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💊精神安定剤は色々な症状に使われています

🌈自己紹介の記事にも書きましたが、ストレスは色々な病気と深く関係します。

普段から、精神安定剤は、精神科領域だけでなく、他の様々な病気にも処方される機会が多いです。
私のところでも、調剤することがとても多い薬の一つです。種類もたくさんあります。

そのことからも、ストレスと病気の関係が見えてきますので、いくつか取り上げてみましょう。

例えば、頭痛、肩こり、高血圧、体の痛み、めまい、耳鳴り、胃腸障害などです。

🔸頭痛、肩凝り

精神安定剤(以下安定剤と書きます)には筋弛緩作用といって、脊髄反射を抑制し、筋肉をほぐす効果もあります。
安定剤を服用すると、リラックスして筋肉がほぐれるんですね。

逆に筋弛緩剤を服用すると、眠けを催すことがあります。
筋肉をほぐすと心もほぐれるんですね。

そのため、頭痛や肩こりなどにも使われます。

🔸高血圧

ストレスによって、アドレナリンが分泌されると、心拍数が増えます。
また自律神経が興奮し、血管を収縮して血圧が上がります。
自律神経の興奮を抑え、血管の筋肉を緩めて血管を広げることで、血圧が下がります。

🔸体の痛み

これについては、現在では抗うつ剤が主に使用されていますが、安定剤も以前から使用されていました。ノルアドレナリンやセロトニンを介して、下向性疼痛調節系に働き、痛みを感じにくくする効果があります。

🔸めまい、耳鳴り

めまいや耳鳴りの症状の緩和には、耳の中や脳の、血液循環を改善することや、リラックス効果が影響しています。

🔸胃腸の不調

ストレスを感じると、胃腸にも影響しやすいです。よく胃が痛くなったり、下痢したりしますね。そういう時にも安定剤が効くことがあります。

ストレスによって自律神経が刺激され、胃酸の分泌が高まり、胃の粘膜を傷つけてしまったり、胃腸の運動が悪くなることがあります。

腸管には、脳と同じく神経が多く分布し、それらは自律神経で繋がっており、密接な関係があります。
これを「脳腸相関」と言い、脳が感じたストレスは、自律神経を介して腸に伝わり、腸管の運動異常を起こしてしまうのです。

🔸最後に

ストレスが長く続くと、体の色々な所に影響が出てきます。

これらはほんの一部です。心から体への影響はとても大きいのです。

安定剤が効くということは、器質的な病変がない、原因が分からないということでもあります。

身体の不調が、なかなか治らないという時は、身体からのSOSのサインかもしれません。
ストレスが原因ではと疑ってみて下さい。


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