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エフェクチュエーションとADHD① ストラテラ服用日記724日目

エフェクチュエーションという言葉はご存知だろうか?

インドの経営学者のサラス氏が提唱する、成功した優れた経営者の行動力や思考プロセスを体系化した市場に対する実行理論だ。

これを読み取っていくと、市場の中でいかにADHD特性が重要かというこということが分かる。
5つの原則があるのでまずはそれを紹介する。

1. 手中の鳥の原則(Bird in Hand)
新しい方法ではなく既存の手段今ある手段を用いて、新しい何かを生み出すこと。少し言葉は悪いが、手持ちのコマをどう使っていくか?無いものねだりをするのではなく、今ある現状でどう戦うかを考えていくこと。

2. 許容可能な損失の原則(Affordable Loss)
これは言葉そのままなのですが、先に許容可能な損失を計算しておいて致命的にならないコストをあらかじめ見込んでおくこと。
失敗できる範囲を先に規定しておくと、素早くPDCAを回して切り替えていくことが可能になると分かると安心して行動できるようになる。

3. クレイジーキルトの原則(Crazy-Quilt)
形クレイジーキルトとは、不定形の布をパズルのように縫い付けたキルトのこと。たくさんのパートナーとたくさんの考え方を許容しつつゴールを目指す。
この場合、例えば競合相手などもパートナーに入る。それぐらい大きく構えてパートナーというものを捉えていく。多様性を受け入れられれば受け入れられるほど、変化に柔軟に対応できるようになっていく。


4. レモネードの原則(Lemonade)
アメリカのことわざに「When life gives you lemons, make lemonade.」というものがあり、これは「人生がレモンを与えたときには、レモネードを作りなさい。」という意味。
優秀な起業家はマイナスに見えることも創意工夫でプラスに変えていくことができる。失敗を成功に導くこともこの原則に入るようです。

5. 飛行機の中のパイロットの原則(Pilot-in-the-plane)
先述の4つの原則を網羅した原則でもあり、状況に応じて臨機応変な行動をすること。不測の事態に備え、外部環境の変化に対して柔軟に行動することが重要ということ。
未来は予測できないが、自分たちでどこに行くかどのようにいくかを考えながら創造しながら進むことができるということです。

いかがでしょうか?
ADHD特性とすごく親和性が高いと思いませんか?
明日からは一つ一つを見ていきたいと思います。

エフェクチュエーション。
今後を生き抜くすごく大切な概念なので今後も何度も出てくると思いますし、今日から一連のNOTEでも解説したいと思います。


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