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私を突き動かした『天才による凡人のための短歌教室』

久しぶりにスイッチが入った1冊。
変わった人だな~という興味から読み始め、
私を新しい挑戦に突き動かしてくれた人。

天才による凡人のための短歌教室
木下龍也 著

https://nanarokusha.shop/items/5fa37c65df515940e015dc25 

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絶望からの挑戦状

僕にとっては僕の短歌がこの世でもっともつまらない。

2011年から短歌を始め、そんな絶望にたどり着いた2017年に
「天才による凡人のための短歌教室」を開催することになった。
僕にとっての短歌の天才を見つけるためだ。

天才による凡人のための短歌教室ーはじめに

という、絶望からの挑戦状。

著者自身が試行錯誤しながら向き合ってきた
"短歌"というものを、
ありのまま、赤裸々に、
彼自身の言葉で伝えてくれる。

歌人に至るプロセスについては、
手取り足取りと言っていいほど、
彼自身が実践してきた知恵を、
その意図と具体的な方法まで書き記されていて、
「やる」と決めたら迷うことなく始めれてしまう。

そんな至れり尽くせりの1冊。

この本に収録されたすべてを遂行しても、
あなたは僕になれないし、
僕があなたになることもできない。
これは幸福なことです。

僕はこうしてやってきました、というだけです。
本書を参考に、どうか自分にあったやり方を見つけてください。

天才による凡人のための短歌教室ーおわりに

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「歌人」て呼ばれるの、カッコイイ!!!


本を読んで心が動くことはたくさんあるけど、
久しぶりに行動するほど突き動かされた。

著者のありのままの赤裸々な言葉は、
ちょっと暴力的でもあり挑戦的でもあり、
それと同時に、
不思議な優しさもあり、希望もあった。

私自身、もともと古今和歌集の
「やまと歌は人の心を種としてよろづの言の葉とぞなれりける」
の言葉にときめいて、

渡部昇一さんの
「日本人は古来より和歌の前に平等」
という日本の文化にときめいて、

『プレバト!!』で同じお題でもいろいろな俳句がつくられ、
それをよりよくするための夏井先生のアドバイスにときめいて、

『のはらうた』などの詩にときめいて、
参照:https://note.com/tsuki5/n/n83db522e65d5

心惹かれるものはあったのだけど、
自分がやってみよう、とはどうしても思えなかった。

なぜか?

・ルールを知らない
・何のためにやるのかわからない
・誰に何を伝えたいのかわからない
・独りよがりで恥ずかしい、、、

などなど、自分の中にハードルがいろいろあって、
「やってみたい」という願いさえ出てこない。
「やってみたい」といううづきがあることに気づけない状態だった。

そんな中で、

作歌を日課に。

短歌をつくることを毎日の日課にする。
やらないと違和感がある、そわそわする、
その状態まで持っていく。

天才による凡人のための短歌教室ーP32

短歌を始めたばかりのあなたが考えるべきは「短歌」であって、
「短歌について」ではないということ。

短歌についてではなく、まずは短歌を考える。

天才による凡人のための短歌教室ーP33

という言葉で私の中にあった壁はぶち破られ、

歌人と名乗れ。

一首つくればだれでも歌人だ。

天才による凡人のための短歌教室ーP34

この言葉に、

「歌人」て呼ばれるの、カッコイイ!!!

心はときめいた。

「現代短歌ならやれるかも」
「やってみたい」
「いつか歌人と呼ばれたい」

そんな願いがわくわくと共に湧いてきて、
よし、この願いは叶えてあげよう。

そうして現代短歌を投稿してみることにした。

私の場合、誰かのことを思い浮かべたり、
心ときめく世界に出会ったときの方が言葉が出てくるので、
できるだけそういう時間を取ることを意識し始めた。

毎日書くことはできないけれど、
心の内から出てくる思いと世界から感じることが合致して、
今は三十一文字の言葉になるのを楽しんでいる。

独りよがりもOK。
私の見てる世界を大切な人たちとシェアし合う
私の喜びをもっと大きくする方法のひとつとして、
短歌は私に合っている。

いつまでどこまで続くかわからないけど、
今はがんばり続けたい。

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何かを始めてみたいと思うなら


短歌よりあなたの人生を豊かにするもの、
あなたの人生の役に立つものなんていくらでもあります。
何度でも言いますが、
短歌よりも大切なのはあなた自身です。

天才による凡人のための短歌教室ーおわりに

今、何かを始めてみたいと思っているなら、
一度この本を読んでみることをおすすめします。

短歌じゃないかもしれないけれど、
それに気づけただけで一歩前進。

私のように短歌をやってみようという気持ちに気づけたら、
その方向に一歩進んでみるために必要なチップスは詰め込まれてます。

木下さんの歌集を読んでみたい人にはこちらもおススメです。

『あなたのための短歌集』木下龍也 著  https://nanarokusha.shop/items/6188d1720548e07cf43efdbe

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不思議と本を選んだり読んだりするときは雑念が消えていく。
著者の意識レベルに引き上げられるからかな。

本は時間と空間を超えて出会える人との出会い。
心に響く光る言葉を知る機会。

たくさんの人に読んでもらえたらなと思い
本の紹介しています。
気になる本があったらぜひ読んでみてくださいね!

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本の貸出しや選書を承ります。

・お店に来た方にゆっくり過ごしてもらいたい
・子どもと一緒に楽しみたい
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などなど
どんな方でもお気軽にご相談ください。

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※貸出しを希望の方は送料はお客様ご負担
※ご購入を希望の方は書籍代はお客様ご負担

私が未来に残していきたいと思った感動の本をお届けします。
参照:https://note.com/tsuki5/m/m62112b6f15d5 

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