【931むすび】ばんばん(釧路)味噌焼きおにぎり

先日書いたコタツ記事のことが少し話題になっているみたいだ。

コタツ記事とは、実体験もなく取材や調査もしないまま、ネットなどのメディア上で流通している情報のみを収集して書かれた記事のこと。

たしかに、今の時代ではスマホでちょちょいと検索すれば大抵のことはわかってしまうし、それを元に記事を書くこともできるだろう。
ちゃんとエビデンスを取ることができれば、それ自体は別に悪いことでもない。

むしろ、普通とも言える。

でも…
ワクワクしないよね。

読む方としても、どこかで見たような記事ばかりでは読む気が起きないし…
書き手側としても、自分の気持ちが入らないし書いていて楽しくないよね。

だから、この「1000日間で1000のおむすびを食す男」では、一貫して自分が実際に体験したことを書いている。

おむすびを買うまで歩いたこと。

おむすびを買った時のお店の雰囲気。

周りにいるお客さん。

おむすびを包むフィルムの開け方。

湿った海苔の香り。

その時の表情。その時の感情。

大したことは全く書いていない。
それどころか文章の構成はなってないし、表現自体は稚拙だし、たいして推敲もしていない。

それでも、その時感じたことをしっかりと言葉にすることだけはやっている。


目で見たこと。耳で聞いたこと。感じた匂い。触った感触。その味わい。

自分自身の五感で感じたこと。
それだけをずっと書き綴っている。

とは言っても、普段の自分は、いろいろ考えちゃうタイプ。
頭でごちゃごちゃ考えて、その先に進めないことも多い。

だから…
悩む前にコタツから飛び出して、外の世界を覗きにいこうと思う。

そこにあるのはコタツ記事に負けたくないというよりも、自分自身の甘さに負けたくないという気持ち。

1000日のゴールまで、あと70日を切った。
この小ちゃな冒険に、もう少しだけお付き合いください。

と言いながら…
早くコタツに入りたいくらい寒かった釧路。
氷点下10度、氷の世界。

釧路駅へ。
2022年はいろいろな周年記念が重なっているお祭りイヤーとのこと。

釧路駅のお土産屋さんなどが並ぶコンコースにおむすび屋さんを発見！
手づくりの味「ばんばん」

丸や三角。
美味しそうなおむすびがいっぱい！
天ぷらやコロッケもあるぞ。

これは迷っちゃう。

選んだのは、焼きおむすびの味噌！

ガブっ。
あぁ、いい感じだ。
焼いたおむすびに甘塩っぱい味噌がたっぷり塗られている。
なんだか、ホッとするような、懐かしいような、味わい。

たった1個のおむすびだけど、コタツに入っているみたいに心がぽかぽかしてくる。

先に進もう。

ご馳走たまでした！

あと69日。

大阪で食べた、人情あふれる焼きおむすびもどうぞ。

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