右ききのエレン

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35歳手前の女性に告ぐ

・これから一緒に人生をともにしたい人を見つける(パートナー、配偶者、友人) ・最優先で子どもを産む(産みたい人) ・住みたい地域を見つける(家でもエリアでも、そこに馴染みはじめる) ・趣味をみつける(自分が心地いいことなんでもいい) ・これだ、ここだと思える仕事や職場に在籍する これ! やっててほしい。婦人科系の病気や生活習慣に伴う支障が出てきては遅い。 私は貪欲で、家族がいて、実家の助けが得られる住まいもある。 それでもやりがいある仕事をしながら命を燃やしたいと思ってい

    • あれから

      自分ががんだと分かってから、 実感したりしなかったり、夢じゃないかと思ったり。 でも左向きに寝て違和感を感じるし、そっと触ったりすると何かあるし、 娘がおっぱい大好きなので触ってくるときに「あぁ、あるな…」と思わされる。 手術したらこのふくらみがなくなるのか…とやはり憂鬱な気持ちにはなるし、乳がんんは血流やリンパが近くて局所でおさまらない可能性や数年後の再発リスクについても情報を目にして、落胆はする。 睡眠不足はよくないと職場の産業医に言われ、とりあえず薬局で買った漢方

      • 告知から再受診

        受診の理由は ●左胸全体がチクチクするようになったこと ーがんの進行なのか? ー告知されて意識するようになったからか? ⇒乳管を這うように広がるので、その痛みだと思います。様子見するしかないです。 ●紹介された大学病院の受診日まで2週間ほど空くが大丈夫か? ー進行したらと思うと不安 ⇒大学病院でCTやMRIの検査から治療計画までまとめて進めた方が良いと思います。大学病院の医師も見慣れた画像の方が扱いやすいのではないかなと思います。 ●職場に現状や今後のことをどう伝えたらよ

        • すこしポジティブなときもある

          告知されて、まだ具体的なイメージが付いていないから言えることを言う。 ・一日一日を大切に思える ・自分とつながりをもってくれる人への感謝 ・唯一無二の人生になる ・真の人の痛みが分かる医療職になれる ・本当に大切なことが分かる 深呼吸して力を抜くと、 これまで健康でいられたこと、たくさんの人に出会いいろんな考えに触れられたこと、未熟な私の振る舞いに付き合ってくれた家族や友人の存在、 頑張りたいと思えた仕事に出会っていること、、、 そして大切な大切な娘を授かり、周りの手を借

        35歳手前の女性に告ぐ

          受容

          今日は告知を受けてから7日め。 「乳がん」 「乳がん 治療」 「乳がん 克服」 「乳がん 仕事との両立」 「乳がん 38歳」 「乳がん 2歳児」 いろいろ検索して、医療機関のHPや学会のガイドラインをたくさん見た。 乳がんは自覚症状がないからセルフチェックが大切なこと、 授乳中でも進行することがあること、 妊娠・授乳中でマンモは受けられなくてもエコーをしてもらえること、 知識不足や思い込みで今の状況に陥っていることは後悔しかない。 いち医療職としての恥ずかしさも大きいし

          職場へ報告

          告知を受けた週が、この一年で一番忙しくて泣きそうだったのだけど、 逆に忙しかったからこそあまり考える暇もなくて良かったのかもしれない。 仕事の山場を越え、金曜日の夜に上司に話そうと決めていた。来年ここでまた働き続けるのかも、一緒に伝えるか悩んでた。 (正直、職場環境のストレスも大きくて、それで良く眠れないこともあったため、乳がんの早期発見に意識が向かなかった気もしてて…←会社のせいにして楽になりたい) その前に信頼できる同僚に打ち明けると、 しっかり寄り添ってくれて、「き

          これまでの経緯2

          2024.2.8 病院に説明を聞きに行く日。 この日まで、乳腺症、線維腺腫、葉状腫瘍…など良性のパターンでも血流があることがあるとか、リンパは乳腺炎でも腫れるとか、そういうことも調べたりして、気を紛らわしていた。 前回針生検してから、その辺がチクッとしてずっと嫌な感じは続いてた。 説明当日。 説明室に入る時の医師の表情でわかると誰かのブログで読んだので、気にしてみたけど分からず。 「一緒に来られている方は?」と聞かれ、「夫です」と返事したらそれを記録する事務の方がいて、

          これまでの経緯2

          これまでの経緯

          2024.1.27 乳腺外科専門医のいる病院を受診。 年末あたりから左胸のしこりを感じ、娘から触られるたびに違和感で痒い感じがしていたので、診てもらおうと。 当時の私は乳腺炎とか母乳の溜まりかなと思っていた。 マンモグラフィ、胸部エコーを経て診察室へ。 医師からは「マンモグラフィは30代だと若いからわかりにくいのが通常です。エコーでは左胸になにやらもくもくした所見があって、ご本人も自覚しているところと一致しています。もくもくしたところには血流があって、周りと比較すると硬さ

          これまでの経緯

          家族

          今日は朝起きたら娘が私を見つめてて、 「おはよう」って言ったら、 手のひらを頬にあてて「だいじょうぶだよ」って返してきた。 2歳半前後くらいから、 たまに「だいじょうぶよ、ママ、ね!」って言うことがあって、娘なりになにか感じ取ってるんかな。 まだまだ現実逃避したいし、全然受け止められてないけど、子どもの笑顔が続くように、そこだけは頑張りたい。 夫も家のこと積極的にしてくれるし、 娘の世話も頑張ってくれてる。 共働きでお互い家事育児ヒーヒー言いながらで、険悪な日も多かっ

          全部自分の感情

          しんどい どうして 周りがうらやましい 誰にこのことを言えばいいのかわからない 恥ずかしい 夢であってほしい 時間を巻き戻したい 娘、夫、大好き 本当にごめん 一日一日を大事にしてくればよかった どんなときも自分の体の変化に目を向けないといけなかった なにかが自分に返ってきているのかな 転移がなくて限局していてほしい(絶対) おっぱいを全部とるって喪失感大きいだろうな(胸を触りながら思う) 温泉いけるのかな 再建ってきれいになるのかな 乳首は? ケモすることになったら髪の毛は

          全部自分の感情

          昨日から1日経ってみて

          告知から丸1日経った。 やっぱり夜は眠れなくて2時間おきに目が覚めた。 スマホであらゆる文字で検索しちゃって、良からぬ情報が多くてとってもしんどい。そして知らないところでこんなに多くの女性が乳がんと闘っていることを知った。 夜中目覚めたとき、隣の夫も起きててなにやらスマホ画面が光ってて、、、もしかしたら何か同じように検索してるのかな、と、「何かこわいの見てる?もう寝よう?」と強制的にスマホを閉じさせた。 夜はよくないね。 横で寝ている娘が「おっぱい~」と寝ぼけながら

          昨日から1日経ってみて

          kokuchi

          今日、私は「がん」と診断された。 今日の記憶は残ると思うけど、私はよく感情がコロコロ変わるので、 人生の中のおおきな出来事の記録と、これから揺れていく気持ちを整理するためにも記録をすることにした。 医師からの説明はなぜか冷静に聞けて、なんだか自分に起きていることのように思えない、他人事のような気がして。 ただ、いつもおどけたり話半分の夫が、真剣に説明を聞いてくれて、 なにかをぐっと堪えているような硬い表情をしていたのと、 これからの検査スケジュールを確認するときにスマホ