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【読書】「畳み人」という選択~「本当にやりたいことができるようになる」働き方の教科書

幻冬舎の現役編集者の本。

編集という仕事をするまでに営業やWEBコンテンツの立ち上げにかかわり、現在は企業役員やVOICYなどの配信などに携わる。

いわゆるNews Picks 的な(笑)

その手のコンテンツや著書の制作背景などが実例に出され、見城社長・箕輪厚介編集者など著者に影響を与えた業界人も度々登場する。

彼らの本や生き方に影響を受けた方ならノンフィクションの本としても楽しめる。

内容は「畳み人」という表現を使い、本人の仕事術を紹介している。

対極にあるのが「広げ人」。そ風呂敷を広げる人とそれをしっかりとたたむ人の関係。

広げる=新規事業を立ち上げる、アイデアマン

たたむ=アイデアを実行に移す、参謀・右腕

そうのような役割を与え、ビジネスや働き方について言及している。

書いている内容は主観的な論調が中心で、格式ばっていなくて読みやすい。

そのため読後にはあまり印象に残らないことも多くない。

ここでは自分がひっかかった箇所を数か所引用したい。

畳み人は主の単なる片腕ではない

①アイデアを出したリーダーと企画を面白がる。意見はそれから。

②畳み人は常に冷静に、トラブルは経験して楽しめ

③現場との調整役に終わらず、スパイスを利かせながら組織の伸びしろを活かす(能力よりやる気重視のチーム作り)

④業務マニュアルは紙ではなく動画で共有

⑤畳む技術が広げる技術を磨く

⑥社内や部署の内部調整に目が行きがちだが、外の市場や競合サービスにも視野を向ける

⑦好かれなくて良い、嫌われない人になる(挨拶、礼、名前を覚える)

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その他にもいろいろあるが個人的には上記のものが特に参考になった。

今働いている職場でも輝かしい実績や理想を持つ先輩方いる。

彼らの広げるアイデアをくみ取り、しっかりと一つ一つ畳むように動けば、おのずと「個」として生きるための能力が磨かれていくと思った。

「戦略はコモディティ(日用品)であり、実行こそアートである」

ピータードラッカーの言葉。

まさにアイデアは実行されてこそ意味を持ち、ビジネスのポイントになるわけだ。

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