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⑧移住・古民家改修で大変だったこと

今回は移住・古民家改修にあたって大変だったことについて書いていきます。
とはいえ、やらなければならないことでもあり“いかにして楽しくできるか”が肝心なのでそのポイントも盛り込んでいきます。


1.既存残置物の処理

こちらは、古民家取得にあたってどういう状態での引渡しになるか事前に確認しておいた方が良いことのひとつかもしれません。大抵は現状のまま引渡しになるケースが多いですが、まちによっては持ち主と取得者の双方に対して処分に関する補助金がでたりすることもありますのでうまく利用すべきです。
自身のケースでは、まず持ち主さんのできる範囲で片付けをしていただき、その後の残置物の処理や掃除など、解体工事がスタートできる段階までは自分で行いました。

建物が4棟(母屋、蔵、倉庫、豚小屋)あったため、それら全てをある程度きれいにするのには中々時間を要しました…。協力隊に着任前後の2ヶ月間はほとんどその作業に費やした気がします。スタートダッシュの際には超強力な助っ人に参戦いただき、母屋部分をすっからかんにすることができました。1人で作業をしていると行き詰まることもあるので、時々人に協力してもらい交流するのは楽しく息抜きにもなります。

強力な助っ人の皆さん

ちなみに、残置物処分にあたっては近くの清掃業者に8tのコンテナを設置してもらい、一杯になったら回収してもらう方法にしました。

満杯になったコンテナ

初日で満杯になり、その後も何度か利用しました。業者にお願いして全て処分してもらうという方法もありますが、再利用できるものがないか選別していきたかったためこの方法を採用しました。
コンテナは混載で、薬品など危ないものを除いてまとめて処分可能。費用は回収費含め10万円/箱程度でした。

スタートがちょうど夏場であったため、毎日汗だくになりながら粛々と作業していきました。農薬など処分できないものもありましたが、リメイクすれば使えそうな引出しや木材など良いものに出会うこともあるので、それを楽しみに手を動かし続けました。

中々終わらない片付け
処理できない農薬
左奥に置いてあるのが既存物で再利用した引出し

工事のビフォアアフターも圧巻ですが、残置物スッキリアフターも自分としては中々に見ものです笑

母屋(ビフォア)
母屋(アフター)
倉庫(ビフォア)
倉庫(アフター)
蔵1F(ビフォア)
蔵1F(アフター)
蔵2F(アフター)

2.不法投棄

住みはじめてからもコンテナを利用して、敷地の林に不法投棄?されたものを回収したりもしました。住んでいる地区内を歩いてよく分かったのですが、不法投棄が多く今後は地区の課題として解決していかなければならないことだと感じました。里山にすみはじめると、そういったことに結構敏感になります。自分の住むエリアを他者によって汚される。自分の感覚からするとそんなことをする意味が分からないのですが、実際に起こっているのが現状で、どう対処するかきちんと考えて対策していきます。

美しい里山

3.外周りの整備

建物が片付くと次は外周りです(と言いながら同時に進めていましたが)。これに関しては住みはじめてからも整備し続けることが前提ですので、どれくらいの大きさの庭や農地を取得するのか把握しイメージしておくと良いかもしれません。ここは敷地が5000㎡以上あるため、草刈などはもうくらしの日常になりつつあります笑

敷地北側

家づくりの最中は、近接したところに木が多く植っており、影を落として暗くなっていたため、知り合いの木こりさんにきてもらいチェーンソーの使い方などのレクチャーを受けて、自分で整備できるようなスキルを身につけていきました。移住するまでは草刈機も初心者でしたが、すぐに慣れるものですのでご安心を。
住みはじめてから畑をはじめたり、焚き火スペースも整備しました(時々で強力な助っ人を召喚笑)。整備することでできることが増えていくのも楽しみのひとつです。既存の庭木も季節を感じられるよう様々な種類が植えてあるためそのまま残して、剪定を両親にお願いしています。

焚き火スペース

今後は家のコンテンツを増やしていく予定で、まずはサウナとゲストルームをつくろうと考えています。外周りは時間をかけてゆっくり整備していくので、人を呼んでお手伝い頂いた後にもてなせるよう内と外のバランスをとりながら充実させていこうと思っています。
チェーンソーを使ったり畑づくりをしていると、土地を耕している感触があり、自然に囲まれて生活すると徐々にそれらをみる解像度が上がっていっている気がします。都会に住んでいることで鈍っていた感覚が回復しているとも言えるかもしれません。普段の仕事はほとんどがデスクワークですが、ちょっとした休憩に家の周りを散歩すれば簡単にリフレッシュすることもできます。この分野に関してはまだまだ勉強不足のため、身体を動かしながら少しずつ身につけていきたいです。

次回は古民家くらしの楽しみついてお話しようと思います。

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