく怒ってしまいました。
先日、再会後に気づき感じた、両親への気持ちも、私の本当の気持ちです。
今日の記事に書いたこの気持ちも、本当の気持ちです。一見相反するような気持ちの、どちらも持ち合わせている本心で、どちらも大事な気持ちです。両方の気持ちの根っこは、たぶん愛情だと思いました。
怒りの気持ちは、今現在両親には伝えていないし、将来的にも伝えるかはわからない気持ちです。でも、私の心の中に、はっきりとあり、再度強く感じた大事な気持ちでした。


なぜこんなにも強く、速く、怒りが湧いたのだろう?と思いました。
私は幼少期の生育環境の影響で、"自分”という存在が無く、自己が確立してなかった為に、何が自分にとって嫌な事かもわからず、あまり怒りを瞬時に感じる事がありませんでした。
でも、今回の私の内側からの反応は、とても速い感覚でした。
帰省した後、数日でのタイミングでの不在票、が発端になった思考で、私は大事にされていない、私は無価値に扱われる存在なんだと、何回も感じた過去の記憶に繋がりました。
その記憶から湧いたのは、無価値な扱いに対する正当な怒りで、それは、今、自分が自分の事を、心を、大事に大切に扱おうとしているからこそ持てる気持ちでした。
私の中の、"自分"という個の感覚が以前よりも育っていて、自分が自分を大切にする、という気持ちが育っている事を自覚出来ました。
私が子供の頃に忘れてしまった感覚、ありのままの、そのままの自分を自分で大切にする。そういう自分になれて(戻れて)来ているようでした。それはきっと大事な事で、喜んでいい事だと思いました。


そして、自分が自分の事を大切に出来るようになると、自分と関わる相手の事も大切にする気持ちに繋がっていくと感じました。
本当に、記事にする事を躊躇う位、恥ずかしくも感じる勘違い、思い込みからの激しい感情の起伏の1人芝居でしたが、それでも記録し伝える事で、もしかしたら、必要な誰かに僅かでも何かが届くかもしれない、と思いました。


以前より、"自分"が持てた事により、今後は、時々、本当に心身に無理のない範囲で、帰省出来ればいいと、そう思っています。
虐待は、一切容認出来ない事です。その気持ちは変わりません。自分の気持ちに無理をして、両親との距離を縮めようと、そういう気持ちも持っていません。
ただ、父親が、繰り返し、私に出版物を送って来ていた事は、今回心の中深くから怒りを思い切り吐き出した後に、それは父親なりの、もう私に対して他に出来る事がないからという気持ちでの、(歪んでいるし間違っていますが)愛情表現だったのだろうかと、ほんの少しずつですが、考えられてきています。


父親の生き方は、今までも、今も、これからも、父親の課題です。父親本人の課題。だから、私が父親の事を思いやり、愛情を持ち、父親の経験や気持ちに思いを寄せても、私の軸は、もうブレないようにと思っています。
生き方は、私含め個々、本人の課題。母親に対しても、妹に対しても同じように思います。
あくまでも、お互いに自立した、個人と個人との関わりで、助け合い、尊重し、支え合う。
私の両親、妹。今世では、たまたまこういう配役で、それぞれがそれぞれの学びの為に、家族として関わった大切な人達かも。と、なんだか、そうも思います。


先日、妹には、電話で、両親に会った事を話しました。今の妹に伝えられる範囲で、私の気持ちを伝えました。

もしも、これから先に、今日書いたような気持ちを、もしも両親に話す事が必要になった時には、冷静に、両親に伝わりやすいように言葉を選んで、言い方を柔らかくして、説明するように伝えなければ、と思っています。肉親だと、どうしても、つい感情的になってしまいがちですが...。
必要が無いのなら、伝えないまま、になるかもしれないとも思っています。その時と場合の状況で、伝える事も、伝えない事も、どちらも愛情なんじゃないか...と思います。
個々それぞれの生き方や、信じる物事等を、否定する事は無く、考え方や価値観が違う部分はありながらも、お互いに尊重して、個人の尊厳を大切にして、可能な関わり方で関わる事。
私と両親、妹との関係性、そこからの学びはまだこれから続くと思っています。



千の夜と一つの朝/Ellis



最後までお読み頂き、
ありがとうございました。





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