創作漫画ZINE制作日誌|6日目|これ以上書けないかもしれない

こんばんは、mihoroです。
部屋から月が見えます。
ちょうどベッドにごろんとすると窓から月が見えるんですよね。
今夜も月が見えて漫画のことを思い出しました。
今回の漫画の登場人物がムーンとシーで、月も何度も出てきます。
この漫画を読んだ方が、月や海を見てこの漫画を少しでも思い出してくれると良いな、なんて考えていました。

さて、6日目を始めたいと思います。

昨日はラスト1枚、見開きなので2ページ分を描き上げることが出来ました。
これでアナログの原稿作業は全て終わりました。
いや、長かった…。
まさか挫折しそうになってしまうとは思っていなかったので、思ったより時間が掛かってしまいました。
今日は6日目と言っていますが、3日目の後はかなり時間が経ってしまっていました。
ですが、完成まで漕ぎつけられそうで本当に嬉しいです。

今日は全ての原稿をスキャンして、写植を貼って面付けをしました。
それからテストプリントをして見本を作るところまで進みました。
字体、文字の大きさ、字間、行間など、いろいろ考えながら丁寧に写植を貼って行きました。
写植を貼りながら、この物語について改めて考えていました。
ストーリーの流れや台詞の意味。
すべてにきちんと理由を持たせたかった。
この物語を考えた当初の気持ちから、制作しながら少しずつ変わっていったものや、ずっと変わらなかったもの、そんなことを考えました。

…と、ここでわたしはあることに気付きました。
あれ?制作日誌に載せる写真撮れなくないか?
そうです、写植を貼ると内容が分かってしまうので、どのコマも載せられなくなってしまいました。
疑問に思ったことがあります。
写真を載せられないでこれ以上制作日誌を続けられるのか?ということです。
どうやら、写真がなくても文章でなんとかなるみたいです。…多分。
もしこれを読んで画像ないのかよ!と思った方はすみません。
何の違和感もなかった場合は良かったです。それはわたしの文章が読みやすいと捉えられるのはうれしいです。

写植貼りが無事に終わったので、面付けをしました。
ネットで調べた面付けガイドを見ながら、何ページと何ページが隣り合うのか考えて編集します。
今回は表紙を入れて16ページです。
この時点で無地の紙を4枚用意して、半分に折って重ねて中綴じ用のホチキスで真ん中を閉じます。
それにページ数を書いてサンプルを作ります。
これがないとわたしはどうも頭の中でページのイメージが作れません。
実際に紙で出来た冊子がないと駄目なようです。
このサンプルをペラペラしながら、CLIP STUDIO PAINTを使ってA4を横にしたサイズからA5の2ページ分の原稿を作ります。
うん、イメージが大事。

面付けが終わったら実際にプリントアウトしてみます。
まずどのページでもいいので、1ページ分印刷します。
そのインクの出方によって原稿の色を変えたり露出や明るさやコントラストを変えたりします。
わたしは漫画を墨ではなく、透明水彩のペインズグレーという色で塗っています。
深い紺のような色です。
その色を再現したかったので、スキャンもモノクロではなくカラーでしています。
今回なんとかプリンターでその色を出せたので、原稿もカラーでプリントしました。
すべて実際に両面に印刷してみて感じを掴みます。
良かった、大丈夫そうでした。

今日はここまで出来ました。
さて、もうお気づきの方もいるかもしれません。
表紙どうした?
はい、そうなんです。
実は表紙がまだ描けていません。
いつもわたしは画集の場合、テンションを上げるために表紙から描いていたんですが…今回は一番最後です。
こんなことはじめてなので、正直本当に大丈夫なのか不安しかありません。
なにせはじめての漫画本です。
いつもとなにかが違っても仕方ないですね。
がんばって進めたいと思います。

今回は写真なしでこの先大丈夫か?と思っていたんですが、書いてみると何故か写真があるときよりがんばって説明しなければならないモードが発動して、いつもより長くなったような気がします。
それならそれで良かったのかもしれません。
この制作日誌は次回で最終回になるかな?
どうなるかは次回になってみないと分かりませんが…なんとかがんばります。

それでは、今回も最後まで見てくださって本当にありがとうございました。
また次回お会いしましょう。

mihoro

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