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子どもなんてもつもんじゃない。

本音か釣りか?

本当にそう思ってる?
思ってないよ。
でもね、親をやっているとほとんどの人にそう思ってしまう一瞬がきっとある。

子育てはストレスのオンパレード

赤ん坊のときは、鬼のような激重エンドレス単純作業が2~3年続く。

やっと落ち着く幼少期から児童期間は一番家族が幸せでホットな時間になりやすい。でも、それも束の間で終わることがある。

思春期になれば、不登校や反抗期、「親の意見 < 友だちの意見」になりどんな言葉も届かなくなる。

一人ならまだしも、二人、三人となると、連鎖が起きる。
不登校の連鎖。反抗期の連鎖。
上の子が社会の壁に打ちのめされたときは下の子に影響する。
お兄ちゃんはなんで学校に行かないの?なんでわたしだけ?
下の子を納得させる説明なんてできやしない

超難解クロスワードパズルを通り越してもはや無理ゲー

ゲームじゃない、現実だから親はノイローゼになる。

ヤンキーになって家の外で社会に害を与え始めたらいよいよ思い詰める日も来る。

親が自分を責め始めたらイエロー信号

育て方がまずかったのか?食べさせてた食材がいけなかったのか?毎朝、朝食に手を抜いていたからこんな性格になったのか?
使っていた油がいけなかったのか?外国産の安い肉ばかり買っていたからか?
睡眠時間が短いのか?親のいびきで脳障害か?
ゲームを買い与えたからか?時間制限が2時間では長かったのか?
スマホを買い与えたからか?
暴力的なアニメ、暴力的なゲームを容認していたからか?

原因がわからないから頭の中がとっちらかる。
事実、上記のようなことを指摘されることもある。

夫婦仲も疑心暗鬼になり始めて家族が崩壊していく。

模範解答はない

これが正解ですという書籍がたくさん売っている。
殆どの書籍はこれだけ。
怒らない。認める。励ます。

効かない

効く子もいるけど、効かない子もいる。

ときに昭和親父のこのクソヤロー!と言ってぶん殴って更正してしまうようなタイプも全くゼロなわけもない。昭和、平成初期にはそんなドラマがくさるほどあった。金八先生もその類。「あのときの先生のおかげです!」「あのときの親父の一発が効きました」。多様性を考えればこれで更正する子も決してゼロじゃない。

でも、暴力は絶対におすすめしない

ゼロではないけど、暴力はほとんどの子に悪影響を及ぼす。連鎖が起こりやすい。僕自身がそうやって育てられたからわかる。
でも、僕は連鎖を止めてやる!と心に誓っている。逆に言えば、「止めてやる!」という誓いが必要だったということ。子どもには絶対に手を挙げない。さらに言えば、暴力を受けて以後、親子関係は壊滅状態になる。ほぼ修復不能だ。事実、僕は14歳から24歳までの10年間、父と会話をしたことがなかった。今は普通に会話をするけど、あの頃はもう戻ってこない。でも、それが効く子もいるのだから厄介な話なんだ。絶対にしないでほしいことです。
どんな子にも効く黄金回答なんてものはない。

行政は対応してくれるのか?

多くの人と話をしてきたり、僕自身も三人の子どもたちを育てて、嬉しかったり、辛かったりすること。たくさん経験してきました。
まだ、その真っ只中にいます。

悩み事ありませんか?共有しませんか?

行政はほとんど力になってくれません。
月5,000円から多い自治体でも1万円程度の支援金を出してくれる。でも、それだけ。確定申告でも16歳未満は扶養控除にもしてくれない。

少子高齢化と叫ばれて何年だろう?子どもを育てやすい日本になんかなりはしない。子ども庁創設と言っているけど、コロナ対応がこれだけ遅いこの国でこの省庁が軌道に乗る頃にはもう、育て終わって身も心も疲れ果ててるのかもしれない。

それでも相談員はいます。住んでいる自治体名と「子ども相談」で検索をかけてみてください。話は聴いてくれます。

では民間に頼ろうと思って、不登校や、反抗期や、そういうキーワードで助けを求めても、そういう悩みを持つ人達から搾取をしようとする事業者がSEO対策をして根こそぎ顧客獲得を狙っているから注意です。

子どもはいくつになってもかわいい

子どもなんてもつもんじゃない
一瞬でもそんなふうに思いたくない。
かわいそうだ。
あんなにかわいいじゃないか。笑顔が見ていたい。悲しい時は包んでやりたい。

きつくても、辛くても、無理ゲーでも、攻略してやる。

僕はそう思ってる。

真っ向、打ち向かって子育てを終えたときは本でも出版してください

そのくらいの気持ちで。
収監されてもそれで本を書くくらいのマイナスをプラスに変換する究極の力を持つ人がいます。それと同じように、そのマイナスを真っ向から受けて立たないと変換できやしない。
子育ての厳しさを真っ向正面受け止めて、そのうち、同じように悩む人達に本を書き残してやる!そのくらいに思ってる。

子どもの悩みは外になかなか出せない。自分の落ち度をさらけ出してしまうと感じるからだ。
でも、それは違う。
どんなに愛情を持って育てても、どんなに正しい育て方をしても、そうなる時はそうなる。怪我なら防ぎようがあるけど、どんなに栄養をとってても、健康に気を付けてても病気になる時はなるのと同じように。
親の責任?0%か多くても20%くらいかなというのが実感している数値です。

全然恥ずかしくない。
ある日、子どもに異変が起きた時。
あぁ、そうか、そうなったか?OK、OK、その難題、受けて立とうか、かかってこいよ。
そのくらいの気持ち。長期戦でね。
Jリーガーになる夢?パイロット?パティシエ?そんなもん、二の次だ。
選択肢はくさるほどあるのだから、焦らず、無理せず、長期戦で。


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