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「てにをは」が分からない

学生時代の国語や現代文といった授業で、もしかしたらちゃんと習っているのかもしれない。
しかし全く覚えてない。

だったら知らないことに等しいじゃないか。
ということで、解説しているサイトを読んでみました。

ヘタに抜粋するよりご一読いただくほうがずっと分かりやすいので、ぜひ上記リンク先からご覧ください。
と丸投げして、ここからは思い出話をします。


「てにをは」について考えると、以前よく遊んだ友人のことを思い出します。
教職を目指していた子で、大学卒業後は高校教師になり、現代文か古典かまでは覚えていないんですがとにかくそういう「高校で教える国語」を担当しているようです。

その子と何気なく話をしていた時。
ポルノグラフィティさんの『瞬く星の下で』という歌の話題になりました。

『マギ』というアニメのオープニング主題歌だったようなので、そちらでご存知の方もいらっしゃるかも。

この歌は作詞をギターの新藤晴一さんが担当されているんですが、歌詞の中に、以下のフレーズが登場します。

見渡す限りの荒野に ひとり立っているんだ

見渡す限りの荒野で 行く先を示すもの

同じ「見渡す限りの荒野」という言葉から続く「に」と「で」の使い分けに対して、晴一さんファンのその子が、いたく感激していたんです。

新藤晴一さんは、ファンの間でも読書家で知られる人です。
その事実が、こういうささやかな言葉の使い方を通して伝わるのだと。
「やっぱり本をたくさん読む人なんだ」と喜んでいたその子の姿が、やけに印象に残っています。

その感激を分かち合えず、感覚的にしか同意できなかったのが当時の私です。
逆に、スッキリ理解できてしまっていたら、こんなふうに今でもなお覚えていただろうか。
分からなかったからこそ深く印象に残っているのだとしたら、思い出って不思議なものです。



最後に余談。
私はnoteを書く時、いつも頭の中で音読しながら推敲します。
よく分からない表現をしているかもしれませんが、目の前の文章を黙読する時に、脳内で勝手に設定された声色で読み進める感覚……という言い方で伝わるでしょうか。
(どう言っても分かりにくいですよね)

で、書いていると
・この使い方で正解なのかな?
・こういう時はどっちだっけ?
など、迷うことがしょっちゅうあるわけです。

言葉の精確な意味を確認する時には辞書を使いますが、助詞で迷った時や文章全体の読みやすさを確認したい時などは「音読した時に引っかからず読めるか」で判断しています。
さらりと読み通せたらそのままで、何となく違和感があれば直す、という感じでしょうか。

しっかり理解していなくても書けるんだよ、という謎の自信でもって日々書いていますが、自覚せず日本語として正しくない表現を使っている部分もあるんだろうな……とも感じています。
どうかお手柔らかにお願いします🙇‍♀️

土曜日ですね。
今日も良い日になりますように◎


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