Tomoaki Kikuchi

足首に爆弾を抱えるトライアスリート。デザイナーをしています。 競技やレース、トレーニン…

Tomoaki Kikuchi

足首に爆弾を抱えるトライアスリート。デザイナーをしています。 競技やレース、トレーニングの実体験を中心にまとめています。 Twitter : @IronmanJp30

最近の記事

深部体温で乳酸値は変わるか

短文です。 さらに練習の強度を下げられるのではという仮説 ローラー中、送風機をオンにしてを冷やすと心拍数も下がる→乳酸も下がるという相関がありそうな現象を確認しています。 例えば、Carson+1を送風機を①つけた状態、②つけない状態、③途中でつけた状態の3通り別の週に行った際の乳酸値は、送風機あり1.9mmol/L(Avg.HR129):送風機なし3.8mmol/L(Avg.HR146)、途中でつけた3.8mmol(Avg.HR132)となりました。(①〜③とも、条件は

    • 二重閾値トレーニングまとめ

      二重閾値トレーニングとはThe Norwegian model of lactate threshold training and lactate controlled approach to training.より 二重閾値トレーニングとはスイートスポットで行うもの。スイートスポットは、4mmolから多くの場合3mmol/Lのゾーンに当たるケースが多い。 二重閾値トレーニングは、筋肉をできるだけ消耗させず(オーバートレーニングを避け)に閾値を高くするための取り組みである。

      • IM HAMBURG🇩🇪 レースレポート

        Hamburgを選んだ理由 それはもちろん、サブ9をするため。 IRONMAN各地の平均完走タイムが速いレースをピックアップして、①コースのフラットさ②気温/湿度③開催時期の条件に合う候補が、Hamburg、Copenhagen、Barcelonaの3つだった。 タイム参照 : https://www.coachcox.co.uk/ 本当は風速が1番大事だけど、3つとも同じくらい風が強く、差をつけられなかった。3つうちから、1番フラットかつ、自分が毎年パフォーマンスがよ

        • 80日後のIRONMAN🇩🇪サブ9に向けてレースペースの確認をしました

          レースペースの確認方法今回の目的は「IRONMANペースを見つける」「エアロ効果の確認」の2つです。自分のIRONMANペースの定義は、心拍数160bpm台かつ、血中乳酸濃度2mmol/L台。 これは、過去自分が潰れずに完走したIRONMANのバイクランの平均心拍数-5bpmかつ、IRONMAN(以下IM)の鉄則と言われている、血中乳酸濃度2mmol/Lとしました。 200km単独でIMペースで走り、乳酸を測定。その後すぐにトランジットし、1時間IMペースでランニングして、3

        深部体温で乳酸値は変わるか

          【要点だけ】Gustav Iden & Kristian Blummenfelt: Lessons From The Norwegian Train Reign | Rich Roll Podcast

          10年単位で2014年からパリを見据えて終始一貫したトレーニングしてきた。14歳からプロと同じくらい練習していた。コナのパフォーマンスは積み重ねの結果。 バブルで注目されずに、トレーニングした環境がなければこうはなれなかった。 植物ベースの食事をとっている。 クリスチャンは体型からは想像つかないかもしれないが、実はトップエンドの出力が高くないため、LT2のゾーンのコントロールがいつも難しい。 クリスチャンは、VO2maxを高くするのはコストがかかる。ODに適応するには

          【要点だけ】Gustav Iden & Kristian Blummenfelt: Lessons From The Norwegian Train Reign | Rich Roll Podcast

          KONAを8時間台で走るために、この2年半何をしてきて、今年は何をするのか

          この2年間何をしていたのか2020年 月平均の練習量 : スイム30km、バイク854km 、ラン70km。 01/20 フロストバイト ハーフマラソン 1:15:41 02/23 IRONMAN 70.3 Bangsaen 4:19:38 総合7位/エイジ1位 スイムがすごく成長して、バイクは横ばい。ランは現状維持。 コロナが2020年3月くらいから急拡大し、走れたレースはフロストバイトとタイのIRONMAN 70.3だけでしたが、苦手だったランに手応えを感じつつシー

          KONAを8時間台で走るために、この2年半何をしてきて、今年は何をするのか

          しろさとTT200

          装備編今回はrovalのディスクホイールと、前輪も10mm深め。TTヘルメットを投入。DHバーは元々かなり狭かったので、間をテープで詰めてみました。前回はノーマルバイクジャージでしたが、今回はトライウェアをチョイス。体重は前回64kg、今回は67kg。 補給編・KODA エナジージェル10本 → フラスク 2本 ・500mlボトル3本 (水 + KODAエレクトライトパウダー 2本 + パラチノース) ・TOP SPEED 1本 レース展開編しろさとは1人づつのロー

          しろさとTT200

          Garmin歴7年のトライアスリートがWahooを3ヶ月使ってみた

          スペシャライズドカップ彩の国でELEMNT RIVAL(ウォッチ)とTicker(心拍ベルト)を賞品としてもらったので、せっかくなので3ヶ月使ってGarminと比較してどちらを使い続けるか検証してみました。ちなみに、僕の使用していたgarminは心拍ベルト、935、ランポッド、520Jです。 ※ちなみに自分はどちらからもサポートはもらってません。 良かった点 心拍数、ワットのゾーンで背景色が変化する しっかりサイコンを見なくてもある程度のゾーンを確認できるのは結構便利で

          Garmin歴7年のトライアスリートがWahooを3ヶ月使ってみた

          同じTSSのヒルクライムと平地どちらがランにダメージを与えるか

          2週間ごとに、バイク翌日に20km 4分30秒のペースランを行いました。TSSはほぼ一緒の210前後。しかし、明確に足へのダメージの違いがあって面白かったので、noteにまとめてみました。 結論ヒルクライムの後の方が格段に辛かった...。久しぶりにIRONMANのラストランをの辛さを思い出しました。足がとにかく重くて前に出ない。ペースも見事なビルドダウンで、平均心拍も170。翌日も足が痛くて走れないなんて久しぶりです。一方で、平地巡行翌日は軽かったです。標高も1000m違う

          同じTSSのヒルクライムと平地どちらがランにダメージを与えるか

          ロングメインの自分がエリートレースに出るにあたり、知っていったこと

          幸いにも、自分が所属するSUNNY FISHや、仲良くしてくてる友人にもエリート選手や経験者が多いため、色々と教えてもらいました。これからロングの人も挑戦する人がいたらいいなと思い書いてみました。 エントリー時に認定記録会のタイムが必要エントリー出場基準タイム スイム400m×2+ラン5,000m【男子33分00秒、女子37分30秒】 スイム400m×2+ラン3,000m【男子21分52秒、女子24分28秒】 オフ明けの秋口くらいから認定の準備を始め、1~2月下旬くらい

          ロングメインの自分がエリートレースに出るにあたり、知っていったこと

          スペシャライズドカップで結果を出せたので、これまでの1年とコナまでの取り組みを整理してみる

          コロナ禍でレースが1年3ヶ月空いてしまいました。本来であれば先月のIRONMAN ベトナム70.3がメインレースとなる予定でしたが、急遽スペシャカップをメインにし準備しました。レースレポートはFacebookに書いたので、ここでは3種目の取り組みの成否を振り返っていきたいと思います。 2020年のトレーニングの内容4ヶ月間の徹底したスイム強化。2021年3月股関節唇のインピジメント症候群でランを中止。6月時点で改善しないので8月までランもバイクも完全休養。ふてくされてても、

          スペシャライズドカップで結果を出せたので、これまでの1年とコナまでの取り組みを整理してみる

          4年間悩まされた、後脛骨筋腱炎を発症しなくなった理由を考えてみる

          きっかけは50kmのトレラントライアスロンを2015年にはじめました。当時は、トレーニングの一環として、トレイルランニングのレースも出場していました。2016年斑尾トレイルで50kmを走っている時に右足首の内側くるぶしの下辺りに重さを感じはじめました。しかし、トレイルレースの走り方がわからず、ひたすら止まらずに走り続けました。だんだん重さは鈍い痛みに変わり、ゴールする頃にはかなりの痛みになっていました。 それから、月間120kmほど走ると痛みが出るようになりました。スポーツ

          4年間悩まされた、後脛骨筋腱炎を発症しなくなった理由を考えてみる

          2020年の目標とそれに向けたアプローチ

          今年の最大の競技目標はコナで9時間30分を切ることです。ちなみに、2019年のマレーシアのタイムと、コナでのタイムの内訳は以下の通り。 【マレーシア2019】 スイム 00:58→ T1 00:02 → バイク 05:07 → T2 00:02 → ラン03:35。合計9時間47分。 【KONA 2020 (目標)】 スイム 00:55 → T1 00:03 → バイク 04:50 → T2 00:03 → ラン 03:20。合計 9時間11分。 それがA目標。B目

          2020年の目標とそれに向けたアプローチ

          Triathlete's BMI,Body Weight,Height,Age

          Age Body Weight Height BMI #TRIATHLON #IRONMAN #HEIGHT #WEIGHT #BMI #SWIMBIKERUN #JANFRODENO #DANIELARYF #LIONELSANDERS #BENHOFFMAN #PATRICKLANGE #TIMODDONELL #ANNHAUG

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          ロングのトップ選手とランを比較し、冬の課題を抽出してみた話(短め)

          先日の東京認定で、5000Mの結果がマラソンタイムに比べかなり良く、ふと、VDOTを元に5000とフルマラソンのタイムをランの強い選手たちと比較すると面白いのではと思いやってみました。 VDOTを元に今年の自分の5000mと、IRONMANのランのデータ比較してみました(VDOTとは)。今回の5000mのタイム(16:42)だと、フルマラソンは2:41が推定タイムとなりますが、実際はフルマラソンが3時間フラット、IRONMANでは3時間35分もかかっているので、個人的にはV

          ロングのトップ選手とランを比較し、冬の課題を抽出してみた話(短め)

          IM Malaysia レースレポート

          レース当日、朝2時とんでもない雨の音で一度起きる。こんな雨音日本でも聞いたことない。しかし、4時30分起床予定なので、耳栓突っ込んで再度爆睡。少し寝坊してチョコマフィンを2つ、コーヒーを飲んで部屋を飛び出る。 会場へ向かう途中、天気予報を確認すると北東からの風。最高気温32℃。体感気温39℃。降水量14.5mm笑。あまり日本では見かけない天気に少しテンションが上る。後は、GOTを観ながらスイム会場へ移動。第2章超面白い。 会場に着くと、みんな暗い中バイクの準備をしている。

          IM Malaysia レースレポート