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“わたし”が紡ぐ虚の物語

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わたしという存在の片鱗。 ちょっとした余白にメモする感覚で書いています。 【タイトル変更履歴】 『嘘つきは作家のはじまり』⇒『わたし世界』⇒今
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#旅

温泉とストリップと城だけは立派な町(愛媛・道後の旅 1日目)

温泉とストリップと城だけは立派な町(愛媛・道後の旅 1日目)

夏目漱石の小説『坊ちゃん』の主人公が「ほかの所は何を見ても東京の足元にも及ばないが温泉だけは立派なものだ」と申した道後まで、夫とふたり、2泊3日の旅をしてきた。

青春きっぷを使って、片道約8時間の道のりだった。
道後に滞在できたのはぜんぶで1日半くらい。
それなのに、3日フルで楽しんだかのように満足度の高い旅だった。

流れゆく景色、澄みゆく意識行きの電車の中では、『生活を再デザインする』をテー

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天に佇む

天に佇む

高いところから街の灯りや人の往来を眺めていると、自分に戻ってくる感覚がある。

ここ数日はfamily shipシェアハウス・ノアに滞在させてもらっていて、基本ずっと心地いいんだけど、ひとりでゆっくり自分を内観する時間を取っていなかったせいさ、変に考えてしまう瞬間もあって。

ノアの屋上で風を感じながら、移り変わってゆく景色をぼんやり眺めていたら、そういうノイズが除かれて純粋な世界だけが残った。

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