小説家童話 鬼は書き続ける 1

サブタイトル『才能ないよ』

一章「読んでー」


ナレーター「ずっと昔に小説家を目指していた鬼がいました。彼はその目標を実現するために毎日必死になって文章を書いていました」

鬼「よし新作が出来上がったぞ」カキカキ

鬼「さっそく誰かに読んでもらおう」キョロキョロ

鬼「オッ!」

イヌ「暇だな」テクテク

鬼「イヌ君小説が出来たんだよ。読んで欲しいな」

イヌ「えー面倒だな」

鬼「頼む」

イヌ「はあーしょうがない。一度だけだからな」

鬼「やったーありがとう」

イヌ「……」読み読み読了

鬼「どうだった?」

イヌ「恐ろしい程つまらなかった。才能はないから小説書くのはもう辞めた方がいいぞ」

鬼「そうかつまらなかったか。新作を作るしかないね」

イヌ(犬の話を全く聞いてないな)

鬼「じゃあ読んでくれてありがとう。バイバイ」

イヌ「おう、じゃあな」

ナレーター「鬼は家に帰って新しい小説のアイディアをひねり始めました」

<つづく>

※この物語はフィクションです。

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(^o^)/『小説家童話 鬼は書き続ける 2


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