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To me をはじめようと思う 2.芽を出す

この記事は

の続きです。

さて、その後学校を卒業してからイラストレーターやデザイナーになったのかと言うと、案外そうでもなく、
東京に上京してみたものの(三重県出身です)、うつ病になって地元に戻り寝たきり期間を経て、日雇いバイトをしたり、リサイクルショップの古着コーナーでポップや看板を描くバイトをしていました。
その後夫と結婚して京都へ。

結婚後環境の変化で再びうつが顔を出し、布団から出られなかったりしていたのですが夫の親戚のお店番の手伝いの要請があり、
そこで菓子製造見習いと店番として何年か働きながら妊娠・出産。

ですが、義父と義母、尊敬する人が亡くなる自体が相次ぎ

「したい事をしていても、したくない事をしていても 人は絶対死ぬ」
「死、それだけは絶対なんだ」

という当たり前すぎる事実に気がついてしまい、仕事を辞め、2年ほど前から、再び「イラストレーター」という看板を出して生きています。

そうして、イラストを描いたりしているうちに
「自分のオリジナルの柄の布があったらいいのにな〜」
という気持ちが浮かび上がり
(今書いてて気がついたけどテキスタイルの会社に持ち込みなりコンペに応募するなりすれば良かったのに)去年初めてオリジナルデザインの布を工場にお願いしてプリントして貰いました。

そうしていると、どうしても、やはり

自分のオリジナルテキスタイルが服になっているところを見たい

という気持ちが湧き上がってきました。

イベント等でイラストをプリントした雑貨を販売しているのですが
それとは少しコンセプトを変えて、オリジナルのブランドとして販売しているところを見て見たいな〜という気持ちが

どうしても、どうしても、どうしても、消す事が出来なくなってしまいました。

18の時に思った「服をデザインして、パターンに起こして、縫製するのって大変だ」という気持ちが時々顔を見せていたのですが
18の私と33の私の違いは、知り合いが増えたという事・もう少し色んなやり方を知ったという事です。

去年作った布も、服を作っているお友達に型紙起こしと縫製をお願いして作って貰ったのですが「できない事は外注すればいい」という事を知ったのです。
資金も、周りで新規事業を起こす時や新しい事を始める時に「クラウドファンディング」で資金調達をするという人が何人かで始めたのと、
実際クラウドファンディングは自分が出資者として参加してみて"これはするほうも、されるほうも楽しいものだ"と感じました。

すると、私が自分のやりたい事をやらない理由がなくなりました。

私は「To me」を始める事にしたのです。

皆さんからのサポートは、 新商品の開発やサンプル作り、時々お茶代に使わせて頂きます。