鶴見六百
記事一覧
ESP32-S3のDIP化~KiCadで4層基板を製作
「ESP32-S3」というマイコンを今後メインで活用していくためにDIP化基板(ピッチ変換基板)を自作した。今回はそのあたりについてダラダラと書いていくよ。
なお、使った基板制作ソフトはフリーのKiCad 7.0で、発注先はJLCPCB。無料ソフト&格安基板製造業者とか、ホントにいい時代になったよなあ…。
※ガーバーデータや部品購入のリンクは、ページ最後に記載。
素人にこそ高速大容量マイコンを
ブレッドボード式ユニバーサル基板、自分で作ると超便利
ユニバーサル基板が、憎い。
ブレッドボードは実験するのには超便利なんだけど、いったん実験にカタがついた後は、取り扱いに困ってしまう。
そのまま保存しておいても、ジャンパーワイヤーが抜けてオシャカになってしまうのが関の山だし、写真に撮って記録してからバラすんでも、また必要になった際に繋げ直すのが面倒だ。特に、飽きっぽい性格の俺は、3つ4つの実験を並行して走らせているのが常なので、たまにフと「あの
工作部チャンネル開設&LEDゴーグル新3号機
「六百デザイン工作部チャンネル」を作った
しばらくブログに記事を投稿しなかった間、俺が何をやっていたかというと、YouTubeで「六百デザイン工作部」というチャンネルを立ち上げていたのであった。
製作した物の「動作」は動画で伝えた方が早いんで、前から工作系動画もどんどん作っていきたかったんだけど、なにしろ自分のメインチャンネルは、ウチのバンドのライブやらウクレレ弾き語りやらの映像ばかり。そこに
スチームパンク風LEDゴーグル⑦(完成!)
スチームパンク風ゴーグルにLEDマトリクスを仕込んで、ライブの小道具として使おうという計画。ハードウェアは完成して、残すはプログラムだけなのに、そこで問題が発生してしまい、11月のライブには間に合わなかったのであった。
ちなみに次のライブは1月22日。さてそちらには間に合うのだろうか?
トラブルの原因はたぶん、俺が書いたタイマー割り込みの表示制御プログラムと、LEDを制御するライブラリ(こちらも
スチームパンク風LEDゴーグル⑥’(トラブル中)
しばらく間が空いてしまったんで、手短に近況報告。
LEDゴーグルのプログラムは、絶賛トラブル中。
どうやら、FastLEDライブラリと、タイマー割り込みとがバッティングしている模様。システム周りのエラーでリブートを繰り返しているみたいだ。
シリアルモニタで挙動を追おうとしても、「CPUがパニック」とかなんとか。もちろん、こんなエラーの原因を探る技術なんぞ持ち合わせていないので、さくっと方針転
スチームパンク風LEDゴーグル⑥(ちょっと寄り道)
スチームパンク風ゴーグルにLEDマトリクスを仕込んで、ライブの小道具として使おうという計画。まだプログラムが完成していないのに、いよいよライブが明日(11月19日)に迫ってきたわけなのだが、今回は寄り道をして、別のものを作っていたことを報告しようと思う。
こんな文章を書いてないでプログラムを作りゃいいのかもしれないけれど、俺は試験の前日に部屋掃除を始めてしまうタイプなのだ。しょうがないよね。
L
スチームパンク風LEDゴーグル⑤(M5Stamp Picoでタイマー割り込み)
スチームパンク風ゴーグルにLEDマトリクスを仕込んで、ライブの小道具として使おうという計画。前回までに、ゴーグル本体と制御基板が完成して、あとはプログラムを書けば使える、というところまでたどり着いた…。
…たどり着いた…のだけれど、プログラムの作成が少し難航している。
作りたいのは:
表情切り替え(平静/笑い/泣き/怒り)
イルミネーションエフェクト
まばたきアニメーション(一定時間ごと/
スチームパンク風LEDゴーグル④(制御基板の修正と組み立て)
スチームパンク風ゴーグルにLEDマトリクスを仕込んで、ライブの小道具として使おうという計画。前回は制御基板を設計して発注したのだけれど…
…なんと基板を発注した後で、設計ミスが発覚してしまったのであった。今回はその話から。
M5Stamp Pico、I/Oピンの罠
設計ミスとは、M5Stamp Picoの36番ピンを出力に使ってしまったことだ。
これについては、M5Stamp Picoのピン
「カルテットⅡ」という名前の創作オルゴールで、セガ『Quartet』を鳴らしてみる③(モーター駆動編)
前回までのあらすじ
「カルテットⅡ」という名前の手回しオルゴール(オルガニート)で、セガ『Quartet』の曲(Quartet Theme)を鳴らそうという計画。ところが音域の都合でベースが再現できないので、別の30弁オルガニートを購入して、合奏させることにした。ほら、Quartetって協力マルチプレイのゲームだし、マリ&エドガーでプレイしているということで(詭弁)。
鳴らす準備&テスト演奏
スチームパンク風LEDゴーグル③(M5Stamp Picoでワイヤレス制御)
家に転がっていたスチームパンク風ゴーグルにLEDマトリクスを仕込んで、ライブの小道具として使おうという計画、前回はゴーグル部分を組み立てたんで、今回は表情を変えるための制御基板の設計だ。
仕様に悩む
前回ゴーグルを組み上げて以来、LEDで表情を変えるためのコントローラーをどんな形態にするか、ずっと悩んでいた。その仕様が決まらないと、設計に入れないからね。
まず考えたのは、ゴーグル周りにスイッ
ヴィンテージ楽器電子化計画「MeloMIDIca」その⑩(プロトハード完成)
ヴィンテージ鍵盤ハーモニカ「Melodica」をMIDI化するプロジェクト「MeloMIDIca」。前回、3Dプリント部品で鍵盤を組み立てたことろまで書いたけど、ちょっと1点だけ記述抜けがあったんで、その補足から。
鍵盤の「ばね」
オリジナルのMelodicaでは、鍵はばねの弾力で戻る仕組みになっている。厳密に云うとリビジョンによって使われているばね部品は違っていて、初代のMelodicaはト