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ベジタリアン、ヴィーガンという選択

留学生活を始めてびっくりしたことの一つ。

周りにベジタリアンやヴィーガンの子がめっちゃ多い!ということ。

留学当初、新しい友達と一緒にご飯を食べたり、料理の話をする中で、自分はベジタリアン、あるいはヴィーガンだと教えてくれる友達が何人もいました。ざっくり言って、5人に1人くらいはベジタリアンなんじゃないかな。これはデンマークでみられる傾向っていうよりは、ヨーロッパ全体的にかなと思います。

日本に住んでいるときは、ごくごくたまにベジタリアンの子もいる、くらいの印象だったので、かなりびっくりしました。というか、恥ずかしながら、私はベジタリアンとヴィーガンの違いすら知りませんでした。(「ヴィーガン」は「ベジタリアン」のカッコイイ言い方かな、とか思ってた、、。)

一応、一般的に言われている定義をここにも載せておくと、

vegetarian: (畜)肉、魚を食べない人のこと。
(ちなみに語源はvegetable「野菜」 じゃなくてラテン語 'vegetus'「健全な、新鮮な、元気のある」らしい!知らなかった~。)
vegan: 肉、魚に加えて卵・乳製品も食べない人のこと。動物性食品を食べない。服飾などにも気を遣って、革製品やウールなどを身につけない人もいるらしい。


ベジタリアンになるのは、ダイエット的な理由からだとばかり思っていました。自分の頭の中にそれ以外が無さすぎて、理由を聞こうともしなかった。

ある時、3人で喋っていて、そのうちの一人(A)がベジタリアンだと分かり、もう一人の友達(B)が(A)にベジタリアンになった理由を尋ねました。その返答が「環境のため」でした。

私には、すごく衝撃的でした。あまりに想定外な答えだったので。家畜のためにものすごい量の水が使われていること。食糧が使われていること。世界で肉の消費量が拡大していること。バラバラに知ってはいたけど、こんなところでつながるのか!とびっくりしました。

それ以来は、ベジタリアンの子に出会ったらなるべく理由を聞くようにしています。ある別の子は、ドキュメンタリーを観て、自国の劣悪な家畜の飼育状態倫理的に賛成できない、自分はその産業の一端を担いたくない、という思いから、ベジタリアンに、そしてその2年後にヴィーガンになったと言っていました。

その子は続けて、「肉を食べるのが悪い、ベジタリアンだから正しい、とかそういうわけじゃない。それは、あくまでも個人の選択。私は自分の価値判断からヴィーガンになったんだ。」というふうに言っていました。

なるほどなあ。自分が食べるもの、消費するものを、きちんと自分の尺度で選んでいるのってすごいな。自分が食べるものがどこからきているのか、自分の消費行動がどんな影響を地球に及ぼすのか、そんなことを考えている。自分と歳の変わらない学生なのに。


もうひとつ、すごくいいなと思った考え方があって。それが、Flexitarian
flex「柔軟な」の通り、基本はベジタリアンだけど、時と場合に応じて肉や魚も食べる、という人。

例えば、普段はベジタリアンだけど、外で用意してもらった食事に肉や魚が入っている場合には食べる、とか、本当はお肉がすごく好きなんだけど環境のことを考えて肉を食べるのは週末だけにしている、とか。

ベジタリアンっていうとすごい厳格なイメージがあったけど、そうやって柔軟に自分の生活に合うように取り入れることもできるんだなって、すごく素敵なアイディアだなあと思いました。

この留学で初めての一人暮らし、自炊生活を始めた私も、できる範囲でお肉や魚の消費を減らしたいなって思っています。(栄養バランスとか食生活を激変させるのはハードル高いなと思って、、。)ハムやらソーセージやら、何かしら一日一回はお肉食べちゃっている気はするけど、日本にいた時よりは減らせているかな。

(4/1追記:先月記録を付けてみたら肉を食べなかった日が18/31日だった!できることから、無理なく続けられる範囲で柔軟に生活の一部にしたいなあ。)


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