鞆 肥後屋

「鞆 肥後屋」は、江戸初期から鯛網漁が盛んな小さな港町 鞆の浦に店を構える、鯛味噌のお…

鞆 肥後屋

「鞆 肥後屋」は、江戸初期から鯛網漁が盛んな小さな港町 鞆の浦に店を構える、鯛味噌のお店です。 鯛味噌を通じて、ここ鞆の浦の魅力をお伝えしていくことも私どもの大切な役目のひとつ。 お店の詳しい情報はhttp://tomohigoya.com/ からご覧いただけます。

最近の記事

鯛味噌の活用法(鯛味噌 白)

芳醇でまろやかな備後府中味噌の白味噌と鞆の浦で造られた保命酒粕に、ほんのり生姜を利かせて煮込んだ「鯛味噌 白」。 3種類の中で一番人気がある商品です。 ※保命酒については、福山市のHPに簡潔に紹介されていましたので、こちらをご覧ください。 今回は、鯛味噌 白の活用方法をご紹介いたします。 国産の生姜と酒粕を使用している為、お肉料理との相性がとても良いです。 中でも私のお勧めは、 鶏の照り焼き。 鶏肉に鯛味噌 白を揉みこみ15分ほど置いてフライパンで焼くだけです。

    • 鯛味噌の活用法(鯛胡麻煮)

      ご飯のお供やお酒の肴としてお勧めしている鯛味噌ですが、その他にも色々なお料理に使っていただけます。 今回は鯛味噌の活用方法をご紹介いたします。 まずは鯛胡麻煮。 刻み唐辛子を少し入れ、香ばしい錬り白胡麻で煮込んでおります。 店頭では、マヨネーズと混ぜ合わせ野菜のディップとして召し上がっていただく食べ方をお勧めしておりますが、その他にも色々な料理に合わせていただけます。 鯛と胡麻の組み合わせは珍しい為、まずはそのままご飯のお供としてお召し上がりください。 混ぜご飯など

      • 鞆の人の温かさ

        少し忙しい日々を過ごしておりました。 緩急あるのも鞆の良いところ。 ゆっくりとした時間が流れる中にも、やはり忙しい時間があるからこそ、生活にめりはりが生まれ、 そして普段のゆっくりとした時間の有難さに気付くことができます。 さて、本日は、鞆への移住を検討されているご夫婦の住居探しに同行しておりました。 空き家は多い鞆ですが、すぐに借りれる物件は意外と少なく… 事前に情報を集めていたところ、地域の方から 「〇〇さんが空き物件を管理している」 「〇町の物件は空いて

        • 商品価格改定のお知らせ

          平素は格別のご高配を賜り、まことにありがとうございます。 さて、当店におきましては、平成26年と令和元年の消費税率引き上げにも関わらず、商品価格を据え置いてまいりました。 しかしながら、原材料等の高騰のため、現行の価格体系を維持するのが困難な状況となりました。 つきましては、まことに不本意ではありますが、下記のとおり商品価格を改定させていただきたくこととなりました。 【改定年月日】 令和2年7月1日より改定いたします。 【商品価格】 税込の旧価格から、税別の新価格に

        鯛味噌の活用法(鯛味噌 白)

          お中元の準備はお済でしょうか。

          夏のご挨拶であるお中元。 相手を想い品物を贈る、とても素敵な日本の行事だと思います。 当店も毎年、お中元やお歳暮のご注文をいただきますが、 お包みしていると、ご依頼主様の感謝の気持ちを、品物が代わりに届けてくれていると感じ、じんわりと温かい気持ちになります。 最近は、贈り物をされる方が減ってきている印象をうけますが、 お世話になっている方やなかなか会えない方へ、感謝の気持ちを品物に込めて、贈られてみてはいかがでしょう。 その方の顔を思い浮かべながら、品物を選ぶのも

          お中元の準備はお済でしょうか。

          石畳のある風景

          子どもの頃は当たり前すぎて、石畳があることは、特に気に留めていませんでした。 数年前、知人に「鞆は石畳が多くて雰囲気が良い」と言われ意識するようになってから、 多くの石畳があることに気付きました。 神社やお寺が多く存在しているからでしょうか。(加筆:地元の方が「平成元年の海と島の博覧会の際に整備された」と教えてくださいました。) 鍛冶町から祇園町にかけての沼名前神社までの道。 医王寺までの道。 どの町でも参道は、石畳の所が多いですが、 鞆は町中でもよく見かけます

          石畳のある風景

          鞆 肥後屋の一日(午後)

          「記事を読んでいるよ」とお声がけいただくことが増えました。 ありがとうございます。 また、記事を読んで、鯛味噌をお取り寄せしてくださった方もいらっしゃり、本当に嬉しい出来事でした。 拙い文章ではございますが、少しずつ綴っていきますので、 引き続き、お付き合いいただけますと幸いです。 さて、少し時間が経ってしまいましたが、当店の午後の様子をご紹介いたします。 午後からは主に商品作成を行います。 工場から届いた鯛味噌を、貼箱に入れ包装していくのですが、 その前に、

          鞆 肥後屋の一日(午後)

          これからの営業時間について

          世の中の生活環境が大きく変わり、当店も注文数が大幅に減少し、大きな影響を受けました。 休業を余儀なくされ、毎日暖簾を出すことができない時期もありましたが、 人口減少や空き家の増加が進むこの町の建物に、明りを灯し風を通すことも一つの役目だと考え、 定期的に出勤し、掃除を行ってきました。 そんな時、お店の前で地域のご老人方が立ち話をしながら一言、 「静かでええなぁ」と。 この町に暮らしている方の隠れた本音を聞いたようでした。 もちろん、全ての方がそのようなお考えだと

          これからの営業時間について

          鞆 肥後屋の一日 (午前)

          出勤後、一番に表の戸を開け、朝の空気を入れます。 近所の方に挨拶をしながら、戸を開けて新鮮な空気を入れる行為は、 新しい一日の始まりを教えてくれる合図のようで、とても好きな時間です。 次に、割烹着を身に着け試食の準備。 お客様には三種類の鯛味噌と生海苔佃煮を試食していただいております。 お待たせすることがないよう、ある程度、事前に準備をしておきます。 ちなみに、試食と共にお出ししているお茶は、 鞆の山川園茶舗さんで仕入れています。 こう思うと、色々な物が鞆で用

          鞆 肥後屋の一日 (午前)

          他事業の紹介

          鞆 肥後屋は株式会社ディスカバーリンクせとうちが運営しております。 町が失ってはいけないものを、事業を通して表現することを目的に、 まずは町の人々の為に何ができるかを考え、持続可能な事業運営を日々、追及しております。 鞆では当店のみですが、 尾道市と福山市新市町でも事業を行っております。 なかなかお互いに行き来することは少ないですが、週1回のWeb会議で情報共有を行っています。 本日は、簡単ではございますが、尾道市で活動している事業を紹介いたします。 ONOMI

          他事業の紹介

          鞆での買い物

          個人的な話になりますが、私は車を所有しておりません。 ですので、日常的な買い物は、歩いて行ける範囲で行うことが多いです。 「鞆はお店も少なく生活するには少し不便ではないか」と思われている方もいらっしゃるかと思いますが、個人的にはとても暮らしやすい町です。 お天気の良い日にはお魚屋さんに行き、 野菜などは当店のお隣の上村食料品店さんで購入しています。 お惣菜なども少しある為、忙しい時などは助かります。 これからはアイスが食べたくなる季節。お店を少し抜けて、休憩がてら

          鞆での買い物

          鞆 肥後屋の歴史

          江戸時代の建物である鞆 肥後屋。 元々は「肥後屋」という屋号であり、江戸時代から保命酒や鯛味噌を販売していた商家として営まれてきました。 肥後の国(熊本県)から来られた方が、この地でお店を始められた為、「肥後屋」という屋号がつけられたと聞いております。 お店の近くには「肥後屋通り」と呼ばれる小道もあり、ご近所様の中には、今も「肥後屋通り」と呼んでいる方もいらっしゃいます。 その後、建物は増改築された為、現在は店舗部分が江戸時代、私達が座って作業している畳部分が明治時代

          鞆 肥後屋の歴史

          鞆の天ぷら

          鞆の浦の天ぷらと言えば、魚の練り物。特産品の一つでもあります。 地元の方はお中元やお歳暮、手土産として利用することが多いですが、もちろん家庭でも食べることはあります。 私も手土産用として購入する際に、自宅用も購入します。 そのまま食べても美味しいですが、 グリルやトースター、フライパンなどで軽く焼いて食べるとより美味しいです。 こちらはがす天。ネブトなどの小魚を骨ごとつぶして作ります。骨っぽい感触が「がすがす」するので、「がす天」と呼ばれるようになったそうです。

          鞆の天ぷら

          コノシロの甘酢漬け

          コノシロの甘酢漬けを作りました。 港町である鞆のお魚屋さんは、海辺の歩道近くにパラソルや台車を出して販売していたり、家の軒先で販売されています。 歩いていると獲れたての魚が目にはいり、つい立ち止まってしまいます。 魚の名前が分からない場合は「これは何という魚ですか?」と聞くと、漁師さんは魚の名前と一緒に、 「煮付けが美味しい」「ムニエルにしたら美味しい」などと美味しい食べ方も教えてくれます。色々と勉強になりますし、煮付けにしたいと言えば、その場で煮付け用に捌いてくださ

          コノシロの甘酢漬け

          鞆 肥後屋からのお知らせ

          始めまして。 「鞆 肥後屋」は、江戸初期から鯛網漁が盛んな小さな港町 広島県福山市鞆町にある、鯛味噌のお店です。 江戸時代に建てられた歴史ある建物を守りつつ、この地に伝わってきた食文化の一つ「鯛味噌」を通じて、鞆の浦の魅力を皆様にお伝えしていければと思っております。 鞆の浦のゆっくりとした空気感、町に残る伝統文化に対する暮らす人々の熱い思いなど、写真や文章から感じていただければ幸いです。 少しずつ鞆の暮らしや鯛味噌の味わいについて綴っていきます。 どうぞ宜しくお願い

          鞆 肥後屋からのお知らせ