ほのぼの系と見せかけて、全くそうじゃないアニメ映画。

ぼくの名前はズッキーニ

全くノーマークのアニメ映画だったけど、予告編見て、なんだか泣きそうになって、これは見に行かな!と思い、見に行ったもの。

アニメってなかなか見に行かないのですが、一度フランス映画祭で、「アーネストとセレスティーヌ」っていう熊のおじさんとネズミの女の子の物語を見て、ものすごく感動して。あとテレビで「しわ」っていうスペインアニメを見てホロリときて、映画館でもまた見て、アニメの力ってスゴイ!と。(この二つのアニメは必見!)

ところが、コレ、登場人物は子供たちだけど、全く子供向けじゃないの、内容が。むしろ私たち大人は居心地が悪くなるような気持ちにもなる。この孤児院に集まる子達の境遇は様々だけど、みんな大人に見捨てられていて。

アルコール依存症の母親と2人きりで暮らす9歳の少年ズッキーニ。ある日、ズッキーニの過失によって母親が死んでしまう。親切な警察官に保護されて孤児院で暮らすことになった彼は、新たな環境の中で自分の居場所を見つけるべく悪戦苦闘する。(映画.comより転記)

唯一の希望は、施設がとても良い環境で、先生たちも親切で、子供たちはそこでのびのびと育っている。最初は意地悪だったシモンも何かすごくいい子だ。

予告編で見た「泣けそう」なところは、全編通して見てみるとあんまり感じられなかった。それは残念かも。だけど、この映画は吹替版も上映されて、子供たちが見たとしたら、何を感じるんだろう。私はそれがひたすら気になって。

酒に溺れて暴力や暴言を浴びせる母親、養育費や遺産めあてで子供を引き取ろうとする叔母。他にも虐待されていたんだろうなと思う幼い子達が出てくる。一緒に見に行ったとして、どんな風に物語を説明したらいいのかな。

私ら大人が「うわ、イタイな、コレ」と思うような大人の悪い面が垣間見えるこの映画を子供の目を通して見ると、どう見えるのかな。一方で、優しい警官や先生たちもいる。でも勧善懲悪で捉えてほしくないな。

私にもしズッキーニくらいの子がいたとして、この映画を一緒に見たら、何をどう伝えるかな。いや、どの部分に注目したか、印象的だったか聞き出したい。それを正したり、こうだと諭したりはしたくない。そういう意味では、多くの子に見てもらいたいかも。

それにしても、アニメにしているから和らいでいるのかもしれないけれど、これが実写ならもっとギスギスしているだろうなぁ…。

そんなことを考え込んでしまうアニメでした。スイスのアニメなんだって。

2018年25本目。シネリーブル梅田にて。

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つぶまる

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