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【わたし】

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新朋子(アタラシトモコ)について
運営しているクリエイター

記事一覧

衣装の価値

舞台において
衣装も大切な役割を果たしているということを認識して頂きたいと思うことがある。
労務費も出ないほどの製作費
プランニング代はいただいていないにも関わらず
衣装は儲けていると
あちらこちらで言われる事に
残念さを覚える。

メイキングとか製作秘話は
本当は見せる必要はないとずっと思っていた。

でもその部分が見えていないのに 
"高い高い"と言われる事に疑問を抱いて5年。

モノ創りにつ

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2.【わたし】が変わった瞬間…それは服の生きざまをしったとき。

2.【わたし】が変わった瞬間…それは服の生きざまをしったとき。

新朋子の学生時代。
大学と専門学校のダブルスクール。
ゲリラで
街でファッションショーをしたことがある。
もお27年も前のことかな。

ディスコからクラブへ変わって行く頃。
クラブを貸し切って
フライヤーつくって……
ショーを開催。
でも、短期間で何度もはできない。
洋服の材料費も箱台も
学生にはとても高く
奨学金の返済もあった私にはお金の限界がある……

だからゲリラで街の中で
ファッションショ

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【アタラシトモコの染めのこだわり】〜ドリンク編〜

【アタラシトモコの染めのこだわり】〜ドリンク編〜

衣装の染分け。

舞台衣装を作るとき
最も大切にしているのは
運動量や機能をデザインに落とし込むこと。

次に大切なのは
質感、色調。
時代設定の時もあれば
心情設定の時もある。

SNSで
この場面の衣装は紅茶染めをしたと書くことがある。

わたしがよく使うのは
ダージリン
ルイボス
緑茶
コーヒー

★過去を出すなら

現代と過去みたいな時
過去衣装は全て紅茶で染める。

アトリエは民家をリノ

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セカイイチ

活動休止前のラストライブ
本当に行けてよかった。

2014年ある仕事で
衝撃的な裏切りを受けた。

そこからしばらくの記憶には色がなく
私の心はどこかに置いてきてしまったように
【無】だった時に セカイイチのアルバム
【バンドマンは愛を叫ぶ】にであった。
椅子取りゲームで蹴落とされた
まさに……まさにその時だった。

バンドマン

夢はもおないのかい
夜になったまま朝が来ないのかい
そんなはずは

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公演前の衣装解説を断る理由

公演前の衣装解説を断る理由

いよいよ衣装展が始まりますね。
パンフレットに衣装の解説を掲載したいという依頼を受けることがあります。

私は基本的にお断りしています。

パンフレットは
だいたい観劇前に購入しますよね?
観劇前に衣装の解説を読んでしまうと
先入観として私の意向が入ってしまいます。

私は皆様が初見で感じたご自分の感覚を大切にしていただきたい
そして
これはこういうことかも!
あれはきっとそういうことかも!
と想

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1.【わたし】がcostume creatorになるまで…

1.【わたし】がcostume creatorになるまで…

応援してきてくださった皆様
そして初めましての皆様
costume-creatorの 新朋子 です。
<アタラシトモコ>と読みます。

かねてより衣装のこだわりを紙媒体にして欲しいという声を多くいただいておりましたが紙はなかなかハードルが高いので、新しいことにチャレンジしてこのnoteで発信させて頂くことにしました。
想いを発信できる場所が増えた【今】に感謝します。

皆様
どうぞよろしくお願い致

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