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日経史上最高値 どうなる投資戦略EXPO2024

私が生まれた時には日本バブルは崩壊しており(残り香はあったらしい)、その時代への憧れというものが心のどこかに常にありました。

アベノミクスが始まった頃、三次会のスナックで年配の上司に「バブルもこんな感じだったんですか?」と聞くと「全然こんなもん比べ物にならないよ!!」「バブルの頃今の君と同じくらいの年でね、よくおっさん達から歌わされたよ」と意気揚々とリゲインの歌を歌っていました。


熱気を感じたくて当時大人気だったフカシ野郎国際ジャーナリスト落合信彦(ノビー)の本も読みましたが、嘘だと分かるとあんまり刺さりませんでした。
プロレススーパースター列伝はあんなに面白いのに!!


そのバブルの株価をついに抜く日がやってきました。

2024年2月22日、なにかと話題の半導体銘柄エヌビディアが好決算を発表しました。


このエヌビディア、決算発表前に色々と問題が起きてました。
ファンダメンタル的な問題とかじゃなくて、曲がり屋と呼ばれてる人達がエヌビディアに超強気だったからです。


『岐阜暴威USA』『NEAFLIX DIE』『ジムクレ暴威』ことジム・クレーマーもネットフリックスにめっちゃ強気。


ただえさえヘアモードキクチアノマリーで下げてるのに・・・・。


そして今年本格的ブレイクを果たした感がある『世紀の戦闘狂』全力リーマンさんもエヌビディアに参戦。
最初こそジムクレ暴威と対決姿勢を見せていた全力リーマンさんでしたが、土壇場で強気へ転換。
まさかの共闘展開にエヌビディアホルダーは絶望したことでしょう。


エヌビディアがこけたらどれほど米株に悪影響が出るのか。
世界経済の命運はこの半導体会社の決算が握っているのです。

そんな中、この男はエヌビディアに対して弱気な見解を示しました。


やばい男「個人投資家これやばいんじゃないの?」


『Mr.逆神』『ぶっ壊し屋トレーダー』『令和唯一の座敷牢囚人』の異名を持つ岐阜暴威さん。

「半導体崩れてきてるのに信用買い残が増えてるのはやばい傾向だと思うよ」
「仮にエヌビディアの決算が悪かった時はこのポジションが売り圧になっちゃうから危ないよ」

数々の天底を当て、個人投資家の思念集合体と称えられた岐阜さんが語る理屈は確かに説得力があります。

しかし、これは動画をじっくり見たから語れること。
リアルタイムだとこんな流れです。

私「曲がり屋たちがエヌビディアに強気だ!危ないぞ!!」
フォロワー「やばいと思いますね。岐阜暴威さんもエヌビディア下がるって言ってますし」
私「え・・・?岐阜さん弱気ですか。分からなくなりましたね」

一騎当千、古今無双の男が岐阜暴威さんなのです。

更にエヌビディア決算直前、この男も弱気になります。


『天才米国株トレーダー』『セクターローションの魔術師』『半導体王』オレ的JINさん。
今の米国株の名声があるのは大昔に買ったエヌビディアのおかげです。
そのエヌビディアの功に報いる事無く、あろうことか一番苦境な時に裏切ろうとするこの姿勢!!


新興逆神集団を歴戦のツインタワー岐阜JINコンビが駆逐したのか、それとも逆神パワーを跳ね除ける未曾有のポテンシャルをエヌビディアが持っていたのかは分かりません。
言える事はエヌビディアの決算結果を受けて日経が超上がったということ。
2月22日中に史上最高値に行くのでは!?という期待が高まります。


しかし、このお祭りモードを邪魔せんとばかりに岐阜さんがポジティブポストを連発。
自分以外の人間が幸せになるのは許さねえ、という強い意思を感じます。


すると日経は開始すぐに値を下げ始めます。
岐阜さんの怨念が確実に株価に悪影響を及ぼしています。


最高値更新寸前での墜落。
せっかくここまで来たのにまた30年待たないといけないのかよ・・・と市場関係者が絶望し始める中、再び岐阜さんが動きます。


ついにきた!みんなの待ち望んでいた岐阜さん下目線!!

ここから日経は気合が入ったかのようにリバウンドを開始。
日銀からどれだけ金積まれてポストしたのでしょうか。なんにせよ、岐阜さんのこのポストが歴史的瞬間到来のプロローグとなったのです。

そしてついに・・・・・


念仏のように唱えられていた日経平均終値の史上最高値38915円をついに抜きました。
日経3万を超えた時も「すごい物を見てしまった!」って気持ちでしたが、ある意味それに匹敵する高揚感でした。


「くす玉は間に合えへん!」ですっかり有名になった岩井コスモ証券も小さなくす玉を調達してきてお祝いします。


次なるターゲットは真の史上最高値、つまりは場中に記録した38957円です。

前場が引けた後、日経平均CFD及び先物はグングンと値を伸ばし史上最高値どころか39000オーバー水準まで上昇します。誰が買ってんの!?



そして後場開始、日本の歴史上に残る瞬間がついに訪れました。



ついに日経平均株価、史上最高値更新。

悦びも束の間、そのまま未知の領域39000円まで突入します。
目の前でいくつもの快挙が矢継ぎ早に達成されていき、混乱してしまいます。


これも全て岐阜さんの暴落連発ポストによって達成されたようなものでしょう。
そのポストが発せられてから日経平均は異様に強く、底硬い動きを見せていたのですから。


5分足チャート 9:55の部分で岐阜さんが例のポストを



終値はなんと39098円。
史上最高値更新かつ初の39000円台とあり、速報が流れる大ニュースとなりました。

そうとなれば今まで投資していない一般層も興味を持つのは必然。
今年からの新NISA説明会に訪れた人数は驚異の17000人。どこかのコンサートですかね。


証券会社のコールセンターも問い合わせが殺到してパンク寸前な模様です。
丁度SBI証券に用があって電話をしたところ「お客様の推定待ち時間は35分です」と案内されて、結局1時間くらい経ってからオペレーターに繋がりました。


投資に関するセミナーならなんでも大盛況。
この状況でついに開催されるのが、パンローリング株式会社主催の『投資戦略EXPO 2024』です。


世間から絶大な人気を誇る井村俊哉・テスタコンビはもちろん『優待王』桐谷さんや『令和のユセフトルコ』エミン・ユルマズ先生、『ちんこのでかさはビール瓶並』『邪神』PANさんといった錚々たる講師陣が登場。



その中でひと際異彩を放つセミナーが「オレ的暴威軍の投資戦略」。
講師陣は岐阜暴威、オレ的JIN、そして保護者としてのKENさん。
2バカ1賢人のお馴染みトリオです。


昨年の投資戦略EXPO2023でも満席御礼になったゲテモノ講演。
今年は投資人気を反映してか予想外に早い段階で満員になってしまいました。すげえな!


しかし昨年私が聞いた感じ、投資の話についてはKENさんしかやっていませんでした。
岐阜さんとJINさんはひたすら互いをDISりながら、KENさんの投資話に「もっと簡単に説明してくれ!」と茶々を入れるだけ。なにしにきてんねんお前ら。

それでもJINさんは米国株の実績や恐怖貪欲指数の使い方、そしてセクターローションについて語れるからマシです。

問題は岐阜暴威さん。

本人は「話す事ないから逆立ちしてチン毛燃やすわ」などと犯罪予告していましたが、マジでそうせざるをえないくらいのネタ不足です。

健康だけが取り柄と言って数日後に睡眠不足による体調不良を訴える令和の無責任男G。本来であれば会場立ち入り禁止でしょう。



日経ロングしていれば勝てる状態で岐阜さんがポジって苦しんだのが原油と天然ガス。

世界経済を左右する重要なコモディティであることは間違いありませんが、残念ながら現在あまり話題のトレンドではありません。

岐阜さんが「原油や天然ガスの含み損で~」と言っても、講演に来てる人にはクリティカルヒットしないでしょう。


3月にはもう一個セミナーを控えている岐阜さん。

投資戦略EXPOで大失敗しようものなら、こちらのオファーもキャンセルされる事必至。

脳みそ絞り出して話題作ってくれないと、1100円の有料席買ってまで来てくれる来場者が嘆き悲しみますよ。