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私はお店を開きたい。

疲れたとき、
ふらりと立ち寄ることが出来る。

美味しくてあたたかい飲み物と
優しい本に出会うことのできる場所。

白と木を基調としていて
やわらかい雰囲気のある内装。
全体的にシンプルだけれど
インテリアの小物に
なつかしさと可愛らしさがあり、
とても落ち着く。
広すぎないのもいい。
椅子のクッションはふかふかで
いくらでも座っていることができそうだ。
寒い時期には極上の柔らかさのブランケットも
提供される。

大きな窓の外に広がるのは、
たくさんの緑と穏やかな流れの川。
春には桜が綺麗に見える。
晴れていると、それはそれは気持ちがいい。
少し開いた窓から
時折、風がふわっと入ってくる。
木々の葉はさらさらと揺れる。
太陽の光が葉にあたってキラキラする。

店内には
ゆったりとした音楽が流れている。
歌詞のない曲。
題名も知らない曲。

本日のおすすめは
ほうじ茶みるく。(豆乳に変更可)
ごくたまにスープの日もある。
スープに巡り会えた日は
特別感があって、嬉しい。

注文を済ませたら
本棚から好きな本を選び、
自分の好きな席に座る。

今日のテーブルには
ジャムの小瓶に入った
淡い紫とピンクのビオラが飾ってある。

間もなくして
大きめのマグカップに
たっぷりと注がれた飲みものがやってくる。
すごく、すごくいい香りがする。

ひと口、ふた口飲む。
とっても、美味しい。

昨日のイヤな出来事も一瞬で
吹き飛んでしまう。

ようやく本をめくる。

このお店の本はどれも
心がほぐれるような
優しい物語のものばかりだ。
子供のころよく読んだ絵本もたくさんある。
本棚には
店主のお気に入り作品のみが
ラインナップされている。


ひとりのお客さんが多いので
気兼ねなくひとり時間を楽しめる。
時間を気にせず、ゆるゆると
やさしい時間を過ごす。
机が広いので勉強をするのにも最適だ。
とても集中できる。

店の奥の方には
可愛い雑貨が置いてある。
レターセットやメッセージカードなどの
紙ものが多い。
店主は手紙を書くことが好きらしい。


どれを取っても可愛くて
選ぶのに時間がかかるほどだ。
でもその分、
手紙を受け取った相手は
必ず喜んでくれるだろう。

店を出る時、
「今日のおみくじ」を引くことが出来る。
ただ、店主のお手製なので
特にご利益的なものはない。
しかも、おみくじというより
店主からの一言メッセージが
書かれているだけである。
(店主がおみくじだと言い張るので
おみくじだということにしている。)

でも、ちょっと楽しくて
毎回引くことにしている。

店を出てすぐにおみくじを開く。
「どうせ、同じ〝生きる〟なら
他の人を、素直に
応援できる人として生きたい」

うん、確かに。
今日もちょっとした知恵を
授けてもらった気分だ。

いつも笑顔の
店主の顔が浮かぶ。

なんだかちょっと疲れてしまった人、
ゆったりとした時を過ごしたい人へ
ひと休みできる場所を提供したいという
思いから、このお店をつくったと
店主は話していた。
店主自身も心がいっぱいいっぱいになって
真っ黒な世界しか見えなかった時期が
あったのだという。


また、来ようと思う。
私のお気に入りの場所。

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以上、私が作ってみたいお店でした☺️🌸

作りたい〜!!!!


これからもあたたかい記事をお届けします🕊🤍🌿