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「給料は活動資金に」という考え方

年齢とともに脂肪が落ちにくくなり、1日1時間の自転車を続けているにも関わらず、なかなか痩せない。そのうえ梅雨に突入して自転車に乗れない日々が続くと、どうなってしまうのだろうと怯える6月の中旬前です。

『退職後の年金暮らしの夫婦が95歳まで生きるためには、「2000万円が不足する」』とした金融庁の報告書が世間を騒がせています。が、普通に考えて、寿命は伸びるし高齢者は増えるし子どもは減るし。という状況を考えると、今の現役世代が現役引退後に金銭的に普通に暮らしていける目処なんか立つわけがなく、僕らはきっと生きていくための作戦を考えながら生きていかねばならないのは当然のことですね。

勤めている会社が経営不振だから、ヨソの会社に行けばなんとかなるだろう。もはやそんな生ぬるい状況ではなく、社会そのものが、日本そのものがそういう状況なんだから、横移動しようが景色は変わらないのですよ。

となると、僕らは自分たちの力でお金を生めるようにならねばならず、会社の中でルーティーンワークに埋没してしまっていると、国の斜陽とともに自分たちも衰退の一途を辿ってしまうわけです。

まぁでも、会社にいると与えられた仕事が日々あるわけで、それをこなしていると「1日働いた感」が出てしまう。この与えられた仕事、というのに埋没してしまうと、仕事の減少とともに与えられる仕事もなくなり、最終的には……。という状況に陥ってしまう。

なので、仕事を作れる人間になる! というのが重要ですね、これからの時代は。

そこで僕は、会社から得ている給料をフリーランスの自分の活動資金に充てる、という考え方で生きています。

本業、副業といった考え方ではなく、全部が本業。やることすべてに全力を注いでいると、あっちの仕事がこっちの仕事を引っ張ってきたり、こっちの仕事で得た知識やスキルがあっちの仕事で活かせたり。気づけば、やっていること全てが相乗効果を生みはじめるんです。

ひとつの仕事だけに注力してしまうと、そこで「必ず黒字を出さないとダメ」という状況になり、判断基準がお金になってしまう。そうなると、企画は前例の成功を踏襲したものばかりになり矮小化してしまう。

なので、それぞれの活動を相互補完するために、こっちの活動の回収をあっちで行い、あっちで回収した資金をさらに別のところに投下する。そうやって回収ポイントを複数設けておくことで、一つひとつの取り組みの自由度が増すんですよね。

たとえば僕は、Webのコンサルティングもやっているのですが、その仕事だけに身を置いている人なら、どんな細かいことにも見積もりを出し、自分を黒字化しなければなりません。

ただ僕は、そこでお金を回収する気はさらさらないため、アドバイス程度のことなら対価をもらうことはないですし、ただそうやってお客さんとの距離を縮めていくことで、奥に待っているもっと大きな仕事を狙いに行ける。そんな戦略で動いています。

あと、インターネットをフルに活用すれば、基本的には無料で攻めることができますし、近ごろじゃ小資本で何かをやるための武器はたくさん揃っている。そんな恵まれた時代だからこそ、「誰だって仕事は作れる」と考えるわけです。

今現在、ほとんどお金をかけずに、世界に打って出るビジネスを2つほど準備しています。で、それらも最終的には、自分の書いたショートストーリーを世界の人たちに披露するための道づくりでもありますし、海外でバズったほうが反響やスケールがバカでかいのは想像に易い。

で、世界には、1200万編もの小説や詩が格納された「1分で読める文学を無料で買える自販機」なんかが設置しているところもあったりで、ワクワクしませんか? こういうのって!

海外で出版されているショートショートは、日本国内向けに翻訳されるものもそれほど多くなく、だったら英語を完璧にマスターして、直接海外から取り寄せて読んでみたいですし、電子書籍だったら日本・海外問わずに販売できるので、世界の人にも読んでもらいたい。

そのために僕は、あれやこれや活動を続け、それらをシナジーマップでまとめ上げ、どの活動がどの活動の資金を生み、最終的にはどの活動で回収するのかといった活動の相互影響をひたすらに考えています。

ひたすら考えてひたすら動いて、分析して検証して改善して。

人間に与えられた1日の時間は平等です。だから、限られた時間の中でどれだけ人より多くの手数を打てるか。で、人より多くの結果を生み、いちいち感動して生きて行きたいと思っています。

今、幻冬舎編集者の箕輪厚介さんの『死ぬこと以外かすり傷』を読んでいるのですが、グサッと刺さるひと言がありました。

マスにヒットするコンテンツというのは、突き詰めると特定の誰か一人に鮮明に突き刺さるものだ。

めちゃくちゃ響きました。

ショートショートはもちろんですが、広告や企画を考えるときでも、もっとペルソナ像を明確にし、ただただぼんやりとモノを創るのではなく、あなたというヒトを徹底的に描き、そのヒトへのギフトとしてモノを創ろうと思いました。

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