見出し画像

右翼の日本家父長化作戦

日本を滅ぼすのはディープステートでも中国共産党でもなく右翼 + ヤンキー + スピ + サブカル文化である。そのなかでも右翼の家父長文化こそ日本を破壊する要である。

天皇制 + 家父長制が直結していた時代は内容は別としてシステムとして家父長が有用である事が信じられた。

大日本帝国はオウム真理教のようなヤバいカルト宗教であった。
しかしカルトはカルトとして筋を通そうとはしていた。

しかし戦後は外装の民主憲法(=憲法24条)と内装の家父長制が見事に乖離しておりもはやこれが日本社会を衰退させた原因と考えている。なぜなら内装の家父長制が専制主義体制の温存に寄与しているからだ。

日本の体育会系クラブやサークル、企業や宗教風土にも関連がある。結局家父長制の歪さは社会全体の問題に繋がるのである。

専制主義体制に慣れて早々と委縮する人々を生産し続けるのである。

男女雇用機会均等法以後、女性の社会進出は表面的には進んだが正直あまり意味がない。根幹の男性像と女性像のセックス・ジェンダーイメージが固定化されているためそこに右翼が入り込んでくれるからだ。

女性像は「最終的には家庭の守護者」や「他者を包み込む力があるという包容力幻想」や「結婚をする事が人生のイニシエーション」や「女性は育児をする事によって磨かれる」といった右翼思想がある限りどんなに女性が社会進出をしてもサブポジションの域は出ない。

「ガールズバー」や「キャバレー」といった昭和的な接待幻想は論外であろう。「看護師」や「保育士」といった包容幻想もまた社会停滞に繋がる。

男性像は「最終的には家庭の担い手」「組織や集団をまとめる統率性」「男性が率先してプロポーズをして家の主になる」「男性は組織に務めて役職を得て働く事で磨かれる」といったものだ。

「営業」や「運送」といったガテン幻想も強い。男性という属性から肉体労働を強いるのは明らかに社会停滞に繋がる。

そもそもこんな女性像と男性像で社会を運営してきてうまくいかないのは当然だ。そして今後もこんなマインドや制度でやっていけると思う事が原始人並の知能しかない事がわかる。

こんな時代錯誤の事をしながらジェンダー平等を謳っても同時に綱引きが行われるのでまったく前に進まないのだ。

つまりただ単に女性が社会進出するだけでは弱すぎるのだ。同時に家父長制や家父長マインドを根こそぎ破壊しなくてはならない。

こういうマインドは日常会話のなかでさらっと出てくるものだ。一見真っ当な人々も老若男女問わず平気で右翼言説を語りだす。

「おまえは男なんだからちゃんとしなさい」「お父さんの許可を得ないとダメよ」「育児は母親がしないとダメだ、男には務まらない」といった発想は右翼にとどまらずそこらへんの若年層にも及んでいる。

こういう思考の中に家父長マインドは潜んでいる。悪気はなく右翼は社会を衰退の方向に誘っている。

また一見仲が悪そうな右翼とラディフェミから派生したターフがトランスジェンダー差別で手を組んでいる。連中は家父長という矛と異性愛者を盾にして合作した。

「男とは統率性がある」「女とは包容力がある」「男は恰好よくなければならない」「女は可愛くなければならない」という固定化こそ右翼の日本家父長化作戦の後押しをしてしまう。

要は統率性のない男、自己主張の強い女、ダサい男、小汚い女、
男女という振り分けが不可能な人などが普通に生きられる社会を
目指していくのが近現代社会として正しい。

右翼の日本家父長化を食い止めて家父長制度や家父長マインドを粉々にしなくてはならないであろう。戸籍制度を破壊して強制的夫婦同制度を粉砕しよう。

学習教材(数百円)に使います。