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日本一のカレーうどん!全国で本当に美味しいカレーうどんランキングTop10+α

こんにちは。2021年にカレーうどんを100杯以上食べたマン@toyotamasan)です。まだまだめっちゃ寒いですね。先日、2021年の東京のおすすめカレーうどんの記事を出させていただきましたが、実は昨年は全国のカレーうどんも巡っており、東京版よりも全国版のカレーうどんの記事の方が出したいなぁと思っていました。

なぜかと言うと、カレーうどんは全国に名店が散らばっている食べ物なんです。もちろんうどんといえば香川県ですし、関西にはうどんの名店がたくさんあったり、豊橋には独自のカレーうどん文化があったり…。さらに東京は蕎麦文化であることもあり、決して東京がうどんのナンバー1都道府県ではないのです。(持論です)

ということで2021年は可能な限り全国のカレーうどんを食べるということに挑戦しました。とは言っても流石に47都道府県全てで美味しいお店をまわった訳ではないので、全国ランキングの完全版という訳ではありません。とはいえ、カレーうどんの名店と呼ばれるお店にはかなり行きましたし、東京のカレーうどんと比較してもより美味しいお店も多く見つかりました。

もし、今後日本のカレーうどんを回りたいという方がいたら、ここで紹介するお店は本当に本当のマストです!!

それでは早速ランキングを見てみましょう。


1. 手打うどん 源内 @志度(香川県)

衝撃を受けました。

香川県で名店と呼ばれるうどん屋さんに何軒も行って、普通のうどんを注文したい葛藤を抑えながらカレーうどんを注文していましたが、そもそも香川県民はそこまでカレーうどんを食べないということで、うどんはめっちゃ美味しいのにスープが…うーん…ということがよく起こっていたのです。

そんな中現れたのが手打うどん 源内。聞くと香川県の中でカレーうどんが有名な珍しいうどん屋さんとのことです。場所が高松市から離れており、電車で3-40分の志度駅から、さらにちょっとした山道を2kmくらい歩くという難易度高めなロケーションです。

お店の見た目は昔からあるうどん屋さんや蕎麦屋さんといった雰囲気ですが、カレーうどんを注文すると、見た目にびっくり。

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シンプルながらカレーうどんが美しい…。色のバランスがとても良いのです。ネギとかまぼこと福神漬けが良いバランスで配置されています。目で楽しんだら、まずはスープを一口。それが食べたことのない風味!!!口の中に直接感じる出汁の旨味と甘さ。さらにその後から広がる辛さ。人生の和風出汁のカレーうどんのスープの中で一番美味しいです。甘辛いと形容するのが正しいと思いますが、啜れば啜るほど美味しくなるスープも珍しい。

スープの中には実はたくさんの具が隠れており、ごろごろしているけど噛むととろりとしている玉ねぎと人参、スープをしっかり吸ったお肉、そして、これまた別の出汁を吸っていて甘めの厚揚げと、具のひとつひとつのレベルがあまりにも高い。そして、うどんは言わずもがな。ここは香川です。とはいえ、うどん県にしてはうどんが主張しすぎていないと言うのも美味しいカレーうどんになっている理由でしょうね。うまく調和していてバランスがととのっています。

香川にうどんの巡礼に行ったらぜひ行ってほしいお店です。本当に美味しいです。

2. 游喜庵 @伊香保(群馬県)

群馬県には水沢うどんという日本三大うどんのご当地うどんがあるのですが、その水沢うどんの超名店の大澤屋が出すカレーうどん専門店 游喜庵が伊香保にあります。全国に数あるカレーうどん専門店の中でも個人的トップがこの游喜庵。メニューの独創性と美味しさが合わさったカレーうどんのスーパー名店です。

そもそも伊香保ってどう行けば良いのかという話ですが、実は新宿から伊香保行きのバスが出ているので、そのバスに乗ればなんと游喜庵の目の前までワープできます。なので東京在住でも簡単に行けるカレーうどんの名店なのです。

まず注目すべきがメニューの多さ。湯島のカレーの超名店デリーとコラボしたガラマーチャうどん、キーマカレーうどん、スパイシーマサラカレーうどん、比較的よくあるカレーうどんに近いマイルド和風カレーうどん、牛とろとろカレーうどんなど・・・とにかくメニューが豊富でどれを頼めば良いのかわからなくなり、じゃあ連食でとなってしまうのです。

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今までに4つのカレーうどんを食べ、どれも最高に美味しいのですが、特に美味しかったのがスパイシーマサラカレーうどんです。まさにインドカレーのカレーうどんという感じで、ベースのカレーは超インド。ただ出汁が和風なので、インドカレー屋さんでは味わうことのない、和風×インドの最強のスープが出来上がっています。そのスープにひき肉と玉ねぎが入っており、うどんと絡む絡む。トッピングのガーリックチップのアクセントもとても良く、カレーうどんとしてもインド料理としても、最高の一品です。

カレーうどん好きなら何度でも訪れる価値があるお店、それが游喜庵です。

3. カレーうどん屋 咲々 @相模原(神奈川県)

神奈川に最高のカレーうどんがあります!このお店はメニューがカレーうどんのみ。うどんの温・冷かを決め、そこで自分でトッピングを選んで追加していきます。うどんを温かくするとカレーうどんスタイル、冷たくするとつけ麺スタイルになり、トッピングなしだと水菜とスライス玉ねぎが乗ってきます。

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トッピングは牛チャーシューが人気ということで、今回は牛チャーシュー&温泉たまごトッピングの温かい麺で注文しました。まず驚いたのがスープのクリーミーさ。まろやかでとにかくクリーミーです。インド寄りのスパイスなんでしょうが、まろやかさゆえか少しだけタイカレーの雰囲気も感じる。うどんは手打ち讃岐うどんでコシがしっかりあり、サラッとしたスープがちょうど適量絡まり、文句のつけようのない美味しさです。

〆にはうどん屋さんとしては珍しめの締めパンもあり、スープに浸して洋食気分で〆ることができます。トッピングも煮込みハンバーグとか、なすの肉味噌炒めなど、カレーうどんのトッピングとは思えないものも多数あり、何度行っても飽きないお店。ぜひ行ってほしいお店の一つです。

4. 菊すけ @湯布院(大分県)

全国にはめちゃめちゃ美味しいカレーうどんが隠れている証拠!まさか湯布院にこんなに美味しいカレーうどんがあるとは・・・

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ここのお店の特徴は山椒を使ったカレーうどんであること。なのですごくピリリとするのですが、そのピリリ感とカレーのスパイスとうどんが完璧にあっています。このアイデア多そうに見えて、実は全然ないのですよ。そこもまた良いですね。そぼろと白ネギもめちゃめちゃ良い。湯布院にまでカレーうどんを食べに行くの、ありです!

ちなみに駅からかなり遠く、徒歩ではなかなかきつい(途中で山道がある)ので、バスか、タクシーやレンタカーを使うのをお勧めします。

5. 手打ちうどん 錦 @名古屋(愛知県)

カレーうどん最強の地 名古屋で、個人的に一番感動したお店が栄にある手打ちうどん 錦です。名古屋のカレーうどんは、一般的なカレーうどんとは異なり、ベースには和風スープではなく鶏ガラ中心のスープを使い、スパイスを配合した独自スパイスのカレーと極太麺、そして小麦粉を使ったとろみが合わさってできた独自の味を作り上げています。

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その名古屋カレーうどんの最高峰がここ錦。とにかく黄色いスープが特徴で、超トロトロ。まずは甘さとクリーミーさを口で感じると、後からスパイスの辛さに、出汁で使われている魚介の風味も感じて、複雑なカレーの美味しさを味わえます。でも感じるのは辛さでも甘さでもなく「優しさ」。こいつ何言ってるんだという感じですが、食べれば分かります。うどんは極太麺のシコシコ麺でスープとの絡みも半端ないです。具のお肉と厚揚げとネギも、優しいスープと絡まって最高。名古屋に行ったらマストのお店です!

ちなみに東京以西には、〆カレーうどんの文化がある土地が多く、有名店は深夜まで営業していることが多いです。ここ錦も26時まで営業しているので、お昼に行くのと、お酒を飲んだ後では、また違った顔が見れることでしょう。

6. Japanese Curry Udon 天晴 @名古屋(愛知県)

名古屋にありながら独自のクリーミーカレーうどん路線を突き進むのがここ天晴。カレーうどんだと思って食べると、そのクリーミーさにびっくりすること間違いなしです。メニューは、元祖カレーうどん、極マイルドカレーうどん、カレーつけうどん、とまとカレーうどん、混ぜカレーうどんと、限定メニューの6-7種類。さらにメニューによっては辛さも選べます。

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元祖カレーうどんを注文しましたが、まず見た目が爆おしゃれ。クリームがフランス料理のようにスープにかかっており、野菜も普通のカレーうどんとはまったく違うラインナップ。見た目から楽しめる一品ですが、もちろん味も最高。スープはミルクを直に感じられる濃厚さとコクの中にカレーのスパイスの辛さがあります。バターチキンカレーのような風味を感じますが、どうやら玉ねぎを炒めた甘みとカレーの組み合わせから来ているようです。太めでシコシコのうどんもよく絡み、具には鶏のミンチも感じられます。野菜のシャキシャキ感もうどんとの対比にぴったりですし、メインとなる具がなくても、これだけで十分楽しめる一杯でした。

ちなみにノーマルで十分マイルドなのですが、さらに上ランクの極マイルドカレーうどんもあり、これよりマイルドってどうなってしまうんだ!と次に行くときを楽しみにしています。

7. めん処 砂場 大清水店 @豊橋(愛知県)

豊橋といえばカレーうどんの聖地。カレーの中にとろろご飯が入った豊橋カレーうどんを街全体が押し出しています。そんな中、豊橋出身の知り合いに聞いて教えてもらったお店がこちら。砂場といえば蕎麦屋の老舗の名前ですが、なんとカレーうどんが美味しいというのです。

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半信半疑でお店に向かったのですが、出てきた豊橋カレーうどんを見てびっくり。めっちゃ野菜が入ってるし、揚げ物も入っている…!見た目のインパクトがすごい。でも、見た目だけで味があまり…というお店は割とあったりするので、これだけでは決めれないのがカレーうどんの面白さ。しかし、スープをすすると、そんな感情が吹き飛ばすくらいの変化球できたのです。スープは、豊橋スタイルでも名古屋スタイルでもない独自の甘さと酸っぱさが合わさったカレースープなのです。

そして具。揚げ物はうずらたまごフライと、カマンベールチーズフライ。両方とも美味しすぎ。そのままでも美味しいし、カレーをかけても絶品。これだけで満足なのですが、さらに無限に入っている野菜に、ノーマルの具もあります。飽きを知らないとはこのことか。野菜は茄子やミニトマト嫌いの子供でもパクパク食べれそうな美味しさがあり、なんかもう全部美味しいのです。と思っていると器の底からはとろろご飯が出てきて大優勝。ここまでくるとご飯がなくても良いくらいなのですが、豊橋カレーうどんを忠実に守っていて涙が出てきますね。

豊橋駅からは電車で10駅くらいなのですが、ぜひ訪れてほしい名店です。

8. うどん工房さぬき @横須賀(神奈川県)

横須賀といえば横須賀カレー。しかし、カレーうどんの名店も忘れてはいけません!普通のうどん屋さんですが、カレーうどんを爆推ししているのがうどん工房さぬき。Googleマップを見ると、日本人だけではなく米軍関係者がこぞって大絶賛しているお店です。

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人気はからあげカレーうどん。スープはクリーミー系なのですが、そのクリーミーさの由来がココナッツミルクで、はじめて食べる味です。旨味とコクがとにかく半端ない。スパイスもしっかり効いているのですが、トマト由来なのか、カレーなのに少しだけイタリアンの雰囲気を感じるのも面白いです。麺は店名でさぬきと言うくらいな自信たっぷりの自家製うどん。当然美味しいです。そして唐揚げもしっかり自家製で柔らかすぎず、カレーうどんに合う硬さ。ガッツリお肉も食べれながら、繊細なカレーうどんも味わえて強いお店です。

9. 日の出うどん @京都(京都府)

実は京都には京風カレーうどんという独自のカレーうどん文化があります。京風カレーうどんの特徴は…これがググっても出てこないので、自分の経験で説明しますが、とろみがついた和風出汁ベースのカレーに、牛肉、九条葱、厚揚げが具に入り、つるつるした柔らかめのうどんが入ったカレーうどんです。

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その京風カレーうどんの中でもトップがこの日の出うどん。上品な京都を感じさせる和風だしのスープですが、まろやかさの中にちょっとだけ塩気もあり、この塩気が単調になりがちなスープを引き締めています。スパイスもしっかりしていて食べ続けると舌がピリリとしてくる。うどんは柔らかく、具にはすき焼きのような甘めの味付けの牛肉、九条葱、そして厚揚げがバランスよく入っています。とにかく食べていてバランスの良さを感じられるカレーうどんです。

10. 香川 @北新地(大阪府)

北新地で飲み歩いた後の〆といえば…!そう香川のカレーうどんですね。深夜4時くらいまで営業している北新地の名店です。お酒を飲まずに食べても美味しい、酔っ払いながら食べてもここのカレーうどんは絶品。

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名物のカレーうどんは魚介香る和風出汁の中にクリーミーさもあるカレースープなのですが、味が優しすぎてこれだけで飲めます。〆ということを考えているからこそ、身体に染み渡る優しい味を作っているのでしょうが、シラフでも泣けるくらい美味しいスープなのです。

麺は細めで、天カレーを頼むと、大きい海老天がついてくるのですが、カレーに浸してもめっちゃ美味しい。プリプリの海老です。具には関西らしく九条葱と牛肉。スープを壊さずに存在感も出すという絶妙なバランスになっています。北新地の〆に優しすぎるカレーうどんはいかがでしょうか。

11. 極楽うどんTKU @玉造(大阪府)

大阪の極楽うどんグループの総本山のカレーうどんが、寒い冬に食べたい、激熱だけど、バランスが高すぎるカレーうどんを出しています。

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人気の鶏天カレーうどんは、スパイス感もあるけど、日本人が思い浮かべるカレーに近いような濃厚なスープに、太めモチモチのうどんがよく絡みます。そして激熱。鶏天は唐揚げのようなサクサク衣だけど、下味がしっかりついていて、カレーに負けないクオリティの高さ。これだけで唐揚げ定食にできそうな美味しさです。

熱いけど、辛すぎず、バランスが本当に高いカレーうどんで、大阪に行ったら毎回食べたい一品でした。冬に食べるとより美味しそうです。

もうひとつの看板メニューの鶏卵カレーうどんもバランスよく美味しいのでおすすめですね!東京に進出して欲しいお店の一つです!!

12. あんかけ亭 光 @神戸(兵庫県)

神戸にも飲んだ後に〆で使いたくなるやさしいカレーうどんが存在します!

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そのカレーうどんがこちら、あんかけ亭 光のあんかけカレーうどんです。あんかけの文字通り、トロトロでとても優しい味。まろやかなスープが、お酒を飲んだ身体に染みます。でもよく味わってみると、結構スパイスが効いている感じなのですが、どういうことか優しく感じるのです。具には牛肉が入っているのですが、この牛肉が食べた瞬間に美味しい!となるしっかりとしたお肉。さすが神戸です。

具にはカレーらしく、にんじんとじゃがいもが入っており(カレーうどんでは珍しい)、この2つにカレーが染みていてめっちゃ美味しいのです。一口目は「優しい!」ってなるけど、最後には「美味しい!」となる、尻上がりに美味しいすごいカレーうどんでした。

番外編 日本一美しいカレーうどん 十勝庵 @豊橋(愛知県)

カレーうどんを巡っているうちに、間違いなく日本で一番美しいカレーうどんに出会ったので紹介させてください。

豊橋といえば豊橋カレーうどんという話をしましたが、豊橋競輪場のすぐ近くにある古き良きという感じの蕎麦屋さんが、信じられないくらい美しいカレーうどんを出しています。

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白いムースのカレーうどんといえば、恵比寿の初代を筆頭に全国でも増えている印象ですが、ここのカレーうどんは白いマスカルポーネのエスプーマの上に、エディブルフラワー(食べられるお花)と色とりどりのミニトマトがたくさん乗っています。美しすぎる。家に飾っておきたい美しさです。それでいて、豊橋カレーうどんなので、中にはしっかりとろろご飯が入っているのです。やばいですね。美しさだけではなく、味もおすすめのお店です。

生姜焼き100チャレンジ

筆者の2022年は生姜焼きに捧げます!生姜焼きって誰もが食べたことある超有名な料理なのに、生姜焼き一本で勝負しているお店が全然ない珍しい食べ物なのです。良くも悪くも「安定」してしまうので、とりあえずメニューに置くという感じなのですかね。

とはいえ、定食屋にはもちろんありますし、洋食屋、町中華、トンカツ屋、居酒屋のランチ、さらにはサウナ施設にも生姜焼きはあるので、色々な角度から攻めれそうで楽しそうな予感…。生姜焼き界のキング菱田屋を超えるお店は現れるのか…!楽しみにしておいてください!(そして美味しいお店があったら教えてください!)

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