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2024年3月フォロワーさん相談事例(リーキーガット治療からの重金属排出)

今月はかなりこってり相談に乗っている人が一人いるのでその人にフォーカスを当てていこうと思います。

彼を見ているとなんだか昔の自分を思い出します。

事例13:男性・20代

状況:
ASD・ADHD
うつ状態はないが就労にかなり問題あり
根本治療したい
・リーキーガットが陽性(自分で抗体検査を行った)
・重金属蓄積の疑いあり
・なるべく低予算でいきたい

この人はかなり行動力があります。

オーソモレキュラー系の医師にかかる経済的余裕がないので、あの手この手で情報収集し相談を持ちかけてくれます。

まずは腸内環境の治療

腸管修復系のサプリメントを服用しつつ、

・小麦、乳製品、大豆の制限
リーキーガット原因物質の制限は、かなり厳密に守っているようです。
揚げ物の衣はあまりグルテン入ってないがそれでも食べていない。

・甘いものの制限
有機酸検査を受ける余裕がないので(5万くらいかかる)カンジダ菌がいる前提でやっている。
(カンジダ菌の繁殖については

自分と同じく、2週間くらい我慢したらあまり食べたくなくなったようです。

が、サプリメント一本でカンジダ退治はかなり時間がかかります。
処方薬が必要なケースの方が多いです。

「服用してもダイオフ(カンジダが一気に死んだ時に出る症状、頭痛、情緒不安定など)が起きないから大丈夫では?」

...と聞かれたが、ダイオフが起こらない場合もあるので、それだけで(いる・いないも含め)判断はできないと忠告。

カンジダに関しては無検査・素人判断では除菌困難なのでバイオレゾナンス系の主治医を見つけるのがベスト、とアドバイス。

食事制限きちんと守れてるのは、人生にちゃんと希望持ってますね。

重金属のデトックスについて

発達障害病態あるあるの一つがリーキーガット症候群からの水銀等の蓄積です。

自分もそれにハマっていました。

重金属の蓄積状態を調べ、必要に応じて治療したいからと独自の治療を行う医療機関を探してきました。

その手法について知識がなかったたので、判断材料として以下を提案しました。

・学会/研究会が存在し、複数の医師が携わってること

・その医師にリーキーガットやカンジダ菌などデトックス前にクリアしなければならない病態を知っているか

・治療症例が豊富に紹介されているか?

特にカンジダ菌は鑑別からきっちりやっておかないと重金属を抜くことはできないと忠告。

に書いたことを噛み砕いて説明しました。

加えて、デトックスに必要なのはまずこれ以上入れないこと。
と念押しし、

・まずはリーキーガットの治療が最優先
・蓄積した金属の種類が判明したら暴露源を調べてシャットアウトすること

(自分の場合は歯磨き粉のホワイトニング成分からアルミニウムがかなり侵入していました)

とアドバイス。

食事制限はいつまで?

これは他のフォロワーさんからもかなり相談を受けるのですが、

腸内環境なら小麦、乳製品、甘い物、一部の食品添加物。
重金属デトックスなら水道水や大型魚類、その他曝露源。

を制限しなければなりません。

これはいつまでしなければならないのか?
ずっとはやりたくない。

当然の気持ちだと思います。

小麦、乳製品は消化酵素DPP4の働きを阻害する要因(水銀とカンジダ菌)をつぶすまで。
それまでは酵素を頓服することで多少は我慢しなくて良い。
(自分が念のため使っている酵素は

甘いものは、断ってしばらくしてそこまで食べたくなくなったようなので、腸内環境が治ったら解禁していい。
食べ過ぎに気をつけねばならないが、それは当たり前の健康管理。

金属の暴露源についても排出能力が正常化すれば同様、と回答。

肝心の本人の体調

食事制限を始めて間もなく、お腹の調子(便通)がかなり改善されたとのことです。

悩まなくなった。メンタルも改善されている、とのこと。

まだ開始から1-2か月なので、ここまでは順当に進んでいます。

これからの判断が勝負どころなのでメンタル面の改善はかなり頼もしいです。

早く健康になりますように。

以上です。

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