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黒澤友貴の日報

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マーケティングの仕事をしたり、NPOの仕事をしたり、北欧に視察へ行ったり…領域を越境しながら生きている中での学び・発見を書いたことのまとめマガジン
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2018年1月の記事一覧

マーケター はデータData×デザインDesignの2D思考で考えたい

データDataとデザインDesignのハイブリッド思考ができる人材に、私はなりたい。 先日、コンサルティングやプランニングの仕事をする人のキャリア案について、こんなツイートをしました。自分がマーケッター・ブランディングに関わる立場としてどんな価値を出し、どんな学習をしていくべきかをまとめた内容です。 データとデザインを往復できる人材が今後求められるのでは?最近考えているのは、2D思考=Data×Designのハイブリッド思考ができる人材(マーケター )が、市場価値が高く、

仕事が早い人は「他人が決めたゴール地点」ではなく「自分で決めたゴール地点」を目指している

デザイナーとして働き始めた頃、自分の作業のゴール地点はもっぱら「上司が設定したゴール地点にたどり着くこと」だった。そこを満たすだけで、十分に評価していただくことができた。 3年ほど働いて後輩もできた頃にはリーダー役を任されたり、客先に出向いて自らヒアリングしたりといったこともやったが、その頃は自分で「どうすべきか」は考えつつも、そこに対して「責任は自分にある」という意識は薄かったように思う。 なぜなら、提出前には必ず上司のチェックを通して、OKをもらってから提出するように

Pintrestは、組織内のデザインイメージやナレッジ共有に有効活用できるのではないかという仮説

最近のマイブームはPintrestでフレームワークを収集すること。 Pintrestは、日本ではあまり活用している人・組織が少ない印象ですが、個人的にはかなり可能性を感じています。 Pintrestのコンセプトは「未来に使えるアイデアを保存する」というものです。本日にTwitterでつぶやきましたが、BtoBビジネスでもPintrestは相性が良いのではないかと考えています。 社内ナレッジやデザインイメージを共有するのにPintrestを活用するPintrestをビジネ

第17回 みんな“多動力”を履き違えている

★この記事は単品でも購入できますが、月額マガジン『編集2.0』内にも含まれています 落合陽一が語る「百姓になれ」の真意末吉:では、今週もよろしくお願いします。前回、前々回に引き続き… 設楽:設楽です。よろしくお願いします。 箕輪:毎週すみません。 設楽:もう毎週この時間だけは空けてます。繰り返し予定で入れてますので、Googleカレンダーの。 末吉:ありがとうございます(笑)。今回はですね、Abema TVで放送された元SMAP3人による『72時間ホンネテレビ』のち

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良い「発見」の体験ってなんだろう

深津さんのこの記事を読んで、自分も考えて見た。 ちょっとまとまりないかもですが。 まずこの話題で大事なのは、ゴールが良い「発見」の体験であることかなと。 その手段としてランキングもあるよね、だからいいランキングの手法考えたいってことだと思うので、まず、良い「発見」の体験について考えてみようと思います。 日常生活で起こり得る良い「発見」の体験ふと思いついたのがこの2つ CASE1.暇すぎて、テレビをザッピングしてたら、以前少し気になっていた映画がたまたまやってたので見たらす

情報の行間を読んで発想力を高める

KJ法がちゃんとできる人って少ないよね、という話になった。 川喜田二郎さんの『発想法』って50年も前に書かれた本なのに、すごいことが書かれているよねという話の流れのなかで。 実際、KJ法といいつつ、多くの場合、ただの分類で終わってしまっているのではないかと思う。その分類さえ、まともな意味をなさない分類になることだってある。そもそも作業を進めていくなかで、すこしも思考が展開されていかない。いや、情報をどう扱っていいかが分からず、グルーピングしたり標識をつけたりする作業がままな

無知の度合いを知る

 ラスベガスで行われているCESに行ってきた。今までは、技術とエンタメの関係度は低いから、その技術をどこかの企業が取り入れてから把握しておけば十分だった。これからは、もっと変化が早いから、その前の時点から把握しておいて、自分なりの予想をたてておくことが重要だと考えて、CTOの萬田と一緒に行った。  行ってみて、驚いた。全く楽しめないのだ。1月の前半になると、CESに行って勉強になった、という投稿がFacebookを賑わすのだけど、あれはFacebook映えする投稿をみんなが

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あなたの人生はまだ詰んでいない可能性が高いし、一発逆転とかないですよ、、と。

質問箱というサービスを使っているのですが、多くの質問をいただいております。未返信が1000件を超えちゃいましたが、気が向いた時に返信しています。 で、どんな質問が多く来るかというと、たとえば「プログラミングを学びたいけどどうすればいいのか」「やりたいことが見つからないけどどうしたらいいか」とかです。 これ、毎回答えてたんですが、あまりに同じのが来るので放置するようにしちゃいました、、すいません。 で、多い質問の中に「フリーターだ / 受験失敗した / ニートだ」という前

思考停止しないでアイデアを出し続けるために-ビジネスデザイナー濱口秀司さんの思考をインストールする試み-

思考停止せず、アイデア発想モードに頭を切り替えるために、皆さんはどんなツールや習慣をもっていますか? 自分は、日々大量の情報が入ってきて、インプットすることで精いっぱい・・・な状態から抜け出したいと考えていた今日この頃です。 改めて、脳をアイデア発想モードに切り替えるための方法を整理してみました。 今日お伝えしたいのは、情報は「モデル化」する癖をつけることで、脳をアイデア発想モードに切り替えることができるということ。そして、モデル化するためには、いつも2×2のマトリ

あらゆる作品が「個人」に結びつく時代において、大切にしたいこと

◎ダウンタウンの松ちゃんのツイッターをフォローすることはあっても、吉本興業をフォローする人は少ない。 ◎宇多田ヒカルさんをフォローすることはあっても、ソニーミュージックをフォローする人は少ない。 ◎大根仁監督の作品が好きでも、東宝をフォローする人は少ない。  ……最近よく思うのが、あらゆる作品は「会社や組織」に紐づくのではなく、携わっている「個人」に結びつくよなあ、ということです。(もう言われ尽くしていることかもしれないけど、ほんとそうだよなあと思ったので改めて書いてみ

赤ちゃんは遊びのなかで何を楽しんでいるのか [ 観察編 ]

こんにちは、臼井隆志(@TakashiUSUI)です。ここでは「子どもの探索活動」をキーワードに認知・発達・振る舞いについてのリサーチ過程を公開したりしていきます。(自己紹介はこちら) 今日は、ぼくが最初にしたリサーチ「赤ちゃんの観察」についてです。ここで登場する「赤ちゃん」の月齢はさまざまですが、概ね生後6ヶ月〜1歳半ぐらいまでを想定しています。場合によっては2歳ごろまでも含みます。 このテキストで言いたいことは、「赤ちゃんの遊び」というのは、極めてシリアスなものである

観察とは何か?デザインにどう活きるのか?

こんにちは。THE GUILDのこばかなです。デザイナーとかをやっています。 10秒でわかるこの記事の内容先日こんなツイートをしたのですが、今回はこの話について詳しく書きました。 デッサンとは何か?たまにデザイナーの間で「美大に行く必要があるのか」「デッサンを学ぶ必要があるのか」という議論がされますが、個人的には「WEBやUI、UXデザイナーにとっては必要ない」と考えています。(グラフィックデザイナーやプロダクトデザイナーは学んでおいた方が便利だと思います) なぜならデ

好奇心をチャージする本を読み返す

人生を楽しむ、仕事を楽しむために必要なのは好奇心。 仕事を楽しんでいる人たちは、みんな好奇心が旺盛だ。僕が尊敬するイノベーションの鬼・濱口秀司さんも好奇心こそ仕事の基本だと言っている。 今日は好奇心をチャージするための2冊をご紹介。実家で本を整理していたら出てきました。 明日から枕の横に置いておこうかな。 ①レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上・下 (岩波文庫) タイトル通り、レオナルド・ダ・ヴィンチのノートに書かれていた内容の全貌がまとめられている。 書いてあ

「才能」の定義

先日、とあるコピーライターさんとお話しする機会があった。その話の中で、「ある若手の面倒を何年かみているが、どう考えてもコピーライターの才能がない。でも本人に自覚がなく、どうしたものか考えあぐねている」という話を聞いた。 最初こそ「才能がないのではなくまだ未熟なだけなのでは?」「1人の師匠がダメ出ししたからといってその人に才能がないとも限らないのでは?」と思ったのだが、いくつかの「ダメだと思った」というエピソードを聞いて納得がいった。 要は、コピーライターというのは本来、他