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冬京都。寺、神社三昧

寒風、雪、雨混じりの4日間。徹底してお寺、神社を歩いてきた。桜や紅葉の時とはまったく違う様相。この時期は初めてだった。
ひとけのない寒々しい境内をハシゴしていると、微かにストイックな気分になる。寺マニアでも御朱印にもまったく興味ないし。
三千院の阿弥陀三尊坐像に手を合わせたら鳥肌が立って込み上げてきたのも、人混みではありえなかったかもしれないと思えば貴重な旅だった。

京都には3000を越える寺があり、総本山と称するところの数はダントツらしい。 
当然だよね。1000年以上首都機能だったここには、ヒト、モノ、カネが集中していたのだから。
邪推な視点で言えば、立派な神社仏閣は金持ち、権力者の自己顕示。
一方で、庶民が暮らした歴史の跡形はアスファルトに消えて、たかが200年程度しか経っていない維新の志士たちの血気を想像させてくれるのは小さな石碑しかない。

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