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ストレート人間

「のら子はストレート人間だからね」
両親に時々、そう言われる。

ストレート人間?
その定義を詳しく聞かなかったけれど、

どうやら留年、浪人、休学、などを経験せずに
ストレートに進路を決めてきたことを指すっぽい。

確かについ先日
無事大学を卒業した。
春からは新入社員として働く。


両親は共にストレート人間じゃないから、
就職活動の時もすごく寛容だった。

世間の主流?に焦ることはない。
そのことを身をもって体現してくれる。

よく言えば、己をしっかり持っている。
悪く言えば、世間一般と
ズレているのかもしれない。

「とにかく健康で、楽しく生きてくれればいい」

よく二人が言うセリフだ。

私が参加していた出版プロジェクトでは
「アタリマエ」を疑うことに取り組んだ。
そのアタリマエの一つにも「ストレート人間」は
含まれているような気がする。


ストレート人間でいた方が、
働く時間は長いし
国からしたら、
早いうちから納税してくれる、
ありがたい存在。

だから世間一般にストレート人間が
普通とされているような気がするし、
そのプレッシャーを感じる。

もちろんお金は食っていくためには必要だけど、そのままの意味で「食っていく」ために必要なお金ってどのくらいなんだろう。

意外と、
どうにかなっちゃうのかも。

もっとグラデーションがあっていいはず...
確かに納税は大切だけど、
それ以上に大切なのは自分自身。

自分とじっくり向き合って、
焦りすぎずに、人生を歩んでいきたい。

あと個人的に、ストレートより
クネクネしてた方が
しなやかさがありそう。

色んな経験を積む分
「優しさ」を持てそう。

優しいって字はさ、
にんべんに『憂い』って書くだろう。
あれは『人の憂いが分かる』って意味なんだよ、きっと。
それが優しいってことなんだ。ようするに。

ようするに?

想像力なんだよ。
伊坂幸太郎

「人の憂いがわかる」

楽しい面白いことばっかりして
生きていきたいけど
「憂い」がわかるような経験も積んだ方が
想像力豊かな人になれるはず。

「想像力」や「優しさ」は
その人の魅力になると思う!


入社する前でなんですが
先に言っておくと、

本当に心身疲弊したり体を壊すくらい
無理するなら辞めるつもりでいる。

入りたかった会社だし、ワクワクしている。
同期も面白そうで、自分のやりたいことをできるチャンスもある。


でも、それより大事なのは両親の言う

「健康で楽しく生きる」こと。
(私的には「健康で面白く生きる」こと)

健康で面白く生きるために
本当に必要な費用は?時間は?

何が自分にとって面白いことなのか
何が自分にとって大切なのか

よく考えていきたいと思う。


例えストレート人間を引退しても
その分人の憂いがわかる、優しい人間になれる気がするので、悲観的になりすぎないようにしたい!


今日は、そんなことを考えた肌寒い春の日でした!




それでは
最後まで読んで頂きありがとうございました✨







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