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悔しさも幸福のためのレシピなら。

味変がニガテなんです。
ラーメンにお酢。パスタにタバスコ。
コーヒーにミルクを入れるタイミング。

元の方が好き!と気付いても戻せない。
素の味だって美味しいから冒険しなくて良いか〜って。

でも味変も面白いから試したいし、戻れないからリスキーだし。
せっかくならいちばん美味しいのが良い。でもそれには色々試さないと。

うああってなって、味変すれば良かったかなとか、やっぱりしなきゃ良かったなとか。

一度やってみて「次はこうしよ」が見える。初回から楽しんで満足できる人、すごいです。

一度目で満足なんて無い。後悔しながら進んできたわけです。


悔いがあるから進めるし、選びたくなかったものに広げてもらう。

人生ってそういうことがありそうです。

上着を持ってくれば良かった。
だらだらしてたら湯冷めしちゃった。
今日はコーヒーじゃなくて紅茶だった。

後に引く悔しさこそが僕を強く形づくった気もします。

もっと話したかった。
こういう風に言えたら良かった。
僕はあなたをちゃんと分かれたろうか。
あの時あの人は、気持ちを全て言えただろうか。

小さなものから大きなものまで。
初めからうまくいかないです。うまくやりたいのですけれど。
傷つかずにうまくやりたかったのですけれど。

叶わなかったおかげで知れたこともあります。


納得度が幸福度。

一度目で満足なんて無い。そんな自分は何度も色々できるのが良い。
転職じゃなく複業するのも
それを辞めて留学したのも「もう十分」って中退したのも
何でも実験しやすいように中古物件を購入したのも。

やってみて、悔しい思いもして、広がりながら進むのが良い。

リスク、つまり他の可能性を考えちゃう自分だから。
やる前とやった後のぐるぐるこそが僕にはきっと必要なのです。

悔しさも幸福のためのレシピ。ならしかたがない。

それに味を気にしていたら、味の変化だけでなく。
コーヒーに溶けていくミルクを眺める楽しさだって、いつの間にか知りました。

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毎日の日記も続けて3年になりました。
暮らしのできごと、考えたこと思ったこと、こう考えれば良いかも…

それを暮らしのエッセイとして連載したい。
そう思うようになりました。

日々の中に、自分の中に、こんなにもたくさん感じられるものがある。
僕らの日々こそ、それだけですごいのです。
なるべく感じきりたくて、日記を書いています。

大したことなくて、わざわざ話すほどでもなくて、SNSにも載らなくて、
仕事や新しい取り組みの眩しさに負けがちだけど、本当は話したいこと。
自分しか自分のすべてを知らない孤独。
それを交わせたら、とずっと思っています。

返信しなくて良い交換日記のような、いっしょにいるから言える独り言のような。
人には言えるけど自分にはかけてあげられない優しい言葉のような。

今週の日記から一つとりあげて書く週刊エッセイ。まずnoteに書いてみます。

よければお付き合いくださいませ。

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