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【新インターン生日記vol.9】KOL文化?中国と日本のインフルエンサーマーケティングの差異と共通点を紹介!

こんにちは!
株式会社トリドリ・インターン留学生の李(リ)です。

日本に留学している中国人として、普段から中国と日本のインフルエンサーやトレンドをフォローしています。

中国と日本のインフルエンサーマーケティングは、もちろん共通点もありますが、それぞれ独自の文化的、社会的、そして経済的背景に基づいて異なるアプローチを取っています。👀

今回の記事は、自分の考察で中国と日本のインフルエンサーマーケティングの差異と共通点を紹介したいと思います!



【新インターン生日記vol.9】中国と日本のKOL文化の違いと共通項を解説!

🍞KOL文化とは?

日本では「インターネット上で情報発信して、影響力を与えられる人」をインフルエンサーと呼んでいますが、中国ではKOL(Key Opinion Leader)と呼んでいます。

また、小紅書(RED)などのアプリの発展に伴い、最近はKOLより、KOC(Key Opinion Custmor)という人たちがもっと注目されています。

両者ともオンライン上での影響力を持つ人物であり、商品やサービスのプロモーションを行うことがありますが、KOLは職業としてクオリティの高いコンテンツを作る必要があり、フォロワー数も多く、大きな影響力を持っているのが特徴です。
一方、KOCは買い物が好きでSNSでシェアできる人なら誰でもなれます!

🍞相違点!中国におけるインフルエンサーマーケティング

📌ライブ配信
新型コロナウイルスの拡大により、人々は外出制限や社交的距離の確保が求められました。この状況下で、人々は家にいながらエンターテイメントや情報を楽しみたいという欲求が高まりました。ライブ(主には商品販売を主体としたライブ配信)は、この需要に応える形で、人々が自宅から様々なコンテンツにアクセスできる手段となりました💭

ライブコマースでの人気商材は、アパレルやコスメ等、「動画で良さが伝わるもの」です!

ライブの中でも、出かけて買い物したいというニーズが満たされないため、商品販売を主体としたライブ配信がさらに人気になりました。
商品紹介中心のライブの急速な発展に伴い、ライブで商品販売を主な仕事としたインフルエンサーたちが登場しました


その中のトップランキングのインフルエンサーたちは、中国の消費者行動に大きな影響を与えたと言っても過言ではありません。
去年の「独身の日(11/11)」のセールの場合、トップランキングのインフルエンサーとして活動している「李佳琦」さんのライブは、ただ一人で一日の売上高は215億元(約420億円)に到達しました。
(セールがお得すぎで私も自分の財布を捧げました😭)

前回の11/11セールで買った物!🛍️
服だけじゃなくてスナック、メイクなどもいっぱい買いました😍

因みに、去年の11/11セール、アリババの総売上は、5571億元(約11兆円)です!
(アパレルカテゴリーで最も売上の高いブランドは…なんと日本の「ユニクロ」でした👀)

それに比べると、日本のインフルエンサーたちもライブ配信を行うが、主にエンターテイメントやファンとの交流を目的としています。彼らは、自身のライフスタイルや体験を通じて魅力を伝え、ファンとの緊密な関係を築くことに注力しています。 
物販に特化したライブ配信もありますが(洋服のブランドなど)、中国みたいに、商品を購入するための第一候補になるレベルではないみたいです。 

📌事務所
インフルエンサー業界の発展において、中国でも日本でも、多くのインフルエンサーがMCN(マルチチャンネルネットワーク)という事務所みたいな組織を選択する傾向があります。

実は、事務所についても、ビジネスモデル、規模など色んな相違点があります!
中国の巨大なネット市場とインフルエンサーマーケティングの盛んさから、数多くの主流インフルエンサー事務所が存在しています。日本の人気インフルエンサーたちも(あさぎーにょさん、前akb48の小嶋陽菜さんなど)、中国のMCN事務所と契約しています。
中国のインフルエンサー事務所では、インフルエンサーのプロモーションやマネジメントだけでなく、実際の商品販売やブランドとのコラボなど、さまざまなビジネスモデルを展開しています。
特に前文にも書いたように、ライブを通じた商品販売が主流となっています。

引用元:https://www.nativex.com/jp/blog/current-status-of-kol-influencer-marketing-in-china-and-solutions/

一方で、日本のインフルエンサー事務所の場合は、広告PRなどのマーケティング活動が主なビジネスモデルとなっています。
個人的な感想ですが、日本のインフルエンサー事務所は、中国に比べて規模が小さく、数も少ない場合があります。

🍞まとめ

中国と日本のインフルエンサー業界は、それぞれ独自の特徴を持ちながら、インターネットの発展により広がりを見せています。
両国のインフルエンサーは、オンラインプラットフォームを通じて大衆に対して影響力を発揮し、商品やブランドの認知度を高める重要な存在となっています。


私自身の感想としては、中国のインフルエンサーマーケティング、特にライブ配信は既に私生活の中で不可欠な一部になりました。何かを買いたいと思う時も、実店舗に行って買うより、ネットで購入する方が安くてコスパが高いので、いつもインフルエンサーのライブを参考にしてそのまま購入します。

中国のインフルエンサーの配信から、そのまま買い物することがとても多いです!



一方で、美容、ファッションなどの情報収集に関して、私は日本のインフルエンサーの動画を見ることが多いです!今日本で流行っているトレンドを把握するのにすごく役立ちますし、日々の生活と緊密な関係をしています。
その中で私が一番好きなのは、気軽に見られるvlog系とゲーム実況系です😻

情報収集をする時は、日本のインフルエンサーの動画を見ることが多いです!


インターネットが躍進する今、タイミングさえつかめれば、自分を駆り立てる環境があるからこそ、必ず成功できると感じています✨


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