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小倉昌男・初めて「宅急便」を実現した男

先日、「お盆は帰省もできそうにないので、せめて何か送ろうか」と思い実家や親類にプレゼントを贈りました。

今ではコンビニからも配送できるので凄く便利ですね☆

「モノを送る」という行為

良く考えると、これ鎌倉時代かそれより以前から行われていた行為です。
武将同士で何か送ったり、荷車を引いて町から町へ運ぶ仕事をしてる人もいました。

しかし、それが今の「宅急便」という仕組みになったのはかなり近年になってからです。


大正4年、小倉康臣氏が大和運輸株式会社を設立し、初めて自動車輸送を行いました。
そして小倉昌男氏が後継となりますが、経営危機に陥ります。

焦点の宛て所と信念

GHQの輸送部門を担っていたとは言え、大口配送だけでは立ち行かなくなります。
そこで小倉氏は、個人に視点を切り替え、「宅急便」というサービスを始めるのです。

この経営判断が凄い!
経営陣からの反対を押し切る形でサービスを開始したのですが、
当初は関東一円だったのが、全国へと配送を展開していくのです。

”やればできる”という信念

戦時中の敷設経験、戦後の起業経験から小倉氏は「やればできる」という信念を持ったとのことです。

「どんなことでもやればできる。」ということを、身をもって感じました。資材が無いというのは言い訳に過ぎない。無いなら探してくればいいということです。これは起業に関しても同じですね。資材があれば会社を興せるというわけではない。設備なんかなくても、それを作ればいいわけですから。要は、やる気が大切なんです。

                    ※「ニッポンの社長」より抜粋

志を高く持つ意味

同インタビューでも、昌男氏はこう答えています。

高い目標を設定して、それを組織の全員に徹底できることが大切ですね。そのためには、コミュニケーション能力が絶対に必要です。

組織力の強さ、価値観や方向性、何より共通の目標やビジョンを持つことの強さを、経験から知っているからこその言葉。
自分だけが考えているのではなく、仲間と分かち合う事で、
レバレッジが効く様になります。

そして何より、そのビジョンの大きさが大事だとおっしゃっています。

成功するために必死に勉強したり、努力したりすることの方が大事です。ですから、若い人は高い志を持って、一生懸命努力してほしいです。

僕自身も、「この位で」とつい楽な方を選択してしまった経験があります。
しかし見るべきは手元ではないのです。
大変かもしれない、不安もある。それでも欲しい未来が実現する可能性がある方を選択していく。

戦後の激動の中、言い訳ができない正に命懸けで生き抜いた経営者の胆力は計り知れない。
だからこそ、今の時代で挑戦できる事に感謝し、ドキドキする選択をしていきます!

ではでは☆


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