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外飯の記録

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食べることが大好きだった学生時代。 食べることに狂わされ過食に陥ったフリーター時代。 そしてこの度、食べる幸せを思い出し始めた派遣社員時代が到来。
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頑固な体調不良には、ベーグル療法がいいかもしれない

今年に入ってから体調が優れず、食欲も落ちているものの、ベーグルならば常に食べたいという異様な事態に見舞われている。 10年以上ベーグルを食べていない人間に、唐突なベーグルブームが到来したのである。 そこまでゴールデンでもなかった今年のgwが呆気なく終わったわけだが、急激にハマったベーグルに心を奪われ続けている私は、このgwでついにベーグル専門店とやらに足を運んだ。 🥯テコナベーグルワークス🥯ベーグル好きで知らない人はいない、テコナベーグルワークス。食べログのパンの百名店に

チーズナン/ストレス発散/全回復

幾度となく転職経験のある私は、 「臨機応変に考えることを、最も大事にしてます」 と面接のたびに、自己をアピしてきた。 その言葉を鵜呑みに雇ってくれた会社では、持てる限りかそれ以上の臨機応変さを発揮して、目一杯働く。 ルーティンをこなすこと、ルールをきっちり守ることが苦手なので、逆にいうとそれくらいしかできない。 同じ場所に留まり続けることも苦手な私は、一定期間ちゃんと働けていることで、「もしかしてちゃんと生きれてるかも?」なんて錯覚に陥る。大きな間違いだ。 学びたいこと

元を取るのを諦めた人間のマイペースバイキング

この世に誕生した瞬間から一貫して、身体がしょぼい。それに伴い、心の方もしょぼく育ってしまった。 3歳頃から空いている左耳の鼓膜。15歳のときに手術で塞いだはずだったが、手術後まもなく空いた。今も空いたままだが、幸い大きな支障はない。 幼稚園の頃の連絡帳には、胃の不調のやりとりが散見される。謎の肛門の痛みを訴える日もあった。肛門はともかく、胃はずっと弱めだ。すぐ痛み、すぐ音がなる。度々検査したが何もないので、九割九部ストレスだろう。 当然弱いだろうと思っていた腸は、なぜか

母と「三角食べ」がしたくて、農家料理を食べにいった話

先月、母と二人でご飯を食べた。二人でゆっくりご飯、いつぶりだっただろう。私が結婚してからはほぼない。結婚とはそうゆうことなのだろう。 一品料理をどかんと食うのが好きな父と暮らしている母。普段は父が作るか、生協の出来合いの料理を食べているらしい。近況を伺う限り、おかずがたっぷりあるバランスの良い飯を、久しく食べてないのだろう。 本来、母はおかずをこまごま三角食べするのが好きだ。私も母に似て三角食べタイプの人間だ。 三角食べの良さを思い出してもらいがてら、栄養もとってもらいた

形容詞:にぼい/すごい煮干ラーメン凪

自分よりグルメな人は世の中にごまんといる自覚がある。 しかし私もnoteに自分の飯を晒すくらいにはグルメであり、このグルメな血は間違いなく父譲りのものである。 大巨漢である父の底知れぬ食い意地を、小さい頃から間近で見てきた。外食はもちろんのこと、自分が作るものもちゃんとこだわる。(ただし、洗い物はしない) 腹が減れば不機嫌になるし、満腹になればたちまちご機嫌になる。この周りを巻き込む迷惑な性質が、娘にもしっかりと受け継がれたことを父はきっと知らない。 体質なのか、最近は空

かき氷はサラダ/茶寮億万はなれ

夏は夏野菜として大活躍して、 秋はハロウィンで大注目され、 冬は冬至で大重宝されるお野菜。 そう聞いて、きっとピンとこない人はいないのではないか。言わずもがな「かぼちゃ」である。 それより大重宝って言葉が気になる人は調べてみてほしいのだが、そんな言葉は存在しない。夏と秋のテンポでそのまま冬のかぼちゃを語りたいエゴから生成された言葉である。本日も人間は、誠に勝手で自由である。 今もかぼちゃが大好きだが、今より偏った愛でかぼちゃを愛していた頃、顔・首筋・手などが黄ばんでしま

気付けばそば派でもうどん派でもある人間になっていた/宗

3〜4歳の園児時代、好物はうどんだった(らしい)。 物心がついた6歳〜7歳ごろからは早々にそば派に転向する。そこから長らく そば>うどん の人生を送っていた。 うどんも嫌いではなかったが「具合の悪いときに良いもの枠」に留まっていた。そばに関しても「うどんと比べたら好きよレベル」で、大好物とは言えるものではなかった。 高校卒業後、フリーターの道を選んだ私は、すごい速さで人生を迷走しだす。 20歳を超えたころ、生きることに真面目になりすぎて、食べる楽しみを失念。365日仕事し

日本の健康食「もうやんカレー」は、現代を生き抜くために不可欠

1997年創業の「もうやんカレー」。 創業して以来、一途にカレーと向き合い、多くの人に愛されてきたもうやん。 1994年に誕生した「とと戸」は、28年間の多くを無駄な時間として費やし、現代フリーターにありがちな職を転々とする生き様で、多くの人に期待をされず生きてきた。 かけ離れた世界で存在するもうやんととと戸、ついに交わる日がやってきた。 もうやんカレー・初来店オフィスビルの地下一階にあるもうやんカレー大手町店。 職場近くにこんなお店があったら間違いなくお昼休みにお世話に

焼き芋専門店で氷納め・芋始め/おいものおうち

芋・栗・南瓜。 大して好きじゃない人からは「女子が好きそうだね〜」と遠回しに偏見を持たれがちなほくほく食材たち。 確かに私は女子だし、芋・栗・南瓜が大好きだが、女子全般を食い物でくくられると、流石に大きな括りすぎないかと思う。 ただ、女性の方が炭水化物を求め、男性の方がタンパク質を求める性質が本能的にあるそうで、性別学的なところでは間違っていないらしい。 そんなこと言われちゃぐうの音も出ねえ。 なんか悔しい気もするけど、そんな感情などどうでも良くなるくらいに、芋栗南瓜は美味し

【上野・みはし】あんみつの最高峰

あんこをつかった甘味が大好きだ。 なかでもあんみつは群を抜いた好物であり、事あるごとに、あんみつが食いたいなどと騒ぐ節がある。 しかしあんみつは、一般的におやつ枠だ。 あまり健康体でない人間は食うもので日々整える必要がある。 身体を考えるとメイン三食に重きを置かざるを得ない。 そんなんだからメインのご飯で腹が膨れて、大抵あんみつまでありつくことができない。 ゆえに、あんみつに対する欲求解消チャンスを逃し続けている。 しかし、その日は突然やってきた。 突然の有給休暇 月

蕎麦きり みよた/自炊三昧に飽きた

在宅勤務で自己流ザッパ蕎麦を食い続けた結果、美味しい蕎麦がわからなくなってしまった可能性が浮上している。 最近何でもかんでも美味しいと言っている気がする。美味しい感度が低下している気がする。 そんな危機感を持ったわたしは急遽、リーズナブルで美味しいという表参道の蕎麦きりみよたに足をはこぶことにした。 恥ずかしながら社会に出てから、自分のお金でお蕎麦を食べたことがほぼない。少し前まで超貧困生活を送っていたので、蕎麦に限らず外食経験が少ない。 自炊は楽しいし生活をまわす上で

チーズグルメ/ハシゴ

今朝、ふと体重計の定位置を変更した。いつもより体重が少ない、なぜだ。昨日の飯を振り返るも、全く心当たりがない。さらにここ数年は体重に変化がなかったので、真っ先に体重計の不調を疑う。 家の複数箇所で体重測定したところ、毎日体重計を置いていた場所付近だけ、実体重より1.4kg増で表示されることが判明したのである。現場は床がゆがんでいる様子もなく、ごく普通のフローリング。私は朝から唖然とした。 この衝撃の事実によって、数年間キープしている体重は、私が考える理想体重より1.4kg少

異国料理/大人食い

異国料理はたまにたべるとめちゃくちゃハマる。そして大人なのでお金さえ払えば、2日連続なんかで食べに行くことができる。これを大人食いという。アンジュナの次の日、小岩のサンサールにて大人食いを遂行した。 サンサールもまた食べログ百名店に選ばれている名店だ。小岩の長い長い商店街の一角に店を構え、どでかい野菜も一緒に売られていた。こういうとき、そのどでかい野菜も写真で載せたりするとより伝わるのだろうが、残念な二流notist(noteを書く人)ということでご理解いただきたい。 ア

【新宿ガンジー】視野が広がる潔い辛さのカレー

新宿三丁目付近にある、老舗の欧風カレー、ガンジー。ちょっと一本路地に入ったところの2階に店をかまえる、リピーターが絶えないであろう名店。一度食べると、また確かめにゆきたくなる、そんな癖になる良さがある。ガンジーでしか満たせないなにかがある。 最近は「やみつきになる」だの「癖になる」だのの表現を多用するメディアが多く、何を信じたらいいか分からない時代になりつつある。(それくらい美味しいお店も増えたのかもしれないが。)もはや食に関して、信じるものは自分の舌しかない。まだ数回しか