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#読書感想文 『ママと赤ちゃんのぐっすり本「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』

妊娠35週目に突入し、そろそろ赤ちゃんを家に迎え入れる準備を始めました(遅いのは重々承知なんですが…汗)
出産後の生活で一番恐れているのは、寝かしつけと授乳。
出産後しばらくは寝不足との戦い、という記述しか見たことないんですが、そもそもロングスリーパーな私はやっていけるのだろうか、という不安しかありません。


「ネントレ」なるものがあるらしい

そんな中、私がインスタでフォローしているインフルエンサーが「ネントレ」なる言葉を使っていました。
妊娠・出産・子育てに関する情報を拒絶し続けた私にとっては、そこで初めて見た言葉だったんですが、noteでも取り上げていらっしゃる方がおり、興味を持ったのでした。

Amazonなどでも色々出てきたのですが、科学的根拠+日本の生活スタイルに合わせて書かれていそうな 1冊『ママと赤ちゃんのぐっすり本「夜泣き・寝かしつけ・早朝起き」解決ガイド』を購入して読んでみることにしました。

赤ちゃん・子どもの生態って、知らないことばかり!

子どもって疲れたら寝るんじゃないの?

私のイメージでは、【子ども=疲れたら寝る】というものでした。
ところがどっこい(表現、古っ!)、子どもは「疲れすぎると寝れない」らしい。
Chapter 1の冒頭から「知らなかった〜!」な子どもの生態について書かれており、すんなりと読み始めることができます。

はじめての出産、周囲に子どもを育てている友人も少ないし、いたとしてもここまで詳細には話さないし、親戚に赤ちゃんいないし、よく考えれば「赤ちゃん・子どもって(同じ人間とはいえ)未知の生命体」です。
この本を出産前に読み始めてよかった〜。

新生児が40分しか起きていられない、なんて初耳なんですけど?

これ、知ってました?
もちろん、月齢が上がるにつれて、起きていられる時間は伸びるんですが、この伸びも私の想定よりかなり遅い…
生後6〜8ヶ月でも2時間〜2時間半しか起きていられないんですって!!!
そして、この時間を超えて起きていると、疲れてしまう。
疲れすぎて、上手に寝られなくて、ぐずり始める。

これ、知ってるのと知らないのでは心構えが全然変わってきます。
だから「ネントレ」が必要なんですね。

ネントレの前に「睡眠の土台」がとにかく大切

赤ちゃんも、いきなり一人ですやすや寝られるようになるわけではなく、それにはトレーニングが必要ですよ、というのが「ネントレ」ですが、トレーニングに入る前に「睡眠の土台」を整えましょう、と書いてあります。

出産前に「睡眠の土台」を確認しておくと、効率的

この「睡眠の土台」を出産前に確認できたことが最大の収穫です。

寝かしつけのタイミング
□ 子どもが疲れすぎる前に寝かしつける
睡眠の環境
□ 朝、起きたらカーテンを開けて日光浴
□ 寝る1時間前にはテレビ、携帯電話、タブレットの電源オフ
□ 寝るときは真っ暗、もしくは”おやすみライト”を
□ 雑音や生活音が気になるなら、”ぐっすりノイズ”を一晩中オン
□ 室温の温度は大人が肌寒く感じる程度
□ 室温の湿度は40〜60%を目安に
□ 寝るときの服装は着せすぎに注意
□ 布団やベッドは十分に安全性を考える
□ 寝付いた時と起きた時の状況を同じにする
幸福度
□ ママの心が満たされていて、余裕がある
□ 子どもの不安が取り除かれている
□ 純粋な1対1の親子の触れ合いの時間をとっている
ルーティン
□ ”ねんねルーティン”を行っている
□ ルールにのっとり、甘やかしすぎていない

Chapter 2|「睡眠の土台」をチェック|P.83

このチェックリストだけだと「???」と感じる部分もあると思いますが、本の中でエピソードなど交えながら、理由や具体的にどうすべきなのかが書かれており、納得感があります。

出産後に読む方のことも想定して書かれており、「いつからはじめても遅くない」「今の方法がハッピーなら、必ずしも従う必要はない」ともありました。

「睡眠の土台」が整ってからトレーニング

トレーニングの開始は生後6ヶ月から

出産後、半年で仕事に戻ろうと計画しているので、可能な限り早く「ネントレ」を開始しようと思っていた私が甘かった!
でも、月齢が低い頃から土台を整えておいた方がスムーズにトレーニングを開始できるそうなので、、(勝手に)プレトレーニングをしておこうと思います。

「こんなときは、どうしたらいいの?」も充実

こちらの本、素晴らしいことに「ママの仕事復帰。残念ながらどんなに準備しても……。だから、焦らず、慌てず!」というセクションがありました。
自分に関係ありそうなものだけ、読みましたが、おそらく起きてからでないとわからないような事象もあったので、その時々で読み返せそうなのもいいですね。

まずはこれをベースに実践してみよう

こちらの本以外にも、ネントレ関連本はありますが、出産前はこれだけでいいかな〜、と思います。
まだ手元に「赤ちゃん」がいないので、あくまでも想像しかできず、いざ本番になったらてんやわんやすること間違いなし。
それでも困ったら、他の書籍にも手を出そうと思います。

そして、この本、育児に関わる可能性のある人、全員に回覧すべきですね。
と、いうのも、

夜の”ねんトレ”の効果が出るまでには1〜4週間ほど、昼寝の”ねんトレ”は1〜3ヶ月ほどかかることがあります。

Chapter 5|ねんねトレーニングで寝かしつけ卒業|P.171

と記載があり、こんな長い間、一人で寝かしつけし続けるなんて不可能。涙

親はもちろん、保育にかかわるおじいちゃん、おばあちゃん、家族全員が子どもの睡眠の大切さを理解していることが大事。また、”ねんトレ”を行う目的を、明確にしておくことも大切です。

Chapter 5|ねんねトレーニングで寝かしつけ卒業|P.170

とのことなので、この本を【課題図書】として、夫、実父母、義父母、に回覧しようと思います。
長き道のりですが、共通認識を持つことが重要そうなトレーニング。

今後、実践編についてもnoteに記せたらいいな、と思っています。
そのときにnoteを記す気力・体力が残っていることを願わずにはいられません。

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