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【留学日記】バスに乗っていて垣間見えたアメリカの社会問題

今回はアメリカの交通事情について話していこうと思います。

車社会アメリカ

想像以上に車社会でした。
もちろん一部の大都市は発達した地下鉄がありますが、普通の都市なら繁華街を除いては必ず車が必要になると思います。真昼でも道に歩行者がほとんどいません。

学生でも自分の車を持っている人が多い(割合は体感60〜70%ほど)です。キャンパスには大きな駐車場が何個もあります。

これはごく一部。もっともっと駐車場が広がっている。
寮の前にも車がずらり

そこで留学生の私はどうするのか。
基本的にはルームメイトや友達に乗せてもらっています。
ただ、時間があれば一人でふらふら色んなところに行くのが好きな私は結構バスなどの公共交通機関を利用していました。

アメリカのバス事情

VIAと呼ばれるバスとVIA Linkと呼ばれるUberのようなカーサービスは1回数ドルで利用できるものです。私が通っていた大学の学生は無料で、他にもシニア割引などもあるようでした。

バスの車内はこんな感じ。

いつもガラガラに空いてて物悲しい

特に不満を感じることがなかった*ので週1、2回ほど利用していました。

*後から思い出しましたが、ほぼ確実に遅れて来るというのが若干気になります。(もはやそれに慣れてしまって忘れてた)

そんな私が感じたこと。
まず乗客のほとんどが有色人種です。日本と比べて全体的にカジュアルな服装をしている人が多いのではっきりはわかりませんが、乗客の身なりからはそんなに裕福な人はいないだろうなと感じました。
あとは、たまに貧乏ゆすりがひどい人や奇声のような大きなあくびをする人、タバコ臭い人など異常な人も見かけました。
今考えると治安はそんなに良くなさそうですね。ただ、危険な目に遭ったことは一応まだないです。そもそも誰も他の人を気に留めていない感じ。普段はフレンドリーな人が多いので不思議です。

そして、スペイン語のアナウンスが流れること。
ヒスパニック系の移民が多いところなら当然では?と思うかもしれません。
しかし違います。普段、街中でスペイン語の標識やアナウンスはほとんどありません。そんな中でバスでスペイン語のアナウンスが流れるということはつまり、
それほどヒスパニックがバスを利用する割合が大きい 
≒ 白人がバスを利用する割合が小さい

ということを表しているのです。

これらのことから分かったのは
車社会アメリカでバスを使う(=車を買えない)のは有色人種
そんなアメリカの社会構造です。

私はここで働いたこともなければ滞在期間はたったの数ヶ月。詳しいことは分かりませんが、人種による賃金格差、労働格差などが今でも残っているのかな〜と感じた瞬間でした。

📍おまけ

クリープ現象で進んでいく車

イルミネーションすらも車で移動するスタイルでした。

もはや車は足も同然。。。

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