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ジェーン・オースティンつながりで。


先日の私の記事を紹介してくださった記事(下)がもう何倍も素晴らしかったので、是非ここに紹介させてもらいたいと思う。

一瞬手前味噌的なところにはどうぞ目をおつむりになって、どうぞお楽しみ下さい。


ジェーン・オースティンのこの「高慢と偏見」という作品は、英国では今でも世代を超えて愛されていて、先日も私が地元のキリスト教会で、十代の女の子とジェーン・オースティンについて話していると、その名前を耳に挟んだ五十代も思わず加担してきたほどの人気だ。

私も読んでみて、その親しみやすいエンターテインメントさと、ストーリーや文章が一つの芸術作品として完成されているような印象に、これは愛されるわな、と初級者ながらに腑に落ちた。

言わずとも文学作品は文学者にとっての研究対象であろうが、英国では真剣に本に向き合う機会が一般的にそして早く来る。例えばジェーン・オースティンとよく比較されるシャーロット・ブロンテのジェーン・エアなんかは、中学生で受けるGCSE という共通試験の英語の教材になっている。丸ごと本一冊が教材なのである。

英国の教育らしく、中学生でもかなり分析して読み込み、テストでも読解と自分の意見を問われてエッセイのような記述として回答する。いいよなー、そういう教育。日本だと大学生にならないと深い読解や自分の意見なんて聞いてくれそうにもない。あ、そうでもないか。小学生でよくやった読書感想文という課題はイギリスにはあまりなかったな。
幼稚園、小学校教育は日本が圧倒的にバランスも質も良い気がするけれど、中学校教育は英国のほうが身になっているなというのが私の感想。


なにはともあれ、こうして一つの作品、作者、はたまた翻訳について色々な人と話をすることは、なんとも愉しいではないですか。ありがとう、@AyumiKitayamaさん。


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