課題03.「家族」について
兄が中学生の頃、母に散髪してもらうことになった。カット用のはさみが無かったため、ヘンケルの鋭利なキッチンばさみでチョキチョキ切ってもらっていた。しかし、手が滑ったのか、耳の端を「ぷっつん」と切ってしまった。兄は痛みに悶絶しているにもかかわらず、「ぷっつん」という音があまりにも、文字通りの「ぷっつん」だったという理由で、母は腹を抱えて笑っていたらしい(しばらくしてから手当はしたそうだ)。兄は社会人になってから、それを、母のおもしろエピソードとしていろんな人に話したが、笑われ