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勝手に百冊チャレンジ

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記事一覧

勝手に百冊チャレンジ【14冊目】「知識経済の形成」

とにかく面白い本です。私がいま執筆中の本、ここをヒントに得たものが非常に多い。ちょこちょこ、思うことを書き足していきたいと思います。 今となっては、章立てを見るだけでも、非常に趣深い。(私がこの本を読んで、とにかく考えて、本を書いているからだとは思いますが(^^;) 技術と人間の知識の問題 産業啓蒙主義 ー経済発展の根源ー 産業革命とそれを越えて 技術と工場制 知識、健康、家庭 知識の政治経済学 ー経済史におけるイノベーションとそれに対する抵抗ー 制度、知識、

勝手に百冊チャレンジ【13冊目】「資本主義の新しい形」

私の問題意識と似ている経済学者さんの、マクロ経済からのアプローチと言えるかな。それゆえに、問いに対する、解の形は随分と違います。自分の考えと対比することで、自分の考えの特徴がよく分かってきました(^^) だいぶ粗々だし、読み終えていませんが、いったんリリースしようと思います。@2021/7/19 まずは問いについて本書が取り組むのは、次の三つの課題である。 資本主義はどこへ向かうのか? 「資本主義の新しい形」における市場と国家の関係は? 日本企業、そして日本経済の将来像は

勝手に百冊チャレンジ【12冊目】「産業人の未来」

いろんな論点を導き出せる本だとは思うけど、私がまずは伝えたいことをまとめてみた。(私が読んだのは、「新訳」の方なので、下記エターナルコレクションのとは微妙に違うと思います。) 初版(~前後はこんな感じで、まで)にしても、全9章の本の、第6章「自由な社会と自由な政府」だけで、これを論じてるのよね。敵わんなぁ。。 ドラッカーさん、自由と責任を論ずる私は、こういう考え方、結構好きかも。 自由とは解放ではない。責任である。楽しいどころか、一人一人の人間にとって重い負担である。そ

勝手に百冊チャレンジ【11冊目】「知識人とは何か」

なかなか面白い本。まだ、じっくりは読んでないけど、おススメなので、とりあえずリリース。 この本から垣間見えるサイードさんの魅力は、以下の二つの引用に端的に表れているのかな、と今は思っています。 「知識人とは亡命者にして周辺的存在であり、またアマチュアであり、さらには権力に対して真実を語ろうとする言葉の使い手である。」 「アマチュアリズムとは(略)利益とか利害に、もしくは狭量な専門的観点にしばられることなく、憂慮とか愛着によって動機づけられる活動のことである 。」(P.1

勝手に百冊チャレンジ【10冊目】「新しい世界」

自分の趣味に合う人を探すのもいいかも? いろんな「エライ」人が、これからの世界について、いろいろ考えた本。ごもっともと言えば、ごもっともなんだけど、何か考えすぎでは?というのが率直な私の感想。 私も、この人達同様、今は「ポスト資本主義社会」とは、考えているけど、考えれば考えるほど、この社会を大きく変える必要はなく、いま芽吹いている「ポスト資本主義社会=知識社会」の芽をいかに育てるのか?ということに尽きる、という気はしてる。 ごくごく単純に言えば、同じ貨幣を使っている社会

勝手に百冊チャレンジ【9冊目】「じぶん経済圏」

結構、深い本だと思う。各章から、いろいろ派生できそう。 帯に書かれている、この言葉に尽きると思う。 コロナ禍にも影響されない稼ぎ方、 「ひとりベーシックインカム」を目指そう。 ・お金に対する意識を変える ・あなたの時間を他人に使わせない ・やりたくないことはしない ・コミュニティの仲間は選ぶ ・考えること、楽しむこと いきなり、生活のすべてをこのようにすることはできなくても、この領域を広げていけば、幸せに生きられる気はする。 著者は、まず月3万円のじぶん経済圏から、と

勝手に百冊チャレンジ【8冊目】「超訳ケインズ『一般理論』」

ケインズさんには恨みはないけど、ケインズの役割が終わったことを確認するために買ってみた。(ロクに読んでないけど(^^;) 山形さんの整理山形さんが整理してくれた、ケインズの8つのステップ 1 雇用、特に労働は名目賃金が簡単に下がらない。だから価格を通じた市場での需給調整は効かない。 2 その場合、雇用は経済全体の総需要で決まる。 これが経済の供給能力より低いと失業が起きる。 3 総需要は、消費と投資に分けられる。 4 消費は、かなり一定だ。だから需要が十分かどうかを左右す

勝手に百冊チャレンジ【7冊目】「ビジネスの未来」

100冊には遠く及びそうにありませんが、関連する告知を見かけたのでアップ。 ビジネスの未来 少し眺めてみました。GDPに意味なし、とか現状分析(?)に見るべきところはあるものの、未来に向けた提言はイマイチ、って感じがしました(^^; 改めて、私の「自己理解、well-being(PERMA)、知識創造」って、面白い組合せなんだな、と思いました。自画自賛(笑) はよ、本書かなあかんな。。

勝手に百冊チャレンジ【6冊目】「エマニュエル・トッドの思考地図」

人口増に拘る以外は、トッドさんのこと、大好き(笑)この本は結構「読んだ」かも。 【6冊目】エマニュエル・トッドの思考地図 フランス人のちょっと変わった歴史人口学者である、エマニュエル・トッドさんの思考方法を整理した本。以下の図が、すべて、かなぁ。。 インプット/着想/検証/分析・洞察/予測、というステップを踏むらしい。てか、私も似たようなもんかも。けど、こうやって言語化してくれるとありがたい(^^) 何となく、私と通じるところがあって好きなんです。この人(笑)

勝手に百冊チャレンジ【5冊目】「恐れのない組織」

まだ、熟読したわけではありませんが。。 【5冊目】恐れのない組織 文字通り、恐れのない組織、すなわち「心理的安全性」が確保された組織が、学習・イノベーション・成長をもたらす、という主張をされています。 第一部「心理的安全性のパワー」と第二部「職場の心理的安全性」については、概ね異議なし、というところです。 しかしながら、第三部「フィアレスな組織をつくる」では、私は「ティール組織」という「フィアレスな組織」をつくる考え方を知っているので、もう一つ、しっくりこない感じがし

勝手に百冊チャレンジ【4冊目】OODAループ思考[入門]

この呟ききっかけで、積読から救い出された本です(笑) 【4冊目】OODAループ思考[入門] https://www.amazon.co.jp/dp/4478106622 文字通り、OODAループについて解説された本なのですが、分かりやすい、なのに(?)趣深い!おススメです。 OODAループについても、そのより有効な使い方ができるショートカットが紹介されていて便利です。 また、OODAループに止まらず、その世界観を支えるフレームワーク(VSAM)が紹介されていて、より

勝手に百冊チャレンジ①

百冊になるかどうか知らんけど、上げていってみようかな。。私は、購入したうえで目次だけ読む、というのも含めます(笑) 一応、年始以来、初めて目を通したものに限定するかな。 【1冊目】1940年体制(増補版) ―さらば戦時経済 https://www.amazon.co.jp/dp/4492395466 野口悠紀雄さんの本。戦争向けに作られた総力戦体制が、戦後をも方向づけた、というもの。「2020年体制(?)」の参考とするために購入。目次だけで十分だった(^^; 【2冊目