- 運営しているクリエイター
記事一覧
【IPランドスケープ】やはり武器は知財情報だと思った件
IPランドスケープのアウトプットを棚卸ししていて、気付きがありました。
アウトプットには、以下の種類がありました。
①仮説をコネ回すことに終始しているもの
②一般情報の話しかしていないもの
③一般情報と知財情報を行き来しているもの
④知財情報の話しかしていないもの
※議論に使ったものが前提。
比率は、①:②:③:④ = 3:3:3:1 くらいだったと思います。私は知財情報にあまり拘らな
【IPランドスケープ】「ありがとう」で終わるのは、なぜか
IPランドスケープのアウトプットを見せたときのこと。「ありがとう」「参考にさせてもらいます」で終わったことはないでしょうか。
なぜ起こるか。それは「困ってないから」。
もう知ってる、思い通りだった、というのも含まれます。これまでの経験や意見から考えるに、確信に近いです。
一般論として、困ってない時に何かされても、煙たいだけ。これに気づくのに2年かかった。最近は、気にするようにしています。何も
【IPランドスケープ】どんな会話をするのか?という教え
客先に訪問する前、先輩の方から「お客様とどんな会話をするのか」と問われたことがあります。
当時は、何のことだろう?と思ってました。
これ、日頃の会議でも通じるな話だなと、20年経って思い当たりました。
私は、議論を申し入れるときは、以下のプロセスで会議を設計するようにしています。
①望ましい結論(落とし所を含む)
②会議本番で議論する論点
③必要な物
実際にはこれだけではうまく行かな
【IPランドスケープ】論じるときの問題の所在3つ
何かに対して論ぜよと言われたときの、論じる(説明する、ではない)ときの流れは
問題の所在(論点)→論証→結論
問題が発生する場所は3つ。
・定義がない
・定義があるが、解釈が妥当か
・要件があるが、効果がない
相反する主張があるときは、それぞれの主張と問題を示した上で、見解を述べる。
参考:LEC佐藤卓也先生のyoutube
■考察
相反する主張を並べるだけではだめ。どちらかを選ぶと
【知財アナリスト】必ず自分の考えを持ってくる人
LEC弁理士講座の、佐藤卓也先生のお話です。
弁理士試験に受かりやすい人がどういう人か、という話をされていました。
必ず自分の考えを持ってくる人
これ、弁理士試験に限らない話だと思いました。
間違っててもいいので、必ず自分で考える。尋ねるだけではだめ。コレコレこう考えたのですが、どうでしょうか、とする。
そうしないと、覚えない。自分の考えとどう違ったのか、それがなぜかを考えて、初め
【IPランドスケープ】グラフは常に予想を立てて見る
最近の気づきです。グラフの味方を工夫すると、味わい深くなるという話です。
■グラフを見るとき
IPランドスケープで、基礎情報としてグラフを作成することがあるも思います。分析データですね。
ここで有効だと思うのが、どんなデータになっているかを予想してからグラフを見ることです。
■例えば…
マーケットシェアからするとA社、B社の順で出願数が多いはずだ。最近AIで有名なC社は、古参のD社よりA
【IPランドスケープ】決裁者の「うまく騙してくれ」という話。真意は?
うまく騙すというのは、ある意味納得だという話です。
■決裁者がかけた言葉
研究部門に居た頃の話です。
新しい研究案件を、起案するときでした。起案は、目標と予算とセットでやります。起案前に、決裁者がこう発言されました。「うまく俺を騙してくれ」。
どういうことかな?というのが、当時はよくわかりませんでした。
何年も経ってからですが、投資したくなるストーリーを持って来てという話だと、
【知財アナリスト】見せ方一つで価値が変わると感じた例
メルカリで、特許法に関する本を探していたときのことです。
本の出品で、このような紹介をされている方を、よく見かけます。「書き込みありです。抵抗感のある方は、ご遠慮下さい」
ちょっともったいないな、と思いました。
■物は同じでも、価値は変わる
皆様は、以下の2つの、どちらを買いたいと思われるでしょうか。
①「出品者は弁理士です。この本は弁理士取得の勉強に使っていました。書き込みあり
【IPランドスケープ】壁打ち相手の持つ視座が大事と感じる
IPランドスケープで、仮説のブラッシュアップや補強、ロジックの確認をしたくなることがあります。
話す相手のタイプの見極めが大事という記事を書いたのですが、「相手がどんな視座で見てくれる人か」も大事だと思います。
以前の記事は、こちらです。
■視座 ≒ 役職の目線
視座とは、どういう役職の目線かという話になります。
例えば、
①経営者
②組織の長(規模は色々)
③担当者
などです。
【IPランドスケープ】大事なのは、話す相手のタイプを意識すること
前回、行き詰まったら人と話す、と述べました。その続きです。
ここで大事なのは、話す相手を選ぶことだと思います。どういうことか、以下で触れてみます。
■目的によって、話す相手を選ぶ
話す相手を選ぶ理由は、得意なタイプがあるからです。
①取組み自体に意味があるのかを見てくれる人
②問題設定が正しいかを話してくれる人
③解決策のアイデアを出してくれる人
④ロジックや矛盾を見つけて指摘してくれ
【IPランドスケープ】行き詰まったら、人と話してみる
久しぶりに、IPランドスケープに関する投稿です。今回は、行き詰まったときの話です。
■モンモンとするとき
分析しようにも、仮説自体を立てられない。仮説はあっても、どの範囲でどこから分析したらいいかわからない。といったこと、ないでしょうか。
例えば、
・今後、どのようなニーズが発生するかがわからない
・今ある研究の、どれが社会実装に有効かがわからない
とりあえず何か見せるという方法も
【知財アナリスト】特許講座の方はどうだったか
知的財産教育協会による、知的財産アナリスト講座には2つあります。1つはコンテンツ講座、もう1つは特許講座です。
知的財産アナリストのURLは、以下です。
♯リンクできないので、そのまま添付します。
以前に、コンテンツ講座について触れました。今回は、特許講座について触れてみたいと思います。
■マインドセットに近い感覚を覚えた
特許講座なので、特許分析のゴリゴリの方法が出てくる…という
【IPランドスケープ】行き詰ったら、プレイヤーを軸に考えてみる
IPランドスケープの実践において、何から調べたら良いのだろうかと思われることはないでしょうか。
事業も技術もよくわからず、仮説自体を立てられない状態です。
このようなとき、私はプレイヤーから見るようにしています。
例えば物流業界で何か考えましょうという話になったとします。物流では広すぎるが、自動倉庫の話なら、アマゾンがやっているという話が出てたな、ではアマゾンの自動倉庫における売上は
【マーケティング】そろばん塾の宣伝資料から、ビジネスを考えてみる
とある機会で、そろばん塾の宣伝資料を見ました。一見、特に変わったことの無さそうなものに見えましたが、ビジネス視点で見ると、気付きがありました。
なんとなく思ったことを書いてみたいと思います。
■宣伝資料の内容は、一見普通のもの
宣伝資料は、以下のようなものでした。
①そろばん塾のパンフレット ×1枚
②そろばん塾での学びが、いかに有効であるかの雑誌コピー ×4〜5枚
読んでいて普通