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教師の主体性

先週の腰痛が再発しましたので,昨日の午後はベッドでゆっくりとしていました。
おそらく金曜日の少々ハードな散歩と4時間に及ぶ採点作業のせいかと思います。
こんなところにも老いを感じます。

さて,京都大学教育学部の黒田恭史先生がフェイスブックに,こんなことを書かれていました。

子どもの主体性を尊重することと同様、教師の主体性が尊重されなくてはなりません。

まさにその通りです。

教育現場では,授業の画一性を求めようとする動きがあります。

例えば,
「めあて」と「まとめ」を板書すべし。
タブレットなどのICT機器を使うべし。
話し合う(班活動など)場面をつくるべし。
〇〇大学の〇〇教授の授業方法を取り入れるべし。
などです。

これでは,黒田先生が言うところの「教師の主体性が尊重」されていません。
授業内容よりも形式にこだわる形だけの授業改善になっています。
教師ひとり一人がパッションのある工夫ある授業展開をすることによって,生徒の主体性が芽生えます。
教師の主体性と生徒の主体性がうまくかみ合った時に,素晴らしい授業となるのです。

つまり,授業というのは,まずは教師の主体性が尊重されることが大切だと考えています。