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「お金なんて、ギリギリごはんが食べていけるぐらいの少なさで」

4月15日
朝ドラは、主にオンとオフの切り替えのために見ていて、それほど真剣に見ていなかったのだけど、今期は特別。沙莉ちゃんと太賀くんが大好きで、二人の表情がとにかく面白いので、沙莉ちゃんを見るためと、太賀くんを見るために、ついに録画をすることにした。これで安心。

カレンダーに赤で「ず」(◯で囲んである)と書かれているのだけど、自分で書き込んでおきながら何のことだか思い出せない。略語でメモすると、自分でわからなくなるという老い。
やれやれ。
・・で、noteを書いていて思い出した!
頭痛薬の「ず」だ。
1週間に2回までしか飲まない方がいいと聞いて、飲んだ日をメモったのだった。
やれやれ。

大谷くんの破格の報酬のほとんどが後払いと決まったときの元通訳の絶望たるや・・という話が流れてくる。1000億の収入なら俺の60億ほどの借金ぐらい・・(あなたのお金じゃありません)と思ったのに、たったの3億しか入って来ないの?!と。それはそうだよね、たったの3億だよ・・って、目の前に3億あったら夫には今すぐ仕事をやめてもらって二人で悠々自適の老後を過ごしましょうよって、宝くじ高額当選で身を持ち崩す典型的思考そのままに感じてしまうのだから、桁が違い過ぎて感覚が麻痺するって怖い。本当に怖いのはギャンブル依存症なんだけど。

お金なんて、ギリギリごはんが食べられるぐらいの少なさで大丈夫なのよ。豊かな気持ちになるためには、お金なんてかからないんですよ

山崎ナオコーラ『趣味で腹いっぱい』

山崎ナオコーラさんのこの描写は真実だと思う。だけど人は弱いから、ついついわかりやすいことに安心を求める。ゼロの数を数えるのは具体的だから。でも、そんなことでは心の豊かさは得られない。それもわかっている。わかっていても、なかなか身に付かない。

『趣味で腹いっぱい』は、後半、妻の趣味生活に便乗した夫が書いた小説があっさり新人賞をとって本になり、作家としてやっていけそう!で銀行やめて地方に移住して・・という、そんな簡単にいくかい!という展開で、ちょっとがっかり。
平凡な庶民の慎ましやかな趣味生活と、それを支えるサラリーマン夫という構図に期待していたので。

★肩の痛み8、つらさ7

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