私は、亡くなった母のところに早くいきたいと
この3年考えていたが
中々向かう機会がない。

そして、先月北海道へ行った際
ぼんやりと思った。
もう、これは生きていくしかないな。
となると、心身ともに強くあらねばならない‥

と覚悟をしていたはずなのに、あー来たか、ついに来たかー。
このタイミングかー。
人生で出会って良かった１０人を考えたら
ちょうど１０人。
ああ、十分だ。
嫌なことは沢山あったが、悪い人生ではなかった。
（良かったとは言わない）

まぁ、このタイミングなら美人薄明だな。

となると、手記と暴露版と
メディア化された際の
キャスティングNGリストも作っておかないとな。
ニュースにはならないが、
ネットニュースくらいにはなるだろう。
葬儀に呼ぶ人、お別れの会、
色々考えた。
遺骨は、母の遺骨と共に樹木葬に納骨。
考えた。これで良い。

が、検査の朝眠れず
過ったことは
『父と叔父と彼を遺して先にいけない。
このおっさん３人は、私より弱い。
私が死んだら、孤独で哀しくて寂しくて高齢者詐欺に遭う。絶対。』

そう、生きなければいけない理由が私にはあったことに
気がついた。
遺せない。

しかし、いかなる結果も受け入れよう。
考えるのはそれからだ。

結果、痔。

ゴリゴリに切れてる切れ痔。
ストレスでもなんでもない。
ただ肛門が小さいだけ。
痔。
痔。
痔。
肛門狭窄というほどではないが、小さい。
が故に、少しのことで切れる。

痔かよ、と思いながら私は少しホッとした。