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歴代プロ野球最強エース決定戦① スタルヒン(1939年)

それでは今回からプロ野球の歴代投手達の中から最強のエースを決める『最強エース決定戦』を始める。

この『最強エース決定戦』では歴代のプロ野球において突出した活躍をしたエースを18例出して、その登板内容を細かく検証していって最も優れたエースを決めてみる。

今回ピックアップしたエース18例の条件は以下になる。

①チーム内で突出した成績、活躍、インパクトを残したワンマンエース。
②所属チームが日本一になった(1リーグ時代は年間優勝)。
③同一選手で複数該当する年があった場合は全て検証材料とする。
 (そのため18人ではなく18例としている)



まず第1回目にふさわしい投手として歴代シーズン最多勝の42勝15敗という成績を残した1939年のヴィクトル・スタルヒンの検証から始める。

まずは簡単な経歴と年度別成績から紹介する。

生年月日:1916年5月1日
出身地:ロシア ニジニ・タギル
経歴:旭川中学校(中退)→大日本東京野球倶楽部

【年度別投手成績】
グラフの見方はこちらの『プロ野球投手成績』と同じ
 ※「防御率」の右の数字は規定達成者順位

それではこれを元に簡単な検証から行っていく。


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