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『古事記ディサイファード』第一巻050【Level 6】 剣を追え!(6)

【解答17】


 走落神社から半径66キロメートルの円周上、南西の方向、方位角257度に生石神社(おおしこじんじゃ)という古社がある。


 非常に目立つ存在なので円周上に見つけた時に愕いた方も多いのではないだろうか。
 なぜなら、この生石神社のご神体である石宝殿(いしのほうでん)は日本三奇の一つだからである。
 生石神社の裏手にある巨大なモノリス。まるでブラウン管を思わせる機械的な形をした高さ約5.6m、横約6.5m、奥行約7.5m、重さ約500tの謎の石造物が石宝殿である。
 水面に浮かんでいるように見えるところから「浮石(うきいし)」とも呼ばれるが、この水位は天候に関わらず常に一定であることも謎である。


赤神山-走落神社-生石神社

 赤神山、走落神社、生石神社石宝殿はほぼ一直線上に並んでいる。
 赤神山から走落神社への方位角は250度(逆は70度)、走落神社から生石神社への方位角は257度(逆は76度)で非常に扁平な二等辺三角形となり、頂角が173度、底角は3度となる。 
 底辺である赤神山と石宝殿のニ点間を計算してみると132キロで方位角は253度(逆は73度)である。
 底辺の方位角と頂角の下二桁を73に揃えてあるところに明確な意図を感じる。
 熱田神宮、伊勢神宮外宮、赤神山、宗像神社の平行四辺形も南北のラインは73kmであった。
 では73とは何だろうか?
 何千回も神社の図形を解析してきた筆者にとって、73はお馴染みの数値であり、66を示す代名詞のようなものである。
 なぜか?
 頂角66度の二等辺三角形の底角は73.5度だからである。何度も古事記の図形を分析しているとお馴染みになってしまう数値なのだ。一連の図形は常に整数値のみで我々にサインを送ってきている。したがって73といえば頂角66度の二等辺三角形の底角とピンとくるのである。
 そしてこの二等辺三角形の垂直二等分線の方位角は343度である。343の意味については後述する。
 これで〈八重垣〉のうち六本の〈垣〉が揃った。

六本の垣

 あと二本ぐらい楽勝ではないだろうか?


【ミッション18】第七の垣 


 生石神社石宝殿を中心とする66キロメートルの円周上に何が存在するか検証せよ。

(つづく)

※ 最初から順を追って読まないと内容が理解できないと思います。途中から入られた方は『古事記デイサイファード』第一巻001からお読みいただくことをお薦めいたします。

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