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オランダの女子中学生は、男子よりも優秀?

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先日、オランダの統計局が、「中学生女子は、男子よりも成績優秀」というデータを発表し、話題を呼びました。

その報道によると、小学校の頃は男子も女子も成績に差はないのだそう。けれど、中等教育に上がる頃から徐々に差が出始め、中等教育の最初の3年間で男子が遅れをとることが多くなるのだとか。
オランダの中等教育学校は3つのコースに分かれているのですが、女子のほうが難易度の高いほうのコースの卒業証書を取得する傾向があると。

何故そうなのかというと、「男子は、勉強をがんばることが格好悪いと思っている」ということと、「男子は自宅学習や宿題をしっかりやらないからではないか」と専門家は分析しています。

オランダの進学システムは、小学校からの成績の積み上げで決まってきます。だから、こつこつと自宅学習をする傾向にある女子のほうが成績が良いのは不思議ではないですね。

また、以前読んだ「ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか」というアメリカ人女性が書いた本にあったのですが、「アメリカの小学校には女性の先生のほうが多いので、男子の取り扱いを持て余すことがある」そうです。

これはオランダも同じで、小学校の教師は女性のほうが多いです。男性教師は全体の19%しかいないのだとか(※資料1)
でも中等教育は男性教師も47%に増えるそうなので、中学から男女の成績に差がでるオランダでもそれにあてはまるのかは疑問です。

いまオランダでは男子に特化した学習サポート塾のような場所もあるのだとか。オランダでは塾そのものが少ないのに、男子に特化しているというところが驚きです。
これから当地でも、塾サービスが盛んになっていくのでしょうか。動向を見守りたいと思います。

↓以下、参考記事一覧です。こちらの照会のみ有料になります。(オランダのメディアより2記事、政府系サイトより2記事)

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