ママは「大切な人が、自分が、いつ死ぬかなんてわからないんだから愛情をちゃんと伝えなさい」とよく言う。
朝から喧嘩をしても、家を出る前には必ず笑顔でいってらっしゃいと言ってくれる。
そんなママの教えなので、わたしも今この瞬間死んでも後悔しない生き方をしようと思っているのだが

ひとつだけ、生きる言い訳をつくっている。
それは一月一日が誕生日であるわたしが、二十歳にった瞬間に酒を流し込むということだ。

結構エモくないか？
人一倍、二十歳になった瞬間にアルコールを飲む理由がお洒落になるんじゃないか？
そう思って、たったひとつ言い訳をつくっている。

一度だけ生きるのが嫌になったことがあったけど、わたしには二十歳になった瞬間に酒を飲まなきゃいけないミッションがあるんだと思えたことで、下らないけど生きようと思えた。

そこまでの悩みじゃなかったってだけかもしれないけど、わたしにとってはすごく支えになった生きる言い訳になったわけで。

今死んでも良いように生きることも大切だけど、いつかのために生きようと思えることも大切だということ。