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バランスを取ろうとしてしまうね

バランスを取ろうとしてしまうね。

いつだって、あっちにもこっちにもいい顔して、
いつかその責任をとる日が来るとも知らずに。
仕事が終われば他人同士、人生が終われば他人同士なのに、
嫌われることを恐れてしまう。

結局誰の味方でもないから、誰も味方にならない。
一歩踏み出す勇気もないのに、誰かが来るのを待っている。

自分の人生を生きたいと思う。
でもそれは、誰かを傷つけることではない。
すると途端に、幾千もの顔が浮かんで、僕はまたバランスを取ってしまう。
そうしないと立っていられないような気がして。

いつからか他人の価値観の中で生きるようになった。
良い、悪い、自分で決めないのがどんなに楽か。
決断には勇気が必要だから。
でもいつか、その責任を負う日が来ると思う。
無意識かもしれないけれど、君はそういう決断をしたのだから。

人生には、嵐も荒波も、逆風もなくて、
本当は重力すらないのかもしれない。
上も下も、左も右もなくて、
ただ漂っているだけなのだとしたら、
バランスをとることに一体何の意味があるんだろうか。

ああ、気づいてしまった。
いや、でもとっくに気づいてたよ。本当は。
気づかないふりしてただけでしょ。
取り返しがつかなくなる前に、どうにかしたほうがいいよ。
誰も責任とってくれないよ。


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