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7歳息子の寝起きがよくなった「朝の過ごし方」。

小学校1年生の息子は、「朝」が苦手だ。

大キライだった幼稚園を卒業して、今の小学校に通いはじめてしばらくは、びっくりするくらい寝起きがよかった。

あれ?「朝」が苦手なんじゃなくて、幼稚園に行きたくないから「朝」が苦手だったのかも、と思ってホッとしていたのだけれど。


入学してしばらくすると、また寝起きが悪くなった。でも学校は楽しいとのこと。「入学ハイ」になっていて、なぜかスッキリと起きられていただけだったのだろうか。

本格的に寒くなってからは、より寝起きがひどくなっていった。自分の体温でぬっくぬくに温まった布団から出にくいということは、100も承知だけれど。

どんなにゆすっても、さすっても、こちょばしても、声をかけても、ピクリともしない日もある。仕方なく、父ちゃんがお姫様抱っこしてリビングに連れていく。眉間にシワを寄せて、リビングのソファで寝転がっている。30分以上ウダウダして、そこからごはんを食べ始める。

「食べる気分じゃない・・・」と食べない日があったり、食べる気分の日には遅れて学校に行くことになる。まだいまいち時計が読めない息子に、「今8時だよ。あと◯分でご飯食べないと学校おくれる時間だけどいいの?」と伝えても、特に焦る様子はない。



なにかいい方法はないかしら、と考えていたら。ふと小さい頃の自分が、頭の中のあらわれた。

「はちじ〜、はちじ〜、はっぷん♪」

そのリズムと映像がテレビで流れたら、家を出る。幼稚園の頃なのか、小学校の頃なのかは忘れてしまったけれど、そうしていたような気がする。


これだ!と思い、息子を起こしに行くまえにポチッとテレビをつけてみた。「はちじ〜、はちじ〜、はっぷん♪」がまだ行われているのかはナゾだ。チャンネルを変えていくと、パッとみとちゃんが映った。みとちゃんがなんとなく好きなので、みとちゃんのいるチャンネルで止めた。


息子に一応声をかけて、やはり起きない息子を父ちゃんがリビングに運んできた。そして息子をソファに置いた瞬間、びっくりすることが起きた。

息子の目が、パチッと開いたのだ。パチッという音が聞こえてきそうなくらいに、パチッとスッキリ目が開いている。


そして、次から次へと流れてくる朝のニュースを楽しそうに見ていた。ちょうど地震の映像がよく流れていたときだったので、その様子にいちいち驚き、いちいち質問を投げかけた。


そういえば、息子はニュース番組をほぼ見たことがない。

別に禁止していたわけではない。私は1人暮らしを始めてから、テレビよりもラジオが心地よくて、家でテレビをつけなくなった。そこから「テレビ番組」や「ニュース番組」を見る習慣がなくなったので、息子が産まれてからもラジオ生活が続いていただけだ。


わが家にとっての「テレビ」は、見たいドラマを録画して見たり、Amazonプライムで映画やアニメをみたり、YouTubeをみたり、ゲームをしたり、という「モニター的役割」でしかなかったのだ。


たまにテレビ番組をつけて、「停止」したり「スキップ」したりができないと、息子は不思議がった。

「これはテレビ番組だから、スキップできないよ。」と言っても、「テレビ番組って何?」と聞かれる。テレビ番組とは?と聞かれて、いざ説明しようとしても、なかなかうまく説明できなかった。


そんなこんなで、わが家はここ数週間、朝にテレビをつけるようになった。リビングまではお姫様抱っこで運ばないといけない日もあるけれど、リビングまで運びさえすれば、目がパチッと開いてくれる。


このやり方が良いのか悪いのかは正直わからない。息子をお姫様抱っこできるのだってあと数年だろう。朝にテレビをみることに慣れたら、また目は開かなくなるかもしれないし。

でも、今のところ朝のストレスが激減したので、しばらく様子を見てみようと思っている。


テレビは、勝手に流れてくる。

息子にとって、テレビのそういう使い方ははじめてで、新鮮なのかもしれない。


息子は今まで、自分で選んできた。

YouTubeは「あなたが選ぶ」ということだし、Amazonプライムでアニメや映画を見るにしても、自分でどれを見るかを選ぶ。ゲームだって、今自分が持っている中から、今日やりたいゲームを選ぶ。


自分で選ぶことは、いいことだと思う。

でも、朝にテレビ番組を見始めてから
「流れてくること」の良さも感じている。


自分だったら選ばないようなことを
テレビ番組は運んできてくれる。

「◯◯って何?」
「◯◯ってどういうこと?」

息子は自分が知らない言葉や、衝撃的な映像が出てきたら、興味津々で私たちに質問する。そこから家族の会話が広がっていく。息子の世界だって、ちょっぴり広がっているような気もする。

この感じも、なかなかいいなと思った。


テレビをつけながらご飯を食べていると、みんながテレビばかりに夢中になっちゃって、ごはんがかわいそうだと思っていた。会話もテレビの話が中心になってしまって、つまらないなと思っていた。会ったことも話したこともないテレビの中の人のことよりも、目の前にいるあなたが今日何をしたのか、今なにを思っているのか、そういうことを知りたい。そう思っていたけれど。


朝くらいなら、これも悪くない。

どうせ目が開かなくて不機嫌な息子との会話は弾まないし。

そう思った。



そして、テレビ番組やニュース番組から10年近く離れていた私。

お恥ずかしながら、朝のテレビを見るようになってからはじめて「大谷選手」の顔を知った。

お恥ずかしながら、地震の被害がここまで大きかったこともはじめて知った。

息子に便乗して、朝の数十分、
私の世界もほんのちょっぴりだけ
広がりそうな予感だ。


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